ランクVII
『War Thunder』の次期大型アップデート「レッドスカイズ(Red Skies)」の実施に伴い、
新規と既存の航空機両方における先進的な航空機をグループ化するため、新たなトップランクVIIを空軍ツリーに導入します。
また、このツリーのBR(Battle Rating:バトルレーティング)を11.0に拡大します。
これらの変更によりトップランクのバトルがよりバランスの取れたものとなり、優れた戦闘特性を有する新しい航空機を追加することができます。
既存のトップランク航空機の計画しているランク変更は、下記をご確認ください。
F-4E ファントム II ランクVIからランクVIIに移動A-7D ランクVIからAV-8Cの後のランクVIIに移動MiG-21MF ランクVIからランクVIIに移動MiG-21SMT ランクVIからランクVIIに移動MiG-21bis ランクVIからランクVIIに移動Su-17M2 ランクVIからランクVIIに移動
| | Yak-38 ランクVからランクVIに移動ファントム FGR.2 ランクVIからランクVIIに移動ファントム FG.1 ランクVIからランクVIIに移動ハリアー GR1 ランクVからランクVIに移動AV-8A ランクVからランクVIに移動F-4EJ ファントム II ランクVIからランクVIIに移動 | | F-104G ランクVIからランクVIIに移動F-5A ランクVIからランクVIIに移動ミラージュ IIIC ランクVIからランクVIIに移動ミラージュ IIIE ランクVIからランクVIIに移動J35D ランクVIからランクVIIに移動F-4F(初期型) ランクVIからランクVIIに移動 |
MiG-23M ジェット戦闘機 ソ連 ランクVII
長所 ゲーム内最速の最高速度を有する点赤外線捜索追尾システムを有する点R-23T長距離ミサイルを備えている点 | |
短所 武装の懸架ポイント数が限定されている点
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1961年、MiG-21の初期生産型が公開されると同時に、新しい戦術戦闘機であるMiG-23の開発が開始されました。
この種類のジェット戦闘機の要件は絶えず変化していましたが、主なコンセプトとしてはより小規模の飛行場での離着陸が可能で、
MiG-21よりも高速で優れた武装を有す戦闘機を開発することでした。
開発プロジェクトにおける優先目標は、速度・上昇率・航続距離の向上でした。
そして、「ドッグファイト」と呼ばれる敵と接近して対峙する空中戦が常套手段ではなくなったと見なされたため、
航空機の重量を減らすために機体の耐久性に関する要件が大幅に削減されました。
短い滑走路での運用を実現するにあたって、中央流体力学研究所(TsAGI:ツアギ)の技術者は、可変後退翼機構を提案しました。
これにより、MiG-23は飛行モードに応じて3つの翼の位置へ変化させることが出来るようになりました。
9,300kgf(重量キログラム)のエンジンを搭載したMiG-23における最初の連続生産は、1969年に開始されました。
しかし、この初期連続生産型であるMiG-23Sは離着陸が上手くいかず、
すぐに最新のレーダー及び航法システムが欠如していることが判明し、新しい武装の搭載も求められました。
そして1974年、より強力なエンジンと機械化された翼、大幅に改良された搭載機器、そして新しい武装を備えた改良型のMiG-23Mが登場しました。いくつかの戦闘機近代化計画の基礎となり、本機はソ連空軍にて運用されたほか簡素化された無線機器が搭載されたMiG-23MFは海外にも積極的に供給されました。
MiG-23シリーズの初飛行の記念日をお祝いし、『War Thunder』でこの伝説的な航空機を発表できることを誇りに思います。
MiG-23Mは、その登場と同時にゲーム内初のランクVII航空機の一つとなり、また最速機となります。
その最高速度はアメリカのファントムII及びイギリスのライトニングを僅かに上回ります。3つの位置へ変更できる可変後退翼を有し、
MiG-23Mの機関は、アフターバーナー使用時の静推力が11,500kgf(重量キログラム)であるカチャスラフ/ツマンスキーR-29-300エンジン1基です。この航空機の最高速度はマッハ2.4(約2,500kph)であり、全ての速度範囲で優れた制御性と操縦性を維持することができます。
優れた飛行特性に加え、このソ連の戦闘機は誘導兵器と無誘導兵器の豊富な選択肢と、これらを効率的に使用するための特殊な装備を兼ね備えています。また、通常の爆弾やロケット弾に加えて、Yak-38シリーズのパイロットの皆さまにはお馴染みのKh-23M空対地誘導ミサイルと、機動性のあるR-60やレーダー・ホーミング弾頭を備えた新しいR-23R、そして熱線誘導式のR-23Tを含む数種類の空対空誘導ミサイルを搭載することができます。MiG-23Mの赤外線捜索追尾システムは、非常に遠い距離にいる敵機の稼働中のエンジンから放出される熱を探知し、敵のレーダー警報受信機をかいくぐって密かにミサイルを発射することができます。そして、懸架武装は装弾数200発の23mm連装機関砲のGsh-23Lによって強化されています。
MiG-23の主な天敵となり得るファントムIIと比較して、このソ連の戦闘機は武装の懸架ポイントが少なく、翼の設計上それら全ては胴体と機体の中央部に配置されています。
非常に少ないというわけではありませんが、アメリカの戦闘機と比較するとMiGの積載量は劣っています。
MiG-23の長所は、その最高速度の高さと発射距離が長いR-23Tミサイルを備えていることですが、
ファントムはより多くの武装とより高い上昇率を有し、低高度ではMiG-23Mを凌ぐ速度を出すことが可能です。
どちらが『War Thunder』の空を勝ち取るのか楽しみです!
MiG-23Mとその他のランクVIIの航空機は、次期大型アップデート「レッドスカイズ(Red Skies)」の実施に伴い皆さまを格納庫にて待ち受けます。それまでは、最新の情報を見逃さないようにしましょう!
The War Thunder Team