戦後車両の防御力に関する報告形式

複雑な装甲構造を有する戦後の戦闘車両の防御に関する報告要件に変更を施します。

近代主力戦車の防御に関する報告について、私たちの新しい方針を詳細にご説明します。

近代主力戦車の防御モデリング


『War Thunder』では、実際の兵装を可能な限り正確に再現するように努めており、入手可能な情報はすべて利用しています。これにはプレイヤーの皆さまから寄せられた情報も含まれており、皆さまの協力に感謝しています。私たちは共に、数多くのさまざまな誤りを正し、ゲームの改善に努めてきました。この作業を理解しやすく実りある方法で行うにあたって、エラーや不正確さの修正を目的とする報告は、必須要件を満たしているものに限り受け付けています。

しかし、残念なことに、これらの要件は情報の可用性及び開示性に影響する場合があり、特に徹甲弾のパラメータとより閉鎖的なトピックである近代戦車における防御に関しては顕著に影響します。

また、近代主力戦車に関するほとんどの情報が機密事項であることが多く、これらの情報源だけに頼ることもできないという背景もあります。

そのため、発射体の貫通計算式のように異なる対処法を実施してきました。装甲車両における防御は、入手可能な公開されている情報を基にモデリングしており、破壊された車両の写真や動画など、身近に手に入るデータを基に計算することもあります。その他の場合、戦車の防御性は車両の外観や装甲モジュールの配置及びサイズ、そして車両の開発段階で提示される脅威や性能要件からのみ評価します。これと同時に、科学的で名のあるさまざまな情報源から得られる防御評価に関するデータが、常に関連性を維持している保証はなく、正確性を確認できるものばかりでもありません。

特に難解な事例に関しては、特定の主力戦車(エイブラムスチャレンジャーなど)に、そのレベルの防御が適用された理由が明記されている調査結果を公開します。この調査結果では、最新の主力戦車に関する推定防御のレベルと一般化された情報をより良く理解することができ、公開されている資料にも掲載されています。上記を踏まえ、複合装甲を備えた戦後の主力戦車における装甲防御に関する報告を検討する際の、いくつかの主な要点をご紹介します:

1. 私たちは、モノグラフや記事、または研究資料などの二次資料から抽出された評価情報を含む、ガイドラインに準拠して作成されたすべての防御に関する報告を検討します。これらの報告は、不具合報告や史実との不一致に関する問題としてではなく、提案として扱われ、指定された兵器の防御モデルをより正確に調整するのに役立ちます。しかし、必ずしも報告で挙げられた情報がゲームに実装されるとは限りません。

2. 以前に、主力戦車の弾薬に対する防御データの表を公開しました。こちらの表には、ゲーム内の貫通計算の参照値(公開時に適用されています)が含まれており、新たに追加される主力戦車もこの表に追加されます。また、まだ表に掲載されていない主力戦車のモデル化された防御パラメータを順次追加していく予定です(※リンク先は英語表記)。

3. 主力戦車のダメージモデルに関するエラー報告の処理に変更はありません。例えば、発射体が命中すれば耐えられない部分での非貫通(貫通値が高い装弾筒付翼安定徹甲弾で主力戦車の側面や背面などの弱点を貫通できないなど)に関する報告は、依然として不具合と見なします。

S一般的なガイドラインに基づいて提供されるこれらの報告は、引き続きダメージモデルに関するエラーとして扱われます。

また、今回の変更は、報告の処理法を効率化して防御パラメータを変更可能なものにすることを目的としています。



The War Thunder Team