想像を絶する速さ:M18 ヘルキャット

駆逐戦車M18ヘルキャットは、第二次世界大戦時に製造されたなかでも最も優秀かつ破壊的な駆逐戦車の一つと考えられています。
45発の砲弾を格納できる強力なM1戦車砲を搭載しており、
熟練のプレイヤーが操作する非常に頑丈な装甲が施された車両をも撃破することができます。
この戦車の最高速度は一般道路上でもオフロードでもかなりの速さを誇ります。
ゲーム内では最速の戦車の1つであり、その速度が敵に対する最大の利点となります。






薄い装甲設計のおかげで、この速度が可能となっただけでなく、高性能航空機エンジンを搭載することで、高い出力重量比と操作性が実現できました。
ライト R-975エンジンの使用で、この手の車両としては優れた性能を発揮できるようになっただけでなく、修理も楽になりました。
エンジンの取り付けにはスチールローラが用いられていたので、整備員は容易にエンジンを変速装置から切り離すことができたのです。
M18ヘルキャットは、太平洋、ヨーロッパ、朝鮮、中国、ビルマ、インドで使用されました。
特に第二次世界大戦の最も有名で重要な闘いの一つである「バルジの戦い」に参戦したことで知られています。

アメリカ合衆国武器省は提案書を出し、新しい「高速駆逐戦車」の開発を求めました。
彼らの提案書では、新しい戦車は、高性能で、大量生産が可能なものであり、
前線のいかなる場所にでも迅速に配置することのできるものでなければならないと述べられていました。
そして、開発の結果、戦車は、より小さく、軽く、扱いやすくなりました。
さらに、76mm砲搭載型シャーマンと同じ戦車砲を搭載しているにもかかわらず、速度もM10と比べて格段に速いものでした。
この戦車の主な目標は戦車の破壊と歩兵、防衛、攻撃拠点の保全の支援でした。
生産終了までに、合計2,507両が製造されました。





M18ヘルキャットの類まれなデザインは実に美しいものです!
War Thunderでは、外観も性能面も、可能な限り歴史上の戦車と一致するよう忠実に再現されています。
画像をクリックすると最大解像度でご覧いただけます。



M18 ヘルキャットを使用する際は、そのスピードを生かして、こちらの動きを予測していない、強力な大砲を備えた戦車たちを迎え撃ちましょう。
M18はAPCBC弾からAPCR弾まで様々な種類の弾薬を装備することができます。
さらに、搭乗員や内部部品 (エンジン、弾薬庫、砲塔の継ぎ目など)のような
致命的な部分に狙いをつけて戦車を素早く撃破し、動作を停止させることも可能です。
奇襲の能力を生かす最良の方法は、姿を隠し、適切なカモフラージュと地形を巧く利用することです。
丘陵に富んだマップをプレイすると、その場で対峙することになるであろう重戦車や中戦車とは異なり、
M18は急勾配の丘であっても何の問題もなく克服することができるはずです。

やや高低差のある地形上でプレイするときには、中距離から長距離で、敵を狙い、正確なヒットを獲得することができます。
しかし、命中を獲得するには砲弾の落下を補う必要があります。
近距離から個人攻撃を加えることも可能です。猛禽類のように敵に忍び寄り、1人1人狙い撃ちしてください。
また、軽装甲であるがゆえに、敵からの砲撃が問題となります。これが、M18最大の欠点だと考える人も多いかもしれません。
そのため、敵に見つかった場合には、その速度と操作性を生かして、敵をすばやくかわし、その場から退避してください。






搭乗員のスキルや戦車の操縦能力は大変重要です。
搭乗員のスキルや戦車の経験値を高めれば高めるほど、その戦車でよりよい性能を発揮することができます。
スキルの中でも重要なのは、修理速度、リロード速度の拡大、そして操縦の安定です。

ヘルキャットは、第二次世界大戦を含む数多の紛争に配備されるなかで、
装甲兵員輸送車、榴弾砲、水陸両用型といった要求を満たすため、多様な設計や派生型が展開されました。
そして、M36GMCの砲塔をそのまま搭載した伝説的なスーパーヘルキャットという派生型も生まれています。
ヘルキャットは、戦後も、中国、西ドイツ、台湾、ユーゴスラビアといった複数の国で軍務に就いてきました。
ユーゴスラビアはヘルキャットを軍務に使用した最後の国です。
この戦車は1990年代後半に第一線から退役しましたが、今でも予備役戦車として使用されています。

The War Thunder Team

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