「世界大戦モード」:開発インタビュー

『War Thunder』プレイヤーの皆さま、待望の世界大戦モードが遂にゲームに実装されます!

 

『War Thunder』のwikiページ(※リンク先は英語表記です)でこのゲームモードのメカニクスについての詳細を

ご確認いただくことはできますが、プレイヤーの皆さまと一緒に数々のテストに参加したゲームデザイナーであり、

新しいゲームモードの立案者でもあるDmitry Gordeev とのインタビューを通して、

世界大戦モードに関して基本的な内容から最も重要かつ興味深い特徴まで詳しくお話していこうと思います。

 

 

— どうもDmitry さん。どうして世界大戦モードを開発しようと思ったのか教えていただけますか?

 

やぁ皆さん。他の類似するゲームでもよく見られる囲われた枠の中で対戦し、一試合ごとの勝敗でゲームが終わることなく、

プレイヤーの皆さまが実際に起こった歴史的な軍事作戦の中で、自身が英雄のように感じることができる歴史的ゲームモードが必要となることは、

『War Thunder』がリリースされた当初から明白なことでした。

 

その一方で、歴史的戦闘は参加ハードルが高く、両軍同士が極端に異なる状況下で、

異なる作戦目標や利用可能な兵器で戦闘を繰り広げる可能性があります。

しかし、両軍同士がこうした戦闘で勝つための戦う方法はそれぞれ異なるため、

このような仕組みは古典的なランダムバトルでは適切ではありません。

同時に、世界大戦の戦闘は完璧な任務遂行による勝利といった重要な目標と密接に繋がっています。

このゲームモードの予測不能な状況や、複雑な戦況、ユニークな内容が

皆さまが世界大戦を経験する上でとても重要な特徴となってくることでしょう。

 


 

— この新しいゲームモードの機能について更に詳しく教えてください。

 

このゲームモードはかなり大規模なものです。初めに、私たちは世界大戦モード専用のエンジンを制作しました。

プレイヤーの皆さまは、戦争の歴史上様々な戦闘の1ページであるシナリオ(※リンク先は英語表記です)を経験することができます。

プレイヤーの皆さまは、実世界のワールドマップ(世界地図)で自身の軍隊を指揮し、別々の戦闘に従事し、

進行中の作戦において戦況に影響を与え、歴史をそのまま繰り返すか、大幅に変えることも可能です。

 

世界大戦モードは、シーズンで構成されます。今後異なる年に起きた歴史的出来事、

実際にあった兵器や任務が異なる新しいシナリオを紹介する予定です。

シーズンの最後には、最も活躍した部隊とプレイヤーはシーズンごとに素晴らしい報酬を受け取ることが可能です。

 

作戦における配置状況は、開始の時点では戦場で対立する両軍の歴史的事実に基づいたものですが、

途中経過はプレイヤー次第で変化し、結果は予測不可能です。

 


 

— このゲームモードのシナリオではどのようなことが起きますか?

 

上記でも言及したように、シナリオは第二次世界大戦中に実際に行われた過去の戦闘をもとに作成されています。

各シナリオには、部隊が配置された現実世界をもとにした世界地図が含まれています。

そしてこの地図に存在する部隊は各シナリオの歴史的に登場した兵器と共に戦闘に参加し、

指揮官の皆さまはこれらの部隊からなる軍隊を指揮することができます。

プレイヤーはそのシナリオに存在する軍の一方に所属し、歴史的に起こった出来事をプレイ、改変、

または、歴史学者によって記録された戦術での失敗を修正することができます。

部隊の指揮官は世界地図のマップ画面から開始します。このマップのメカニクスは通常のバトルモードと類似したものとなります。

このバトルでは、部隊の戦闘員だけではなく、対立するどちらの側で戦うか適切なバトルを選択した全てのプレイヤーが参戦します。

 

 


 

— 参加プレイヤーに対してこれらの戦闘はどのようなもとなりますか?

 

技術的にこれらのバトルは、プレイヤーにとって既に馴染みあるものではありますが、

作戦の種類と目標は戦闘の初めに対立する軍隊、兵器、軍隊の状態、武器や、軍事衝突が起こる場所によって、変化します。

 


 

— 例をお聞かせいただけますか?

 

例えば、攻撃側の空軍部隊が地上部隊を攻撃するとしましょう。

空軍部隊の目標は地上車両部隊を攻撃することであり、

防衛側は自走式対空砲を使用し、空からの攻撃に対抗します。

 

同時に防御側の地上部隊の戦車が相手の要所を攻撃することにより、敵味方入り乱れ、橋頭堡を築き、

攻撃側の目標達成をより困難なものにします。

戦場にはすでに用意された配置が存在し(ゲームモードプレイ時に確認可能)、攻撃側には目標を迅速に達成することが求められます。

このバトルに参加している戦闘機を補助するために、

攻撃側の指揮官は攻撃機(航空機)を戦闘へと送らなければなりません。

攻撃側のプレイヤーはこの攻撃機を戦闘ですぐに使用することができます。

 

多数の選択肢が戦闘には存在します!私たちはミッションに関するwikiページを準備しましたが、基本的に各戦闘は小規模な世界大戦となります。

 

 

 

 


 

— 世界大戦モードはとてもスケールが大きく興味深いモードですが、今後どのようにこのモードの開発を進めるつもりですか?

 

当然、新しいシナリオ(※リンク先は英語表記です)や報酬を追加することや、さらに多くのミッションを実装、

プレイヤーの皆さまの世界大戦モードに関するご意見やご提案に耳を傾けこのゲームモードの開発を進めていきたいと考えています。

 

今後、海軍も世界大戦モードに追加される可能性があり、戦後のシナリオや、代わりの歴史をベースにした興味深いシナリオなども、

適切とみなされた場合は作成するかもしれません。

 


 

— 世界大戦モードで他に教えていただけることはありますか?

 

お伝えするべき重要な内容の1つは、皆さまの協力がなかったら、世界大戦モードの実装が延期されたかもしれないということです。

部隊全体と各プレイヤーの皆さまが、私たちがこのゲームモードを開発する上で、

長期にわたるテストや実際にアイデアの共有をしていただき、開発に貢献していただけました。

 


 

Gaijin社のゲームデザイナーであり世界大戦モードの開発者でもある Dmitry Gordeev に大変貴重なお話しをしていただいたことに感謝します。

 

 

 

   

 

今後の記事で世界大戦モードの シナリオ(※リンク先は英語表記です)についてご紹介する予定ですが、

『War Thunder』の wikiページ(※リンク先は英語表記です)にて多数の情報をご確認いただくことが可能です。

 

CBT参加者の皆さま、数々のご支援をいただきありがとうございます!皆さまのゲームに対する貢献は本当に計り知れないものです。