メカニック!(No.068)


私たちは、『War Thunder』の改善と修正に継続的に取り組んでいます。今回のダイジェストでは、最近行われた最も顕著な変更点についてご紹介します。公式サイトのチェンジログにて、ゲームに実装されたすべてのアップデート情報を確認することができます。

予期せぬ角度から

 


重装甲の中にいる戦車兵の皆さまは、自分たちは安全だと信じて疑わなかったことでしょう。そんな中、装甲を貫通できなかった砲弾の破片が内部の区画まで貫通した際は、さぞかし驚かれたことでしょう!どうしてこんなことが起きたのでしょうか?

これはもちろん、不具合のせいでした。戦車の車体に対して鋭角に命中した砲弾が、装甲を無視して金属片を内部まで届かせていました。多数の報告が寄せられていたこの問題に関して、無事に解決できたことをお知らせいたします。重装甲は、再び皆さまを防御する準備が整っています!

愚か者!

 


多くの航空ミッションにおいて、プレイヤーの皆さまはAIが制御する対空砲と対峙することがあります。これらには、艦艇の防空兵器や、地上輸送部隊および他の地上目標を守る対空砲が含まれます。そして時には、好ましくない事態に陥ります。艦艇の上空を飛行していると仮定しましょう。しかしそのわずか1秒後、自機の機体が致命的な損傷を負っています。対空射撃が命中したのです。

しかし、撃墜させられた要因が他のプレイヤーではなく、AIであるというのは非常に苛立ちを感じることでしょう。そこで、AIが制御する対空砲の遠隔式信管の精度を落とし、命中率を低下させることにしました。ただし、精度が落ちたからと言っても全く当たらなくなるわけではないので油断は禁物です。また、目標に接近した際に聞こえる爆発音は、自分が危険地帯にいることを意味します。

なお、飛行場にはこの変更が適用されないため、依然として危険であることにご注意ください!

電源が切れても作動中?

 


ヘリコプターには、ミサイルと砲の弾道計算機があります。ミサイルのものは正常でしたが、砲の弾道計算機に問題が発生していました。「機関砲用弾道計算機」は攻撃用兵器に分類されていたため、インジケーターがデフォルトで無効になっていました。しかし、有効から無効にした際、常に有効化された砲塔の弾道計算機には何の影響もありませんでした。

この問題は修正されたため、誤ったインジケーターに惑わされる心配はもうありません!

有益な行動に対する報酬システムの変更

 


航空シミュレーターバトル(Simulator Battle:SB)やヘリコプターバトルでは、個人の行動ではなく定められた期間内に獲得したミッションポイントの獲得量に応じ、プレイヤーの皆さまに報酬が付与されるシステムを導入しました。昨年7月に導入されたこの報酬システムに関する詳細は、こちらで確認することができます(※リンク先は英語表記)。このシステムはもともとシルバーライオンのみに適用され、リサーチポイント(RP)には適用していませんでしたが、このシステムがうまく機能していることを確認したため、リサーチポイント(RP)にも適用することを決定しました。これにより、いくつかの顕著な問題を解決することができます。

最初の問題は、長時間にわたる永久対立のセッションにおいて、ミッション終了時に受け取るリサーチポイント(RP)が計算される前に30分間のブースターが消費されてしまうことでした。今回の変更により、時間間隔ごとのリサーチポイント(RP)が算出され、ブースターの効果が正しく適用されるようになりました。

もう一つは、アクティブに短時間プレイした後、長時間アクティブでない状態でミッション全体のリサーチポイント(RP)を獲得するという、メカニクスが不当に利用されていた問題です。ミッション終了時のリサーチポイント(RP)は、獲得したミッションポイント(戦闘貢献率)とプレイヤーの戦闘時間に基づいて算出され、永久対立モードの一部のプレイヤーによって頻繁に悪用されていました。短期間で十分なミッションポイントを獲得した後にバトルに参加しないというのは、本来参加するべきであったアクティブなプレイヤーの席を奪い、対戦相手にとってのゲーム体験を悪化させます。これは、このような不誠実なプレイヤーにとって好都合なミッションの勝利に繋げていたため、積極的にプレイしようとした侮辱する行為する行為(※リンク先は英語表記)です。この新しいリサーチポイント(RP)システムにより、このような行動が抑制されます。

有益な行動の報酬システムは、両チーム間で明確に戦闘が行われないゲームモードでも使用されるため、航空シミュレーターバトル(Simulator Battle:SB)及びヘリコプターバトルでの勝敗によるリサーチポイント(RP)の獲得量の差を削除しました。純粋なPvEモードであるヘリコプターバトルでは、元々プレイヤーのチームが勝利した際に得られる100%のリサーチポイント(RP)の計算に誤りがあったため、修正を行いました。このモードでは計算の乗数を変更するのみであり、最終的な値には影響しません。

航空シミュレーターバトル(Simulator Battle:SB)において、飛行場に着陸した際に遅れて付与されるシルバーライオン同様のメカニクスを、リサーチポイント(RP)にも適用しました。15分間隔でシルバーライオン(従来通り)とリサーチポイント(RP)の両方を計算した報酬の80%が付与され、飛行場への帰還に成功すると残りの20%を受け取ることができます。

更なる改善


別のチェンジログで作成した完全なリストを忘れずにご覧ください。興味深い変更が盛りだくさんです!地上車両の操縦に戻った際にUAV(Unmanned Aerial Vehicle:無人航空機)の制御が失われる問題を修正し、古いNvidia GPUにおけるゲームを正しい動作に復元しました。また、目標捕捉後にATGM(対戦車用誘導ミサイル)の砲手視点がリセットされなくなり、照準カメラの切替時にビネット(照準の外側の部分)が視界を妨げなくなりました。


いつも『War Thunder』の特別なサービスから不具合報告を行っていただき、ありがとうございます。