開発者たちがお答えします! in JAPAN 「テーマ:90式戦車」

日本の『War Thunder』プレイヤーの皆さまへ

 

日本で親しまれている陸上自衛隊「90式戦車」につきましては、実装時より非常に高い関心をお寄せいただき誠にありがとうございます!

DMM GAMESでは、必要情報を補足の上、開発会社のGaijin Entertainment.へ懸命にフィードバックし、繰り返し確認を求め続けたところ、
特別にGaijin Entertainment.が90式戦車に関する日本の皆さまからの質問に公式回答いただく機会を設けていただきました。

今回2018年6月26日(火)から7月8日(日)まで公式Twitterアカウント告知ツイートへのリプライまたはお問い合わせ窓口
お送りいただきました質問内容を集計させていただき、Gaijin Entertainment.より回答いただきましたので、公開いたします!

なお、質問及び回答はDMM GAMESの『War Thunder』日本サービス2周年記念スペシャル企画第二弾
『陸上自衛隊「90式戦車」実弾射撃演習取材』前でありましたこと予めご了承ください。

 

それでは、開発者たちがお答えします!


 

Q. 砲弾について、JM12A1はHEATFSではなく、HEAT-MPではないでしょうか?

 

A. ゲーム内での発射体の種類は命名規則に従っています。(元々120㎜砲に高爆発性の弾薬がなく、代わりにHEAT弾を使うしか方法がなかったため、)HEAT-MP(MultiPurpose)という略語は多目的という意味を指しています。 構造的にHEAT-MPはHEATFSと同種類の弾薬を指し、すなわちHEAT stabilized fins「翼安定式対戦車榴弾」です。つまり、ゲーム内ではこれが正確でしょう。

 


 

Q. まずは90式を追加して頂きありがとうございます。エンジン音ですがWarthunder内の90式のエンジン音は確かに今までの車両に使われていた汎用エンジン音よりもリアルに近いですが実車と比べるとやはり違う感じがします。簡単に改善出来るものでは無いと思いますが改善して頂ければと思います。
(願わくば90式だけでなくSTB、74式、87式のエンジン音も改善して頂けると幸いです。)

 

A. 該当車両の高音質なサウンドを入手できた場合、ゲーム内に実装します。
(※注釈:DMM GAMESは7月17日・18日に北海道第7師団第72戦車連隊及び第73戦車連隊の実弾射撃演習へ取材し、陸上自衛隊「90式戦車」のサウンド収録を敢行せり)

 


 

Q. ゲーム内の油圧サスペンションと実車の油圧サスペンションの角度がだいぶ違うように感じるのはなぜでしょうか。

 

A. 今後修正する予定です。



 

Q. 90式戦車は前進4速、後進2速ではないですか?

 

A. 現時点でゲーム内のギア数は、トルクコンバータの操作に似た機構で、ゲーム従来の仕組みを利用しています。質問のような変速機をより詳細に再現可能なエミュレーションが用意出来るまで、現状は意図された通りの挙動です。

 


 

Q. X線などで車内レイアウトに機械関係が表示されないのはなぜでしょうか。
(各機械にも多少なりの厚みによる防御力は有しているはずなのですが)

 

A. 現状、車内の装備はダメージモデルに影響が及ぶ小さな破片にしか防御効果を発揮しません。

 


 

Q. 90式戦車の操縦手が本来の位置より横たわっています。YouTubeなどにもあるように90式戦車の操縦手はM1と違い、直角に座っている。変更する予定はありますか?

 

A. 搭乗員の位置はおよその配置を表示しています。さらに、ゲーム内の搭乗員の姿勢は変化しないので、X-rayモードで全ての姿勢を再現することは不可能です。



 

Q. 今回のアップデートでの90式戦車の実装誠に有難うございます、ガイジンエンターテイメントとdmmには感謝の言葉しか出ません。 さて、今回のアップデートでの90式戦車ですが、90式戦車開発時の耐弾試験に関する情報(※注釈:DMMからも過去に情報提供済)から考えるに砲塔と車体正面装甲が史実と異なる仕様です。 フォーラムからの指摘で知っているとは思いますが、どのような基準で装甲を設定されているのでしょうか?

 

A. まず第一にご提供いただいた試験情報は研究的によく知られた二次ソースからもので、不正確で誤りが含まれる可能性があります。
第二に衝撃速度の特定無しに砲弾が発射された距離のみで議論することは無意味です。戦車における耐弾試験の多くは、試験用の装甲から割と近い距離で行われることが大半です。砲弾の必要な貫通力は装薬内の火薬の種類によって調整可能で、想定の発射距離を作り上げることが出来ます。

したがって、正確な衝撃速度を明確にしないまま250m先の砲撃を耐えたという主張は、250mの砲撃に耐えるのに値する防御力だけを意味します(※訳注:衝撃速度によっては貫通するということ)。例えば、ゲーム内で90式戦車はおよそ3000mから自身の装弾筒付翼安定徹甲弾JM33の衝撃に耐えることが出来ます。これは先ほど述べたことと矛盾していません(※訳注:250mでも3000mでも耐えたという事実に変わりはなく、貫通するか否かを決めるのは衝撃速度ということ)。

HEAT発射体の場合、距離と衝撃速度は関係ありませんが、ゲーム内では砲塔の前面装甲はおよそ600㎜の耐久値があります。実際に衝撃が加わる際、装甲の抵抗力は例として挙げることが出来ないため、1発に限定されるべきではないことも理解する必要があります。


比較用 - T90の砲塔右側面へ縮射用弾薬により発射された3発が確認できる



スウェーデンで行われた耐弾試験に関する発表でM1A2に類似の砲塔へ縮射口径による2発とHEAT弾2発



ドイツ連邦共和国で耐弾試験が行われたT-72M1の砲塔

 


 

Q. 第二次大戦中の車輛に「防盾」を抜かれる性能で防衛庁が制式採用するのは疑問に思います。

 

A. どの戦車もクライアントとデザイナーが現実の制約(重量、サイズ、経済と開発能力など)を考慮した結果、妥協した産物です。全ての現行戦車の装甲設計では、古典的な戦車レイアウトの使用によって排除できない装甲の開口部があります。戦車の防盾や砲塔基部周辺は脆弱な箇所です。

そして、多くは第二次世界大戦の強力な弾薬によって貫通されることがありえます。したがって、防盾や砲塔基部のサイズを減らすか完全に排除することで、砲塔を貫通させにくくします。(チーフテン/チャレンジャー)

しかし、主砲の根本付近は最大防御値と同等の能力はありません。レオパルト2と90式戦車のような広い範囲が防盾の場合、厚い装甲を設置することは不可能になります。なぜならば、厚いかつ高密度の装甲を付けた場合、主砲の安定性を維持することが難しくなるからです。



上の図はソビエト連邦の戦車砲塔の防御値を評定する例(ソビエトによる分析)で、陰影がない場所のみ自身の125㎜砲でも貫通できない最大の防御値を有し、その他の場所の防御値は一段と低いです。例えば、右側の図は土台がない将来的な戦車で、脆弱な箇所は著しく少ないです。

 


 

Q. 複合装甲の形状について、砲塔上面の溶接跡などをもとにしたよく知られた推測とは全く異なります。
これは修正される予定はあるのでしょうか?

複合装甲は砲塔前部側面に及び、車体下部に複合装甲があると広く認識されています。

 

A. 入手した戦車の外部と内部の写真を分析した結果、不正確だと判断します。下の画像は複合装甲の場所が一致しています。画像の中で我々の見解を証明してくれるものがあります。



砲塔の左側面に見えるように複合装甲の場所は物理的に不可能で、設置できる場所がありません。



なお、私たちは将来的に新しい資料や本物の戦車の計測情報が提示された場合、戦車のモデルを変更する可能性はあります。

 


 

Q. 90式戦車の装甲についてどのような資料に基づき設定されたのか、
情報元を開示してください。

 

A. 現代の戦車、特に日本の戦車における装甲に関しての資料は、現代兵器の中でも最高機密情報の一つで、私たちは現在この種の公式文書を持ち合わせていません。戦車の防御値は写真分析や二次ソース(科学的に有名な雑誌や研究論文)に最近スウェーデンで発表された他の似たような戦車で入手可能な調査資料に基づき再構成されたものです。

Stridsfordon_idag_och_imorgonが初めてレオパルド2A4戦車の予想防御値をスウェーデンテンダー(Swedish tender)で発表しました。

 


 

Q. Gaijin社は将来的に90式第一次試作車と第二次試作車を実装する予定はありますか。

 

A. ゲーム内での試作タイプの適切な役割を見つけることが出来れば、私たちは検討することが出来るでしょう。

 


 

Q. 今後、90式以降の日本の地上車両を実装する計画はありますか。

 

A. 告知をお待ちください。

 


 

たくさんの質問をお送りいただきありがとうございました。全ての質問を取り上げることは出来ませんでしたが、いかがでしたでしょうか!

DMM GAMESが敢行した『陸上自衛隊「90式戦車」実弾射撃演習取材』にて、新しい90式戦車のデータや隊員の方々より貴重な情報を
入手することが出来ましたので、公開の準備が整うようになるまでもうしばらくお待ちください。

リアルな日本の陸上自衛隊「90式戦車」の再現を目指し、『War Thunder』運営チームは努力して参りますので、
今後とも『War Thunder』をよろしくお願いいたします。

 

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