地上車両の視覚効果

どうも皆さん!以前、ゲーム上の視覚効果に多くの変更をもたらした『War Thunder』の新しいグラフィックスエンジン
「Dagor Engine 6.0」についてお話ししました。次期大型アップデートに向けて、私たちは引き続き視覚効果の変更作業に取り組んでいます。

砲炎の視覚効果

航空機用に再調整した射撃の視覚効果を導入しましたが、ゲーム内すべての地上車両および艦艇における砲口の閃光を改良しました。


戦車砲における新たな視覚効果


戦車および艦艇に搭載されている機関銃や機関砲におけるすべての口径の銃砲が新しい射撃の視覚効果を持つようになりました。
銃砲口から放出される炎は粒子レベルでモデル化され、周囲の表面に対しては正確な反射とパースペクティブ補正(遠近法)が適用されます。
閃光の大きさは銃砲の口径によって異なり、放射輝度の特性も適用されるため、より現実に近い視覚効果を再現することができます。
大口径による砲撃の後には、燃焼ガス、煙、塵などを含むボリュームのある雲上の塊が続いて放出され、
それらは土、雪、水、砂などの表面の種類によって見え方が異なります。


艦載砲における新たな視覚効果


物理的に正確な無限軌道

『War Thunder』の次期大型アップデートでは、物理的に正確な無限軌道を一部の装甲車両へ導入します。このような無限軌道は、
様々なランクにおいて最も人気のあるいくつかの地上車両で最初に登場しますが、将来的にはすべての地上車両へ導入する予定です。


履帯の刷新


『War Thunder』の装甲車両に導入される新しい無限軌道の履帯は、それぞれが物理的に適切な特性を持つ個別の
セグメントで構成されています。走行時の履帯には独自の質量と慣性があり、盛り上がった地形やくぼみを通過すると
無限軌道が車輪上で跳ねます。加速時やブレーキ時においては引き締まったり巻き付いたりし、停車後もしばらくの間、
履帯は揺れます。そして、操縦している車両が障害物で跳ねたり、反動や衝突によって横に転がったりすると、
重力で履帯はたるみます。さらに、銃弾や砲弾がトレッドに命中した場合、命中した箇所が正確に破壊されるようになり、
戦車が石やコンクリート上でドリフト、またはアスファルト上で急旋回をした場合、金属製の履帯は火花を散らすようにもなります!
戦車のサスペンションにおける信頼性の高い動作と相まって、様々な路面での戦車の動きを現実的に再現します。

GPUオブジェクト



生物群系(バイオブーム)を有効にしたゲームロケーション

前回の「Dagor Engine」によるアップデートでは、地形のディスプレイスメントマッピングのおかげで、
ゲーム内ロケーションの表面をより詳細に表示することができました。「Dagor Engine 6.0」では、
お使いのコンピュータのグラフィックカードを使用して、風景をより自然に見せるオブジェクトの生成を実装しました。
私たちは、ゲーム内のあらゆるロケーションをいくつかの生物群系(バイオブーム)に分割し、それぞれに岩、小石、
破片、植物、コケ、キノコなどの独自のオブジェクトを配置します。これらの細かい部分は、GPUのみで生成し、
ステージ上に配置されるため、ハードドライブの容量をあまり消費せず、ゲームの速度を低下することもありません。



The War Thunder Team