「F9F-8 クーガー 」 美しき猛獣

「クーガー」と言う名前を聞くと、大抵の方は真っ先にマウンテンライオンやピューマ、ヒョウやヤマネコを想像すると思いますが、
それも今日までの話となる事でしょう。ご紹介致します。アメリカ海軍の誇る、「F9F-8 クーガー」がWar thunderに新登場です!



本機は、あの有名なアメリカ海軍の戦闘機、「F9F パンサー」の純粋な進化系です。
1952年に開発されたこの戦闘機とその元となったパンサーとの主な違いは、パンサーの主翼が直線翼だったのに対し、
この改良型モデルではその翼が後退翼化した事です。






何種類かの型が存在するクーガー戦闘機の中でも、1953年に開発が始まったこの「F9F-8」という型の設計上の1番の目的は、この戦闘機ならではの特性の改善でした。
それはつまり、速度と航続性能を向上させると言う事だったのですが、これは本機の設計に主翼拡大と胴体延長を施す事により実現に至りました。
この戦闘機は、そもそもソ連の「MIG-15」に太刀打ちする様に開発されたものでした。
ところが、部隊配備されたその矢先に朝鮮戦争が休戦してしまった為、結局ソ連の戦闘機との一騎打ちをするには至りませんでした。






War Thunderでは、「F9F-8 クーガー」はアメリカ海軍ツリー/ジェット戦闘機のラインナップに加わります。
アメリカのジェット戦闘機でWar Thunderに登場する後退翼機は、「F-86 セイバー」に続き本機が2機目となります。
「AN-M3 20mm機関砲」を4門装備した上に、機体に搭載した強力な「プラット・アンド・ホイットニー J48-P-8」エンジンで
超音速に限りなく近いスピードを叩き出すこの「F9F-8 クーガー」は、他のジェット戦闘機にとって手強い対戦相手となるでしょう。




この、広い主翼と優れた空力的特性を兼ね備えたマシンの操縦席にひとたび熟練プレーヤーが乗り込めば、
F9F-8はその「クーガー」の名称に恥じない音速の猛獣として大空を駆け抜け、猛威を振るう事でしょう。
最小にまで抑えられた失速速度や自由が利くその操縦性、そして絶望的な状況からも音速で抜け出せるそのスピード。
その上機首の先端で光る4門の機関砲がひとたび牙を剥けば、立ち向かって来る敵の戦闘機など奈落の底へ叩き落としてしまうでしょう。






「F9F-8 クーガー」は、アメリカ海軍ツリー/ジェット戦闘機のラインナップを更にパワーアップさせる為に追加されるマシンです。
この「猛獣」と恐れられた戦闘機の攻撃力は、本当に噂通りのものなのか...?
その答えは「War Thunder」アップデート1.63「 Desert Hunters」にて、是非ご自身の目でお確かめ下さい!



The War Thunder Team

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