第二次世界大戦時におけるドイツの実験的な迎撃機BV 155がまもなく始まるバトルパスのエイトスシーズン「フィールドテスティング(Field testing)」の報酬の一つとして登場します。
BV 155 戦闘機 ドイツ ランクIII プレミアム
特徴:
高高度向けに設計されている点重武装を有している点 | | ロールレートが低い点副武装が不足している点 |
1943年、ブローム・ウント・フォス(Blohm und Voss)社は、それまでメッサーシュミット(Messerschmitt AG)社が着手していた高高度迎撃機のプロジェクトを引き継ぎました。Me.155の初期設計は艦上戦闘機でしたが、航空母艦であるグラーフ・ツェッペリンの工事中断によりコンセプトは中止されていました。その後、彼らが再び取り組み始めた際は、1,000kgもの爆弾を搭載しながらも高速飛行可能な急降下爆撃機のプロジェクトとなる予定でした。しかし、ブローム・ウント・フォス(Blohm und Voss)社の施設は、連合軍の爆撃機による空襲の激化により緊急に必要とされた高高度迎撃機として、既に引き継ぐ状況となっていました。BV 155と名付けられたこの航空機は、1944年に試作機の製作が開始され、同年9月に試作1号機が初飛行しました。この航空機には、与圧されたコックピットやターボチャージャー、そして高高度向けに最適化されたエンジンが搭載されました。また、離陸時の危険な高温を補うために、主翼には特徴的な幅広いラジエーターが設置されました。この戦闘機の3号機はシリーズ化されることになっていたため、生産計画では1945年春に量産が開始される予定でした。しかし、連合軍によるフィンケンヴェルダー(Finkenwerder)工場の生産施設の占領とドイツの崩壊により、BV 155は大量生産されることはありませんでした。
BV 155は、『War Thunder』の新しいバトルパスのエイトスシーズン「フィールドテスティング(Field testing)」にて獲得できる報酬の一つとして登場し、ドイツのランクIIIのプレミアム戦闘機に仲間入りを果たします。ドイツ軍パイロットの皆さまは、最高高度を誇るピストン戦闘機の一つをゲーム内で自由に使用することができます!そしてもちろん、この巨大な翼幅を持ち、重々しい見た目の単発エンジンの戦闘機は、高高度や超高高度でその潜在力を発揮します。例えば、高度15,000mで約690km/hの速度を維持できるBV 155は、高度を上げるほど戦場においての「超高層階」で同じ速度の敵に出会うことはまずありません。さらに、この戦闘機は高高度爆撃機の狩に最適であり、まさにこの目的のために設計されたのです。
同時に、低空での性能は皆さまのお察しの通りです。この航空機は地上付近では450km/h以下の速度しかだせず、巨大な翼を有しているため、素早い回転や急旋回を行うことは困難です。BV155の上昇速度は、地上付近では約13.5m/sですが、上昇中にわずかにスピードが増加します。
新登場のBV 155には、30mm MK 108機関砲と20mm MG 151機関砲を2門といった充実した固定武装を主翼に搭載しており、両口径とも、HE弾(榴弾)の「薄殻弾頭(minengeschoss)」弾帯を装備することが可能です。高高度迎撃機として考案され、懸架武器を持ちませんが、あらゆる難易度モードの航空戦で最適に使用できます。
稀少で印象的なBV 155は、『War Thunder』プレイヤーのDaniil “Joy_Division__" Zaitsevにより、レベニューシェアプログラムの一環として作成されました。その努力のおかげで、『War Thunder』の全プレイヤーの皆さまには、バトルパスの簡単なタスクを完了することで、この戦闘機を無料で格納庫に追加できる機会があります。新エイトスシーズン「フィールドテスティング(Field testing)」の報酬やルールの詳細についてはまもなく発表します。お見逃しなく!