特集:中国主力戦車

主力戦車の設計には、主に2つの方法があります。西側式とソ連式です。NATO(North Atlantic Treaty Organization:北大西洋条約機構)が定めた典型的な戦車は、搭乗員4名が操作する比較的大型の戦車で、優れた仰角を備えた120mm砲で武装しています。一方、通常ソ連の技術者たちは、車高が低く、高密度な車内と自動装填装置付きの125mmを備えた設計を好みます。このように、異なる方法を利用した戦車設計はその外観も技術レベルも大きく異なるため、多くの場合一目見ただけで西側式かソ連式かを簡単に判別することができます。

しかし、時には両陣営のアイデアや設計をうまく取り入れ、中間の道を歩む設計者もいます。中華人民共和国では、最終的にソ連戦車を基盤とした中国独自の設計を持つ戦車が製造されるようになりました。