Mission Editorの使用方法
ここでは、Mission Editor(以下、エディター)に関する使用方法の一部を簡単にご説明します。
始める前に
"Location"(マップのことを指します。以降、ロケーションと呼称します)はエディター内ではプロジェクトとも呼ばれ、エディター起動時に既存のプロジェクトを展開するか、または新規に作成するかを選択します。本来であれば先に新しいマップを作成していくのですが、今回は既存のマップを利用し、エディターの使用方法を説明します。
ツールバーと機能
次に、Mission EditorとLocation Edで使用する主なツール及び機能について説明します。
ミッション作成作業の主となるツールは«Mission Editor»タブです。

ご覧のように、ツールバーにはたくさんのタブやボタンオプションがあります。これらのボタンについて説明します。
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Select (選択) |
このボタンをクリックすると、エディターは対象を選択するモードに切り替わります。ロケーション画像ウィンドウが開いている時に、キーボードの«Q»キーを押すとこのモードに戻ります。 |
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Move (移動) |
このボタンをクリックすると、エディターは移動モードに切り替わります。対象の周囲に3色の軸が描かれます。矢印を引っ張ることで、対象は一つの軸に沿って動かされます。ロケーション画像ウィンドウが開いている時に、キーボードの«W»を押すとこのモードに戻ります。対象が動いている時に «Shift» キーを押し続けると、エディターは対象を動かさずに、新しい名前で対象のコピーを作成します。 |
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Move over surface (表面上の移動) |
このボタンをクリックすると、エディターはロケーション表面上の移動モードに切り替わります。基本の操作は移動モードと同様です。ロケーション画像ウィンドウが開いている時に、キーボードのショートカット«Ctrl+Alt+W» を押すとこのモードに戻ります。 対象が動いている時に «Shift» キーを押し続けると、エディターは対象を動かさずに、新しい名前で対象のコピーを作成します。 |
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Rotate (回転) |
このボタンをクリックすると、エディターは回転モードに切り替わります。対象の周囲に3色の円が現れます。それらの円を引っ張ることで、プレイヤーは対象を3軸のうちの一つの上で回転させられます。ロケーション画像ウィンドウが開いている時に、キーボードの«E»を押すとこのモードに戻ります。 対象が動いている時に «Shift» キーを押し続けると、エディターは対象を回転させずに、新しい名前で対象のコピーを作成します。 |
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Scale (スケール) |
このボタンをクリックすると、エディターはスケールモードに切り替わります。対象の周囲に3色の軸と矢印が現れます。それらを引っ張ることで、選択した軸に相対する対象のサイズを変更できます。ロケーション画像ウィンドウが開いている時に、キーボードの«R»を押すとこのモードに戻ります。 対象が動いている時に «Shift» キーを押し続けると、エディターは対象のサイズを変更せずに、新しい名前で対象のコピーを作成するように促します。 |
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Drop object (対象をドロップ) |
このボタンをクリックすると、プレイヤーが何か対象を選択していて、その対象がロケーションの地表の上空にある場合、その対象を落として、ロケーションの地表に移動させます。このツールは、地上にミッションの対象を配置するのに便利です。 ロケーション画像ウィンドウが開いている時に、キーボードのショートカット«Ctrl+Alt+D» を押すとこのモードに戻ります。 |
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Select object by name (名前で対象を選択) |
このボタンをクリックすると、全てのミッション対象がリスト化されたウィンドウが開きます。操作を進める際、そのリストから対象を選択することができます。 ロケーション画像ウィンドウが開いている時に、キーボードの«H»を押すとこのリストのウィンドウを開くことができます。 |
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Show/Hide object props panel (対象プロパティーパネルを表示/隠す) |
このボタンをクリックすると、選択した対象(航空機など)のプロパティーウィンドウが開きます。 ロケーション画像ウィンドウが開いている時に、キーボードの«P»を押すと対象のプロパティーウィンドウを開くことができます。 |
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Show units/areas names (ユニット/エリアの名前表示) |
このボタンをクリックすると、メインエディターウィンドウに対象の名前を表示します。もう一度ボタンをクリックすると、名前の表示が隠れます。 |
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Show all waypoints (全てのウェイポイントを表示) |
多くのミッション対象が移動しなければならない道を割り当てることが可能です。対象に割り当てた道を確認するためには、道を選択しなければなりません。 このボタンをクリックすると、メインエディターウィンドウに全ての対象を割り当てた全ての道が表示されます。もう一度このボタンをクリックすると、道の表示は非表示になります。 |
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Show units icons (ユニットアイコンを表示) |
このボタンをクリックすると、ミッションユニット(戦艦、航空機、戦車など)のアイコン表示のオン・オフができます。作業の効率化を図る場合は、このボタンを常にオンにしておくと良いでしょう。 |
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Show units assets (ユニットのアセット表示) |
このボタンをクリックすると、ミッションに割り当てたユニットのアセット表示のオン・オフができます。大量のアセットの表示はエディターの性能を下げることにもなるので、このボタンは常にオンにし続けるのを避けましょう。 |
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Draw object Axis (対象の軸を描く) |
このボタンをクリックすると、対象のローカル座標軸のマッピングのオン・オフができます。ローカル座標軸は、対象の中心から始まる細い3色の線で現れます。 例えば、軸の方向は、ミッションを開始した後航空機がどこに飛行していくかを決めて、前もって正しい方向に展開させるのに使えます。 |
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Select only zones (ゾーンのみ選択) |
このボタンをクリックすると、ゾーンのみが選択可能になります。ゾーン以外の対象は選択することができません。 もう一度このボタンをクリックすると、このモードをオフにできます。ロケーション画像ウィンドウが開いている時に、キーボードのショートカット«Ctrl+1» を押すとこのモードに戻ります。 |
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Select only effects (効果のみ選択) |
このボタンをクリックすると、効果のみが選択可能になります。効果以外の対象は選択することができません。もう一度このボタンをクリックすると、このモードをオフにできます。 ロケーション画像ウィンドウが開いている時に、キーボードのショートカット«Ctrl+2» を押すとこのモードに戻ります。 |
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Select only units (ユニットのみ選択) |
このボタンをクリックすると、ユニットのみが選択可能になります。ユニット以外の対象は選択することができません。もう一度このボタンをクリックすると、このモードをオフにできます。 ロケーション画像ウィンドウが開いている時に、キーボードのショートカット«Ctrl+3» を押すとこのモードに戻ります。 |
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Select only waypoints (ウェイポイントのみ選択) |
このボタンをクリックすると、1つの指定した種類の対象のみを選択できるようになります。もう一度このボタンをクリックすると、このモードをオフにできます。 ロケーション画像ウィンドウが開いている時に、キーボードのショートカット«Ctrl+4» を押すとこのモードに戻ります。 |
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Create point zone (ポイントゾーンの作成) |
このボタンをクリックすると、新しいポイントゾーンを設定することができます。ゾーンを設定する際は、メインエディターウィンドウのロケーション表面上でマウスカーソルをクリックします。 このモードを手動でオフにするまで、クリックするごとに新しいゾーンが設定され続けます。ポイントゾーンは、プレイヤーが飛行しなければならないウェイポイントに沿って表記するのに使うと役立ちます。 |
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Create shere zone (円型ゾーンの作成) |
このボタンをクリックすると、新しい円型ゾーンを設定することができます。ゾーンを設定する際は、メインエディターウィンドウのロケーション表面上でマウスカーソルをクリックし、マウスのボタンをクリックしたままカーソルを横にドラッグすると円の半径を調整できます。 このモードを手動でオフにするまで、クリックするごとに新しいゾーンが設定され続けます。円型ゾーンは、空中の特定な場所を表記する、あるいはミッションロジックを使った論理構造に使うと役立ちます。 |
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Create cylinder zone (円柱型ゾーンの作成) |
このボタンをクリックすると、新しい円柱型ゾーンを設定することができます。ゾーンを設定する際は、メインエディターウィンドウのロケーション表面上でマウスカーソルをクリックし、マウスのボタンをクリックしたままカーソルを横にドラッグすると円柱の半径を調整でき、マウスボタンを離してカーソルを上方に動かすことで円柱の高さを設定します。 マウスボタンをもう一度クリックして円柱の作成を完了します。このモードを手動でオフにするまで、クリックするごとに新しいゾーンが設定され続けます。 |
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Create box zone (ボックス型ゾーンの作成) |
このボタンをクリックすると、新しいボックス型ゾーンを設定することができます。ゾーンを設定する際は、メインエディターウィンドウのロケーション表面上でマウスカーソルをクリックし、マウスのボタンをクリックしたままカーソルを横にドラッグするとゾーンの長さを調整できます。ドラッグ後、マウスボタンを離してカーソルを横に動かすとゾーンの幅を設定します。その後、マウスボタンをクリックして、クリックしたままカーソルを上方に動かすとゾーンの高さを設定します。 マウスボタンを離すとボックスの作成を完了します。このモードを手動でオフにするまで、クリックするごとに新しいゾーンが設定され続けます。 |
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Create effect (効果の作成) |
このボタンをクリックすると、新しい効果を設定することができます。効果を設定する際は、メインエディターウィンドウのロケーション表面上をクリックし、マウスのボタンをクリックしたままカーソルを横にドラッグすると効果範囲円の半径を調整できます。 このモードを手動でオフにするまで、クリックするごとに新しい効果が設定され続けます。 |
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Create unit (ユニットの作成) |
このボタンをクリックすると、新しいユニットを設定するモードがオンになります。ユニットを設定する際は、メインエディターウィンドウのロケーション表面上でマウスカーソルをクリックします。 このモードを手動でオフにするまで、クリックするごとに新しいユニットが設定され続けます。作成されるユニットのタイプは、隣接したエリアで選択されたユニットによります。 |
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Create waypoint (ウェイポイントの作成) |
このボタンをクリックすると、新しいウェイポイントを設定することができます。ウェイポイントを設定する際は、メインエディターウィンドウのロケーション表面上でマウスカーソルをクリックします。 このモードを手動でオフにするまで、クリックするごとに新しいウェイポイントが設定され続けます。特定のユニットにウェイポイントを割り当てるには、ウェイポイントを設定する前にユニットを選択しなければいけません。 |
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Choosing the type of unit created (作成されるユニットの種類の選択) |
このツールは複数のアイテムを含みます。リストからアイテムを選択し、«Create unit» を使うと地図上に選択したタイプのユニットが配置されます。選択のリストは以下の通りです: ・armada-航空機 ・structures-全種類の建物 ・infantry-人 ・tracked_vehicles-トラック ・ships-艦船とボート ・radars-レーダー ・air_defence-対空兵器 ・wheeled_vehicle-車両 ・squad-同グループ内で複数(最大16まで)ユニットを混合できるようにします |
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New mission (新しいミッション) |
このボタンをクリックすると、新しいミッションを作成します。 |
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Open mission (ミッションを開く) |
このボタンをクリックすると、ファイルを開くダイアログボックスを開きます。 |
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Save mission (ミッションのセーブ) |
このボタンをクリックすると、ファイルをセーブするダイアログボックスが開きます。キーボードのショートカット«Ctrl+M» を押してもミッションをセーブできます。 |
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Save mission as… (ミッションを新しい名前でセーブ) |
このボタンをクリックすると、ファイルをセーブするダイアログボックスが現れ、ファイルの新しい名前を入力してミッションをセーブします。 |
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Run mission (ミッションの開始) |
このボタンをクリックすると、エディターが小さくなり(閉じません)ゲームが開始します。開始と同時にミッションが自動的に開きます。 |
編集タブの種類について
Mission Editorには3つの編集タブがあり、それぞれ役割が分かれています。"Environment"タブでは選択されているマップ上における環境設定を行うことが出来ます。主に天候や時間帯、太陽などについての設定が可能です。"Mission Editor"タブではミッション内容についての設定を行うことが出来ます。ユニットの配置やプレイヤー機体、リスポーン回数制限など、ミッションに関する細かい設定が可能です。"Scence view"タブでは編集するマップの変更が可能です。
カメラの動かし方
カメラをスムーズに移動させたり、ズームインやズームアウト、カメラの回転などの機能を利用するには、フリーカメラを起動する必要があります。 フリーカメラを起動させるには、エディターウィンドウ内を一度クリックしてから «Space»を押してください。Spaceバーを押すとすぐにマウスカーソルが消え、フリーカメラモードに切り替わります。これで、マウスを動かすことでカメラのアングルが変更できるようになりました。また、«WASD»キーを押すことでカメラを動かしたい方角へ移動させることも出来ます。WASDキーを押した状態で«Shift»キーを押すと、カメラの移動が速くなります。
カメラの動きが遅く感じるようであれば、エディターのメインメニューから«Settings→Cameras»を選択してカメラの設定画面を開いてください。表示されたウィンドウ内の、«Free Camera»のタブを選択し、«Move» と«Turbo, ms»の設定を変更します。 «Move» と«Turbo, ms»は、それぞれ«WASD»キーを押した時と«Shift»キーを押したまま«WASD»キーを押した時のカメラ速度の値です。
不要な情報を非表示にする
エディターウィンドウ内でマウスをクリックして«F11» キーを押すと、エディタープラグインと共にウィンドウが現れます。
現れたウィンドウ内に表示されている項目から、表示させたい項目と非表示にしたい項目をチェックで選択して保存してください。
プレイヤー機体の作成方法
ツールバーに3つ並んでいるドロップダウンリストの一番左を開き、≪armada≫を選択します。(デフォルト設定ではarmadaになっています。)そして、ツールバーの≪Create unit≫ボタンをクリックしてから、エディターウィンドウの任意の場所をクリックすることで、プレイヤー機を設置することが出来ます。
設置後に他の場所を再度選択すると、その都度新たな航空機が設置されていってしまう為、設置終了後は≪Select≫ボタンを押して選択モードへと移行してください。プレイヤー機の種類や武装等は、作成したプレイヤー機を選択した状態で≪Show/hide object props panel≫ボタンをクリックし、表示された枠内のメニューから変更が可能となります。