G-5級魚雷艇:小さな厄介者

第二次世界大戦時、最も広く製造されたソ連艇、G-5級魚雷艇をご紹介します。
 
 1928年、有名な航空機の設計者であるツポレフの指示のもと、G-5級魚雷艇の開発が始まりました。
 この小さく軽快な船は巨大な敵艦と戦うために作られました。
 G-5級魚雷艇の主な役割は敵艦に近づき、敵の甲板にある大砲で木っ端微塵にされる前に魚雷を2本発射し、すばやく退却することでした。
 
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 G-5はGAM-34と呼ばれた航空機エンジン AM-34を2台搭載し、艦艇として使用できるように特別に改造されました。
 一般的に、戦前のソ連においてこれらのエンジンは極めて需要が大きなものでした。
 『War Thunder』をプレイしているみなさまはTB-3やMBR-2といった航空機でこのエンジンをすでにご存知のことでしょう。
 SMKや試験用SU-100Y SPGにもほぼ同じエンジンが搭載されています。
 G-5はこの2つのエンジンの伝動機構によって、51ノット(時速94km以上)の速度に到達することができました。
 船の全長は19メートル強しかなく、搭乗員もたったの6人でした。
 DShK機関銃以外には大砲も装備していませんでした。
 小さなG-5の主な火力は魚雷発射台にある2本の53-38口径533mmの魚雷でした。
 この魚雷は前方に発射されるのではなく、G-5の後部から船の進行方向に向けて放たれます。
 自身の魚雷の軌道から抜け出すには、発射後すぐに船の向きを変えなくてはなりませんでした。
 
 300を越すG-5級魚雷艇が生産され、魚雷艇は敵艦との戦闘に限って力を発揮したわけではなく、
 支援艇や上陸用舟艇としても広く使われ、第二次世界大戦中、生産が続けられました。
 G-5級魚雷艇の職務に就いた士官と水兵はその勇敢さを称えられ、ソ連邦英雄などのいくつもの賞が贈られました。
 
 
 『War Thunder』では、G-5級魚雷艇はソ連海軍の開発ツリーに予備艦艇として追加されます。
 この小さな艇は敵の射撃に弱く、装備は他の艦艇を迅速かつ効率的に破壊するには不十分です。
 しかし、それは重要ではありません。
 重要なのはすばやく動き回り、魚雷を直撃させることです!
 183型魚雷艇と全く同じ魚雷が使用されているので、この魚雷があれば戦場のどんな敵でも排除することができるでしょう。
 ランクⅠのバトルではG-5の小さな「同期生」たちを心配する必要などありません。
 
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 まもなく『War Thunder』の大海での戦いに小さくとも危険なG-5が登場します。
 海戦のクローズドβのすべての参加者が使用可能になります。
 今すぐ海戦に参加しましょう! 
 The War Thunder Team!
 
                    