センチュリオン Mk I:新時代の戦車

センチュリオン Mk Iは、イギリスが新しい時代の戦車として製造を試みた第一世代の中戦車でした。
本日は、War Thunderに登場する優れた戦車の先駆者をご紹介いたします。



第二次世界大戦に巻き込まれた全国家は戦闘でかけがえのない経験を積み、その経験は戦後の設計と軍事技術の開発に重大な影響を及ぼしました。
イギリスのエンジニアも例外ではありません。
イギリスは、戦後初めて開発した戦車で、旧式の戦車の分類(巡航戦車と歩兵戦車)から抜け出すことを目指していました。
1943年には新たなプロジェクトへの取り組みが始まり、両戦車の最も優れた機能を兼ね備えた戦車の開発が行われました。
その結果生まれたのがセンチュリオン Mk Iです。
センチュリオン Mk Iは、イギリス最初の中戦車であり、様々な新型装甲車両の先駆者となりました。






最初のセンチュリオンは1946年から1948年にかけて100輌が製造されました。
この戦車の装甲は、第二次世界大戦時代の巡航戦車と比較すると、大幅に改良されていました。
車体上下の装甲板は厚さ76mmとなり、それぞれ急傾斜が設けられました。
また、砲塔の装甲は前面が鋳造製、後面にかけて溶接式となっています。
厚さは前面が最大127mm、側面が89mmです。
戦車の武装には口径76.2mmのオードナンス QF 17ポンド砲 Mk 6が選ばれました。
この対戦車砲は、終戦直後の時期に、イギリス軍での新たなスタンダードとなった火砲です。
重装甲と約42.5トンにおよぶ総重量のために、センチュリオンは、速度の面ではコメット巡航戦車に適うことはなく、
事実、同分類の戦車と比べても遅いものでした。






War Thunderでは、センチュリオン Mk Iはイギリスの装甲車両の研究ツリーに、FV4202の前のランクⅣの車両として登場します。
最初のセンチュリオンは中戦車の研究を進める戦車兵に新風をもたらすでしょう。
イギリスの中戦車としては初めて、「まともな装甲」を持ち、車両の正面に敵の攻撃を受けても持ちこたえられる可能性を持って
戦車戦に挑むことができるものとなります。
装甲が強化された代わりに、速度と機動性が低くなっています。
センチュリオンの砲塔の回転は非常に俊敏かつ滑らかで、照尺角は-12/+20度です。
有名な17ポンド砲は、ランクⅢの敵であれば、多くを簡単に片付けることができていました。
しかし、正確性と危険性はこれまでと変わらないものの、ランクⅣの敵に対してはそれほど効果的ではありません。
全体的にみると、火力はセンチュリオン Mk 3ほどではないにせよ、十分すぎるほどに役立ちます。
Mk 3になると、より高い火力、優れた装甲、強力なエンジンを備えています。






速度が遅いので、センチュリオン Mk Iは戦場では一方向にのみ移動することとなるでしょう。
センチュリオンは、防御だけでなく、定位置での攻撃でも役に立ちます。
側面に警戒し、頑丈な鋳造製の前面をもって敵と真っ正面から向かい合えば、戦車の神がきっとあなたに微笑みます!

センチュリオン Mk.Iは、次回の大型アップデートで追加予定です。今後もお知らせにご注目ください!



The War Thunder Team