バトルレーティングアップデート計画(8月)へのフィートバックに対する見解

ご意見をいただいた皆さま、ありがとうございました!

今回は、コミュニティから寄せられたフィードバックに基づいていくつかの回答を提示したいと考え、それらを個別にご紹介することにしました。この形式を評価いただければ、今後のBR(バトルレーティング)、場合によっては経済の変更に関する同様の記事の掲載を継続していきます。

兵器のBR(バトルレーティング)を変更する主な基準は、同様のBR(バトルレーティング)を持つ兵器間の平均効率に著しい相違がみられるためということにご留意ください。兵器の効率が平均値に近ければ近いほど問題は無く、極端な値に近ければ近いほどBR(バトルレーティング)を変更する可能性が高くなります。つまり、特に注視すべき兵器の情報を皆さまからご提供いただくことが、私たちが効率的に問題解決へ取り組むための助けとなります。


 

航空機

 

  • スピットファイア Mk.24:現在のBR(バトルレーティング)を維持します。BR(バトルレーティング)が近い多数の航空機に変更を加えたため、現時点ではこの航空機の効率を注意深く注視します。次回アップデートに向けて状況を調査し、効率が高いままであればBR(バトルレーティング)を増加します。

  • Me 163 B-0:同様に現在のBR(バトルレーティング)を維持しますが、この航空機の効率も入念に注視していきます。

  • 四式戦闘機一型丙:現在のBR(バトルレーティング)を維持しますが、次回アップデートに向けて注視していきます。

  • AV-8A:皆さまのフィードバックに基づき、BR(バトルレーティング)を9.7に増加します。

  • 零式艦上戦闘機五二型乙、零式艦上戦闘機五二型丙:これらの航空機の効率は、同様のBR(バトルレーティング)を持つ兵器と比較して優位になっているため、増加することを計画しています。

  • 橘花:この航空機には特性及び性能において、現在のBR(バトルレーティング)が適しています。

  • CL-13 Mk.4:この航空機は、現在のBR(バトルレーティング)における効率が最も理想的であるため、現時点で減少する必要はありません。

  • H-34(フランス、アメリカ):皆さまのフィードバックに基づき、BR(バトルレーティング)を8.0に減少します。

  • EC-665 ティーガーHAP:リアリスティックバトル(Realistic Battle:RB)におけるBR(バトルレーティング)を10.3から10.0に減少します。これは、EC-665 ティーガーHAPが特性には優れているものの、主力な対戦車兵器であるHOT-3 ATGM(対戦車誘導ミサイル)の性能が、他のヘリコプターに装備されているヘルファイアと比較して劣っているためです。



  • シミュレーターバトル(Simulator Battle:SB):

  • G.91 YS:EDの7つ目のランクでは単なるボーナスではなく、必需品のレーダー及びRWR(Radar Warning Receiver:レーダー警報受信機)を搭載していないため、シミュレーターバトル(Simulator Battle:SB)におけるBR(バトルレーティング)を9.7から9.3に減少します。

  • J-7II:中国が製造したMiG-21F-13のライセンス生産版であるJ-7IIには、わずかに強化されたエンジンと30mm機関砲が実装されていますが、シミュレーターバトル(Simulator Battle:SB)におけるJ-7IIの10.3とMiG-21F-13の9.7のBR(バトルレーティング)における差は大きすぎると考えています。そのため、BR(バトルレーティング)を減少する予定です。

  • F-104G(中国)、F-104J(日本):両兵器の総合的な性能はほぼ同じであるにもかかわらず、シミュレーターバトル(Simulator Battle:SB)におけるF-104GのBR(バトルレーティング)が0.3高いため、これを減少します。



  • 地上車両

  • レオパルト 2PL、T-90、M4A3E2(76)W:皆さまのフィードバックに基づき、これらの車両に対する変更を再検討しましたが、現在のBR(バトルレーティング)を維持することにしました。しかし、次回アップデートに向けて状況を注視します。

  • IPM1:BR(バトルレーティング)が更新されたため、弾薬に変更を加えます。M735及びM774を削除してM833を改造のランクIVから移動し、M900をランクIVに導入します。

  • アリエテ:リアリスティックバトル(Realistic Battle:RB)におけるBR(バトルレーティング)を11.0から10.7に減少します。この戦車の効率は、同様のBR(バトルレーティング)11.0を持つ「同級生」の平均値を僅かに下回っていると同時に、アリエテPSOの効率とより整合しています。現時点では、両戦車の集計を基に出した統計から、アリエテをアリエテPSOのBR(バトルレーティング)に合わせることにより、トップラインに位置するアリエテが優位になるようにしました。

  • IV号戦車G型:アーケードバトル(Arcade Battle:AB)におけるBR(バトルレーティング)を4.3から4.0、リアリスティックバトル(Realistic Battle:RB)におけるBR(バトルレーティング)を4.0から3.7に減少します。

  • M1A1エイブラムス:現在のBR(バトルレーティング)とランクにおいて、M1A1は許容範囲の性能を発揮しており、早急な弾薬の変更やその他の調整が必要であるという兆候は見られません。新しい弾薬や改良に関するいくつかのご提案を皆さまからいただいていることは認識していますが、現時点では同様のBR(バトルレーティング)を持つ戦車と比較して性能が不足しているということはありません。現在計画している変更の実施後に改めて調査した結果、この戦車に性能の低下がみられた場合に備えてさまざまな選択肢を考慮しつつ、状況を慎重に注視していきます。しかし、これはもちろん、今回のIPM1の変更による影響を確認した後にランクを考慮した上で検討します。

  • ブラックプリンス:この兵器に対するよくあるご提案として、リアリスティックバトル(Realistic Battle:RB)におけるBR(バトルレーティング)を減少することが挙げられます。しかし、ランクIVであるこの車両は、リアリスティックバトル(Realistic Battle:RB)におけるすべての重戦車及び中戦車の中でも、他の競合車両と比較して最も高い効率を誇ります。現時点では、その性能を考慮すると、BR(バトルレーティング)を減少する必要はないと考えています。

  • AMX-50 Surblindé:現在この車両は、同じシリーズでより低いBR(バトルレーティング)を持つAMX-50 Surbaisséと比較すると、より効果的な性能を発揮しています。そのため、ゲーム内での両兵器の性能を考慮すれば、Surblindéに対するBR(バトルレーティング)の減少は論理的であるとは言えません。

  • ローランド1(フランス):フランスのローランドは同じくフランスのクロタルNGと同等で、ドイツのFlaRakPzに勝る効率を発揮しています。そのため、現時点ですでに十分な性能を発揮している以上、この車両に弾薬のアップグレードを追加する必要はありません。

  • Strf 9040 BILL:この車両の特性については、同じクラスまたは種類の他の車両に対する多くの比較を行っています。重要なのは、比較される個々の車両に比べていくつかの値や特性で劣っていても、そのBR(バトルレーティング)の平均よりも高い効率を発揮する場合があると理解することです。Strf 9040の場合、ブラッドレーとダルド両方の効率を上回っています。

  • センチュリオン Mk.5 AVRE:『War Thunder』における加圧のメカニクスの導入によってさらに危険な兵器となり、今では165mm砲に対抗するのは非常に困難となりました。そのため、砲の照準がはるかに容易なアーケードバトル(Arcade Battle:AB)におけるBR(バトルレーティング)を7.3から7.7に増加します。弾道性能の低い砲を搭載した戦車には、多くの欠点(遠距離での照準砲撃、発射体の飛翔時間及びその軌道)があり、リアリスティックバトル(Realistic Battle:RB)ではさまざまな問題が発生します。一方で、アーケードバトル(Arcade Battle:AB)では、このような欠点を抱えていてもより高い効果を発揮することができます。さらに、多くの場合は強力なHE弾(榴弾)を発射可能な武器を装備しており、平均すると1回の攻撃で同ランク、あるいはそれ以上のほとんどの相手を破壊可能で、現時点ではセンチュリオンのアーケードバトル(Arcade Battle:AB)におけるBR(バトルレーティング)が非常に効果的であることを示しているため、よりBR(バトルレーティング)が高い「メジャーリーグ」に移行するのが妥当であると考えています。その破壊力を失うことはありませんが、これまでにこの戦車と対峙して明らかに不利だった一部の戦車は、状況が改善されることでしょう。

  • IS-6:HEAT弾(対戦車榴弾)を搭載した対戦相手の増加により、生存率が減少したとのご意見が寄せられました。統計の結果、これが明らかとなり、この戦車のリアリスティックバトル(Realistic Battle:RB)におけるBR(バトルレーティング)を減少する予定です。

  • T-55AM-1:また、T-55AM-1の有効性についてもご意見を頂きましたが、私たちのデータでは正しい効率を発揮しているという結果が得られました、ただし、標準的なT-55AのBR(バトルレーティング)は8.0に減少します。現在、T-55AM-1は意図した通りの性能を発揮しており、BR(バトルレーティング)8.3の平均値に相当する効率指標を持っています。しかし、T-55Aに目を向けてみると、同じBR(バトルレーティング)のT-55AM-1と比較して効率が著しく劣っていることがわかります。そこで、効率のバランスが取れたT-55AM-1は変更せずに、T-55AのBR(バトルレーティング)を減少することにしました。同時に、T-55Aと比較すると効率が僅かに劣る、アメリカのM60A1 AOSドイツの48A2 GA2のBR(バトルレーティング)も修正します。

  • 実際には、他にも多くの提案を検討しましたが、その中には矛盾するものが多数ありました。例えば、ドイツのプレミアム兵器であるTAM 2IPは、研究可能なTAMとは性能や武器の点で違いがありますが、統計的には大差がないため変更の必要はありません。

  • それとは別に、T-34-85(D-5T)におけるBR(バトルレーティング)の減少についてもお話ししたいと思います。こちらを説明するにあたり、同様のBR(バトルレーティング)を持つ車両と簡単に比較をしてみましょう。改良型のD-5TはティーガーH1型やパンターD型に匹敵し、その有効性は同様の重戦車及び中戦車のレベルに達しているという統計があります。しかし、T-34-85(D-5T)の有効性は同様のBR(バトルレーティング)を持つ他の中戦車よりも著しく劣っており、これがこの車両のBR(バトルレーティング)を減少する理由となっています。有名なT-34の同様の改良型についても、T-34-85(D-5T)の状況と大差がないことからBR(バトルレーティング)の減少が積極的に推奨されました。しかし、実際にはその差は大きく、最終的には戦闘での全体的な効率に大きく影響し、それに伴って統計値にも顕著な差が出ています。同様の改良型でも、統計的には非常に良い結果が出ているため、現時点では現在のT-34におけるBR(バトルレーティング)を変更する必要はありません。



  • 艦艇


    今回のアップデートでは艦艇のBR(バトルレーティング)に変更はありませんでしたが、戦艦と巡洋艦の区別などの顕著なご要望が皆さまから寄せられました。

    現在、艦船のBR(バトルレーティング)の上限を増加する予定のため、今後のお知らせにご期待ください。フィードバックいただいた皆さま、ありがとうございました。

    皆さまからいただいたすべてのフィードバックに感謝します!