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IS-2 Mod. 1944 2016-08-09 16:00

1941年6月22日のバルバロッサ作戦の開始後、ソ連はドイツと戦争状態にありました。ドイツ軍は、T-34やKV-1などの新しいソ連の戦車との戦いに直面しました。KV-1重戦車は、当時のドイツの対戦車砲では事実上、貫通不可能でした。しかし、ソ連軍戦車の指揮官は、中戦車と重戦車での攻撃を連携させるのに多くの問題を抱えていました。これが理由で、1942年に新しい「世界の戦車」への取り組みが始まりました。

IS-2が前線に電車で到着

2つの戦車工場が設計案を提示した。チェリャビンスク戦車工場は、KV-13プロトタイプを届け出た一方で、ニジニ・タギル工場は、T-43戦車を開発しました。しかし、翌年のクルスクの戦いの後、優先順位が再びあがりました。以前のKV-1やKV-1Sの設計は、新しいパンターやティーガー戦車に対して不十分でした。当初、KV-85戦車は新型戦車が戦場に届くまでの一時しのぎとして生産されました。

しかし、T-34-85中戦車の導入されたことで、ソ連のエンジニアに新しい重戦車用の武装選択の再考を促しました。IS-1重戦車が同じ85mm砲を搭載した一方で、新しいIS-2はA-19榴弾砲の改造である122mm D-25-T砲を搭載しました。この理由は、IS-2は敵の防御を破るために使われる予定で、25kgの榴弾の弾頭はこの目的に非常に有効だったのでしょう。

1944年にIS-2は、その生存性を上げ、戦場での性能を改善するために設計された近代化計画を実行しました。改良型では車体前面を再設計し、以前のバージョンでは操縦士の視察孔があった場所に目に見える「ステップ」があったが、改良型ではこれを取り除きました。戦車長のハッチは、敵歩兵、軽車両や低空飛行中の航空機に対して使う目的でDshK重機関銃を取り付けることができる架台を搭載した。機関銃も、発射率を上げるために近代化された。これらの戦車は主に親衛重戦車旅団に配備され、赤軍の東ドイツやハンガリー侵攻に使われました。

IS-2 Mod. 1944のX線画像

ゲームではIS-2 mod. 1944は、ランクⅣのソ連戦車でバトルレーティングはすべてのゲームモードで6.7です。前身のIS-2と同じ武器を装備しています。アップグレードしたBR-471B APHEBC砲弾を使う122mm D-25-T戦車砲は、100mの距離から197mmの装甲を貫通することができます。また、IS-2 mod. 1944は、優れた防御装甲をしており、200mm以上の厚さの装甲と同等の効果を持たせるため、厚さ120mmの装甲板を60度の傾斜で取り付けています。IS-2は、重戦車には十分な機動力があり、最高速度は42km/hです。

しかし、IS-2 mod. 1944にも弱点がないわけではありません。砲塔前面の装甲は厚さがたったの100mmで、車体の正面に対して防御が低くなっています。3度という砲弾俯角は、射撃の照準をつけるのが難しくなりうる起伏のある地形での戦闘では、戦車の働きの妨げとなってしまう場合があります。重い2つからなる砲弾は装填時間の効率性を下げ、30秒近く長くかかりました。

IS-2 mod. 1944のプレイスタイルは、概ね正攻法を取ります。敵の防御を粉砕する目的で、突撃戦車として使用されるべきです。プレイヤーは、砲弾の効果を最大限に引き出すために、敵との距離は近くなるように努めなければなりません。また、装填時間の長さに驚く羽目にならないように、周囲に気を配り常に外を見るべきです。IS-2で戦闘する際には、敵の乏しい砲弾俯角を利用するように地形の利を活かしてください。IS-2 mod. 1944は、ソ連重戦車の頂点であるIS-3やIS-4Mへと導いてくれるでしょう。


著者:アダム・「BONKERS」・リジウィック