九七式中戦車 チハ:陸軍の希望

日本の戦車といえば、第二次世界大戦において、日本で2番目に多く製造された戦車を忘れることはできません。
九七式中戦車 チハをご覧ください!

IgroMir 2016で、47mm砲を搭載したチハの派生型をご紹介しましたが、もちろん基本型も見逃すつもりはありません。
第二次世界大戦中、日本の戦車のなかで2番目に多く製造された戦車であるだけになおさらです。
さらに、九七式中戦車 チハは多くの派生型を開発する上で土台としても役立ちました。
(『War Thunder』でもその派生型の多くが日本の装甲車両の開発ツリーに取り入れられる予定です)
この戦車の車体や部品は自走砲、修理回収車両、作業車両、特殊車両の製造に利用されました。
つまり、九七式中戦車は本当に特別なのです!






さて、難しい話は抜きにして、初期シリーズの九七式中戦車 チハをご紹介しましょう。
この戦車の背景にあるアイデアは満州と中国における軍事作戦で戦車を利用した経験をもとに生まれました。
その作戦で、日本の戦車は当時最新とされていた装甲車両の要件を満たしていないことが明らかになりました。
陸軍はより速く、さらに防御の整った優秀な装甲をもつ戦車を必要としていました。
満州と中国での戦闘を分析した結果を踏まえ、軍は日本の戦車設計者によって提案されている
開発中のいくつかの計画の中から戦車を選択せざるを得ませんでした。
中戦車(日本の分類による)チハが最も出来がよいと思われました。
チハは1937年に配備され、1938年には限られた数がノモンハン事件に参戦しました。
最後の全面戦争でもこの戦車は同時代の敵には依然敵わないことが証明されましたが、
1937年から1943年にかけてこのシリーズの戦車が2,000台以上製造されました。






『War Thunder』の中で、九七式戦車チハは日本車長が最初に馴染む中戦車の一つになるでしょう。
この戦車の装甲は最大25mmと日本の軽戦車と比較すればしっかりとしたものです。
また、砲身の短い57mmの戦車砲(九七式五糎七戦車砲)と2挺の機関銃を搭載しています。
九七式中戦車の戦車砲の弾道はゲーム内の同程度の口径の武器とは異なる興味深いものです。
射距離が非常に短いため、中距離からの発砲でさえ、司令官は比較的大きな仰角の調整をしなくてはなりません。






例えば、障害物のない近距離では攻撃機会は非常に広がります。
主砲には徹甲榴弾と榴弾が装備されています。
このような口径の砲弾を効果的な対戦車兵器というのは難しいですが、
徹甲榴弾が貫通すれば大きなダメージを与えることができます。
なぜならば、日本軍は57mmの砲弾1発に約100グラムのTNT(トリニトロトルエン)をどうにか詰め込むことに成功したからです!






九七式中戦車 チハは日本の戦車設計の歴史において重要な車両となっています。
『War Thunder』でこの戦車が日本の装甲車両の開発ツリーに登場するのは当然のことでしょう。
最新情報にご注目ください。
日本の戦車を率いて戦闘に挑む最初の1人となりましょう!



The War Thunder Team!

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