Fw 190 C(プレミアム戦闘機)

 

高高度戦闘機の試験用であるこのモデルは、このシリーズではあまり見ないエンジンと、
特別なシュラウドで覆われたターボ圧縮機が胴体下部に搭載されています。独特な外見を持つこの最高水準のフォッケは、
皆さまのコレクションの誇りとなるか、もしくは、ただ単に素晴らしいピストンエンジン戦闘機となります!



Fw 190 Bシリーズの開発と並行して、DB 603Aエンジンとターボ圧縮機を胴体下部に搭載した、
Fw 190 Cとして知られる試験用の戦闘機が1942年に製造されました。同時に、戦闘機のフロントガードの形が著しく改造され、
排気集合管の長いパイプが、ターボ圧縮機まで胴体の側面に沿って取り付けられました。この改良型のいくつかの試験用モデルが、
テストを行うために製造されました。このテストはとても上手くいきましが、いくつかの問題も発生しました。
1つ目は、パワートレインとターボ圧縮機がまだ完全ではなかったので、いくつかの失敗作が生み出されてしまったことです。
2つ目は、航空機の胴体上にある大きなシュラウドが、飛行性能を多少下げていたことでした。
これらの欠点を改善するためには、多くの時間と労力が必要となることから、この機体の製造計画は廃止されました。




『War Thunder』では、Fw 190 Cはドイツ空軍のランクⅣに登場します。Fw 190 Cは、全ての長所と短所を兼ね備えた、
高水準のフォッケです。高高度での素晴らしいスピード、驚くほどの上昇率、高いフラッター値、急降下時の優れた操縦性が特徴です。
しかし、低高度での旋回戦闘は、フォッケウルフのパイロットとして経験が浅い方にとって、夢中で敵を追跡し、低高度での空中戦となり、
格納庫に戻らなくてはいけない状況となってしまうため、常に残念な結果で終わってしまいます。Fw 190 Cの武装は、
シリーズの初めに登場した航空機と似ています。7.92mm機関銃2挺と、破壊力が大きく、恐ろしい「薄殻榴弾」の弾薬ベルトを
常に搭載している、20mm機関砲を2門、空中戦用に搭載しています。さらに、Fw 190 Cは、細長いフロントガードに、4枚刃のプロペラ、
側面に沿った長い排気パイプ、大きな空気採入口があるシュラウドといった、独特な外観を有しています。この特別なイベント戦闘機は、
ドイツの航空機のコレクターやファンにとっては、本当の意味でのプレゼントとなるでしょう。




The War Thunder team