開発者たちがお答えします!
親愛なるプレイヤーの皆さまへ
Q&Aについて、再び『War Thunder』プロデューサーのヴィヤチェスラフ・ブラーニコフと一緒にお答えします!
航空機
Q. 大型アップデート「スターファイターズ(Starfighters)」が実施された時、マッハ2の速度を誇るF-104AおよびF-104Cのモデルは
BR(バトルレーティング)が9.7であったため、超音速機でない航空機にも定期的に直面することがありました。
最新のBRに関するアップデートでは、これらの航空機のBRを10.0に増加することで修正が行われましたが、
それと同時に同じくらい強力なライトニング F.6のBRが9.7に減少しました。
これにより、8.7から9.7のBRを持つ航空機だけを相手取るため、簡単にそれらを打ち負かすことができます。
なぜこのような変更が行われたのですか?
こちらのBRを10.0に戻し、マッハ2の速度を誇るすべての超音速機のBRが9.7以上になるように再検討してくれませんか?
A. どちらも同様に、ゲーム内の航空機の統計と効率が理由です。
F-104の場合はそれらが最大値を上回り、ライトニングの場合は思いのほか低かった。
マッハ2に達する能力(通常は高高度で、『War Thunder』のバトルでは有用とは言えません)があるからといって、
一定水準のBRが保証されるとは限りません。あくまでも航空機の数ある特徴の一つに過ぎないのです。
Q. 地上車両は最近BR(バトルレーティング)が10.7まで拡大されましたが、同じように航空機でのBRの拡大はいつ頃になるでしょうか。
初期の超音速機から後期の超音速機も同様に、対抗機を持つジェット機から対抗機を持たないジェット機まで幅を広げる手助けとなるでしょう。
A. 端的に言うと、拡大が必要かつ可能になった時です。より詳細をお答えすると、何度もお伝えしている通り私たちは
BR(バトルレーティング)の範囲拡大については常に極めて慎重であり、それは統計に基づいて行われています。
加えて、横並びの構成や待機時間の増加などによりバトルがつまらなくなるリスクが多くあるという点から、
バランス面での「利点」は明らかではありません。
Q. トップランクにおける飛行場での防空について、地対空ミサイルに1~2ポイントを追加するのは良い提案だと思いました。
今のところ800km/h以上に到達可能な超音速ジェット機は、最小限のダメージで飛行場の航空機を蹴散らし離脱することが可能です。
飛行場の対空ダメージと対空精度を上げることはあまり良くないとは思いますが、そうすることで敵機は機動飛行で攻撃を回避するため、
対空ミサイルが決定的なものになります。そして結果的に、着陸した航空機に生存のチャンスを与えることができるので
最適と言えるのではないでしょうか。
A. これは難しい質問です。AIはより明確なゲームタスクをゲーム内に有しています。
第一に、AIの目的は(特に1発の攻撃では)撃墜することではなく、制限区域への立入りを警告することです。
敵機がこの区域に一定時間滞在し初めて、対空攻撃が致命的なダメージを与えて結果的に敵を撃墜します。
ある意味ミサイルはこの役割において砲撃より有利ですが、不利な点もあります。
しかし時が経てば、ゲーム内におけるジェット機の能力の向上により、AIにミサイル兵器を導入せざるを得なくなるのではと考えます。
現時点では導入予定はなく、今後必ず導入するという保証もできません。
地上車両
Q. 砲弾のアンロックの位置について見直しは行われていますか?不平等な配分の例として、ルクレールや90式戦車が挙げられます。
これらの戦車は最近調整されたDM12弾を使用して、ランクIVの強力なAPFSDS弾(装弾筒付翼安定徹甲弾)をアンロックしなければなりません。
比較対象となる戦車では低ランクでAPFSDS弾をアンロックできたり、戦車を購入した時点でAPFSDS弾(装弾筒付翼安定徹甲弾)が
使用可能になっていたりします。
A. はい、見直しを検討しています。デフォルトでHEAT弾(対戦車榴弾)を備えているランクVIとランクVIIの車両の見直しを行う予定です。
Q. M1およびIPM1用のM833弾、チャレンジャー1 Mk.3用のL26弾、チャレンジャー 2用のL27弾の実装についてはそれぞれ検討されていますか?
A. IPM1にM833弾を追加する予定です。
イギリスのチャレンジャー1 Mk.3とチャレンジャー2については、統計が示す限りまだ新しい弾薬は必要ありません。
戦車シミュレーターバトル
Q. シミュレーターバトルにおいて、同じ車両同士で対戦してしまう問題を解消するために
戦車戦のラインナップ構成を改善する予定はありますか。
A. 技術的に言うと、1つの国家の地上車両を同時に2つのチームで戦わせることは不可能です。現在は味方の位置を参照できる機能があるため、
目の前に味方がいるか敵がいるかを判断することができます。さらに、異なる国家の車両は異なるカモフラージュを持っており、
イタリアの戦車の場合は、車両の所有者を判断するのに役立つ追加の識別マークもあります。
特定のゲーム内国家のツリーを研究しているプレイヤーが単にシミュレーターバトルモードで遊ぶ機会を失うことになるため、
セットアップから類似した車両を削除する予定はありません。
Q. 以前のシミュレーターバトルモードはいつ戻ってきますか?またRP(リサーチポイント)のテストはいつ完了しますか?
A. 新しいRPシステムは正常に機能しています。このモードはより一般的になり、今後も継続する予定です。
実際にテストは完了していますが、すべての車両のセットアップに対する勝率の調整に現在取り組んでいます。
Q. 混合戦シミュレーターバトルにRPモードが実装されたのはなぜですか?明らかに車両のセットアップのバランスが崩れています。
A. セットアップのバランス調整については常に作業が進められており、
新しい兵器の追加や、これまでの兵器への新しい武器の追加が終わらない限り完了しません。
大型アップデートの度に、勝率に影響を与える新しい戦車や航空機が導入されます。
そして、特定の種類の兵器を失った後、より状況に適した別の兵器を選択することができるため、
RPリスポーンのシステムは統計的な観点だけではなく、ゲームプレイの「バランス」を改善することを目的としています。
同時にリスポーンのコストを変更することで、一部の車両の勝率への影響を減少できます。
Q. すべてのシミュレーターバトルのセットアップでテストが行われているのはなぜですか?
A. RPシステムは、勝率の変化データを可能な限り早く受信して私たちが素早く対応できるようすべてのセットアップに実装されています。
また、すべてのセットアップでRPシステムを同時に有効にすることで、新旧のシミュレーターバトルモード間の変化を分析するため
の正確なデータを取得できます。
Q. 前回のテストセッションからの変更を加えず、以前のフィードバックを考慮せずに新システムを実装したのはなぜですか?
A. 現在のシステムを開発する時に、前回のプレイヤーテストからのフィードバックだけでなく、
この形式に対するプレイヤーの関心を示す統計やオンラインデータも使用しました。
バトルの回数は、以前のリスポーンシステムの時よりも僅かに多くなっています。
前回のテストでは、このモードはRPによるリスポーンだけでなく、ミニマップ上の味方のマーカーにも基づいていました。
この変更は、チームの相互作用としてではなく、チームキラーへの対策であると認識したプレイヤーから多くの批判を集めました。
同時に私たちは、これがこのモードの弱点の一つであると考えており、リスポーンする時にプレイヤーはどこでバトルが行われ、
どのような戦術を駆使し、どのエリアで自分が最も役に立てるかを把握できなくなってしまうからです。
ミニマップにマーカーを追加しても、敵兵器の識別がより簡単で迅速に行えるようにはなりません。
しかし、これによってチームの役立つ存在になることができます。
Q. 一部のトップランクのセットアップでは重戦車のコストが中程度になっていて、
フェルディナンドなどの一部のSPG(自走砲)が重戦車と同等のコストになっているのはなぜですか?
A. トップランクのセットアップでは、重戦車のリスポーンに掛かるコストは中戦車やMBT(主力戦車)と同等になっており、
これは重戦車が中ランクと同等のあらゆる種類の砲弾に対する防御を提供しなくなったためです。
これは8_2_2および9_2のセットアップに該当します。
8_2のセットアップについては、勝率を向上させるためにリスポーンコストを450HPに戻しました。
同時に、いくつかの兵器ではリスポーンコストが増加する可能性があります。
例えば、フェルディナンドは砲塔を有していないものの装甲は優れており、
そのランクではほとんどの戦車から身を守ることができるため、重戦車と同等とされています。
これはセットアップ内で最も効率が高く、バトルに不均衡をもたらしたシャーマンジャンボと同様です。
Q. RPを消費せずに、飛行場の航空機やヘリコプターの搭載武器を変更できないのはなぜですか?
A. RPを消費することなく搭載武器を切り替えると、プレイヤーは無限にリスポーンし、
他のプレイヤーのゲームプレイを台無しにする可能性があります。
兵器を手放すことは兵器を失うことと同じであるため、これによりすべてのプレイヤーは
バトル開始前に均等な値のRPを持つことになり、プレイヤーは敵と対峙する回数を考慮した上で
計画を立ててバトルに参加できるようになりました。
ヘリコプター
Q. アパッチに搭載されているロングボウ・ヘルファイアの状況を教えていただけますか?
これらは「ファイア・アンド・フォーゲット(撃ち放し能力)」を特徴とするPARS3のような、
すでにゲーム内に組み込まれているより高度な他のヘリコプターの兵装に対抗する優れた手段といえるでしょう。
そのため、このようなシステムを再現することは不可能ではありません。
A. 現時点では、AH-64D用のロングボウ・ヘルファイアミサイルには取り組んでいません。
PARS3の作り直しを必要としたティーガーUHTの統計的な不均衡と比較すると、AH-64Dの現在の統計は問題ないと思われます。
また、地上部隊を破壊するために設計された「ファイア・アンド・フォーゲット」の装備の追加には常に注意が必要になります。
考慮しなければならないのは、特殊なマルチスペクトル煙幕で戦車を隠すことができる熱線誘導装置を使用するPARS3とは異なり、
AGM114Lはそのような煙幕を通して目標を視認でき、射程距離も僅かに長くなっていることです。
さらにヘリコプター自体もティーガーUHTとは異なり、最大16発のATGM(対戦車用誘導ミサイル)を搭載することができます。
これにより、このようなミサイルは現段階で追加するにはあまりにもバランスが悪いと私たちは考えています。
Q. コミュニティから提案された「スウェーデンのヘリコプターツリー」(※リンク先は英語表記となります)について、考えをお聞かせください。
これらの武装ヘリコプターの例に基づいて、ツリー全体を作成することは可能だと思いますか?そして実際に作成を検討しますか?
A. トピックの作成者は良い仕事をしてくれましたが、今のところ実装するかについて、
そしてスウェーデンのヘリコプターツリーを実装する時期についてはさらにコメントすることができません。
しかし、コンテンツの面で繰り返しお伝えしているように、私たちはゲーム内のすべての国家に
完全な兵器のセットアップを提供できるように努めています。
Q. 戦車シミュレーターバトルでは、対戦車用誘導ミサイル(ATGM)を搭載したヘリコプターは
バトル開始直後から2回スポーンすることができます。リアリスティックバトルにおける戦車戦のバトル開始時に、
対戦車用誘導ミサイル(ATGM)を搭載したヘリコプターが圧倒することがないよう制限しているように、
これを見直してより適切なシステムに変更していただけないでしょうか?
A. 現在のところ、シミュレーターバトルのヘリコプターの効率に関する統計は許容できる水準のため、
リスポーンを制限する予定はまだありません。シミュレーターバトルとリアリスティックバトルの条件は異なり、
航空機が空中で直接リスポーンできるコントロールタイプが使用されることを念頭に置いておいてください。
艦艇
Q. イタリア艦艇の登場と共に、最初の誘導ミサイル艇であるサエッタ P-494が導入されました。
他の国家にも匹敵する艦艇がまもなく登場するのでしょうか?
A. この話題については現在調査中です。この種類の対艦ミサイルは比較的射程距離が短く、
ビーム誘導を持つものはかなり珍しいためあまり普及していません。
そのためすべての国家に追加することには問題があるかもしれません。
Q. 小さい船のあるマップの多くは、スポーン地点の周辺に非常に浅い海域があります。
そのため、ミサイル艇2号やUSSトゥクムカリ、そして現在のスパルヴィエロのような水中翼船が立ち往生したり、
浜辺に乗り上げてしまうように思えます。浅海域に備えて水中翼を折りたためるよう史実に基づいた機能を追加する予定はありますか?
または、マップの調整を行いますか?
A. はい、この問題についてはいくつかの計画があります。ほとんど準備が整っているので、今後より詳細にお話しできるでしょう。
その他
Q. アップデート「レージャ・マリーナ(Regia Marina:イタリア王立海軍)」では
多数の不具合修正や改善が行われましたが、コンテンツはあまり注力されていませんでした。
修正と改善に焦点が置かれているのは素晴らしいことです!コンテンツに注力した大規模なアップデートの合間に、
このようなアップデートがより実施される予定ですか?
A. はい。一般的には、コンテンツに関する大規模なパッチの合間に、
多数の不具合修正を行う「マイナー」アップデート(バージョン番号内の3桁目が変更された場合)を実施するのが私たちの基準です。
Q. イベント「『War Thunder』による自粛戦略」は、プレイヤーが通常持っていない兵器をバトルで試したり、
新しいゲームプレイを体験できたりと大変好評でした。ヘリコプターの永久対立や海戦の永久対立を盛り上げるために、
このようなイベントは検討されていますか?例えば、ランクVをアンロックしているプレイヤーなら誰でも、
ヘリコプターのラインナップやより大型の主力艦のラインナップで特別なバトルに参加できるテストイベントなどです。
A. はい、そのようなイベントを開催する可能性はあります。
The War Thunder Team