【イベント】アメリカ海軍の誕生日※10月14日 21：55更新

USS コーウェルは1942年9月7日に起工され、1943年3月18日に完成し、8月23日に就役しました。
コーウェルは二代目の艦、厳密にはアメリカ海軍の第2の駆逐艦で、アメリカ海軍の将校、ジョン・G・コーウェルにちなんで名付けられました。
駆逐艦の名前の由来となったコーウェル将校は、アメリカ海軍の帆走フリゲートであるUSS エセックスに乗り組んでおり、
南大西洋における1812年の戦いにて、1組のイギリス戦艦と戦闘し重傷を負いました。
コーウェルは脚を失っていたにも関わらず、処置のため下甲板に運ばれることを拒否しました。
彼は持ち場を離れることはなく、戦闘中、仲間の搭乗員たちを鼓舞し続けました。
数週間後、コーウェルは負傷が元で亡くなりますが、彼の勇気が称えられ、パルパライソ第一教会にて名誉ある埋葬が行われました。
これは外国人兵士としては大変稀なことでした。
駆逐艦コーウェルは当初、輸送船の護衛、そして対空駆逐艦として主に使用され、その後レーダーピケット艦として運用されました。
さらに、太平洋戦域にていくつかの重要な軍事作戦にも参加しました。
有名なのは沖縄で、日本軍の航空機ならびに神風特攻隊から艦隊を守り、被害を受けた舟艇を制圧射撃で援護し、被害対策の支援を行い、
存在を際立たせることとなりました。駆逐艦コーウェルは1945年11月17日、サンディエゴの母港へ帰還し、1946年7月22日に退役しました。
戦後、1951年まではアメリカ海軍予備役の一員でしたが、1951年9月には再び召集され、
朝鮮戦争や、太平洋、大西洋、地中海での軍事演習にも参加しました。

1971年8月、コーウェルはアメリカ海軍から完全に退役し、
新しい名称「アルミランテ・ストルニ（Almirante Storni：ストルニ提督の意）」を受けることとなる、アルゼンチン海軍へと売却されました。
永久的なコーウェルの退役となる1982年まで、アルゼンチンの旗を掲げて再就役していましたが、退役後すぐにスクラップ解体されました。