空対空ミサイル

アップデート1.85「超音速(Supersonic)」から新しい武器である「空対空ミサイル」が『War Thunder』に登場します。
アメリカのAIM-9Bサイドワインダーや、ソ連のP-3C、イギリスのファイアストリークを含むミサイルの初期モデルが
特定の航空機で使用可能になります。ゲーム内のいくつかのヘリコプターでも空対空ミサイルを
使用することができるようになりますが、より先進的な種類のミサイルを搭載しています。
どうしてヘリコプターがより性能の高いミサイルを搭載できるか気になりますか?それについては、
『War Thunder』における航空機の未来:超音速ジェット機&空対空ミサイル」で、すでにご紹介していますのでそちらをご確認ください。

アップデート1.85に含まれる現在全てのミサイルには、標的追尾装置と共に赤外線(熱)追尾装置が内蔵されています。
そのため、ミサイルは、比例航法を用いて標的を捕捉し、最短の弾道で標的を打ち落とすことが可能です。
初期のミサイルの誘導式弾頭は、エンジンで熱されたガソリンから発生した熱にしか反応しなかったので、
航空機後部に対してしか効果を発揮せず、他の角度でもその効果を失ってしまいます。
初期の空対空ミサイルは確実にジェットエンジンや、ターボシャフトエンジン、ピストンエンジンの熱を捕捉することができました。
そのため、多数の第二次世界大戦時の複葉機と、他の航空機などには、長距離であれば、このミサイルは反応しません。
新型ミサイルのホーミングシステムは多目的に使用することができ、航空機の機体から発せられた熱に反応し標的を追撃し、
航空機前部からでもその能力を発揮することが可能です。様々な種類の放射線が、赤外線スペクトルに感知されるので、
この設計の特徴によってミサイルは太陽や、ヒートトラップ、能動電気光学対策に反応することがあります。



 

興味深い事実:捕捉範囲で最も強い熱源であったため、空対空ミサイルは頻繁に太陽に向かって飛ぶことがありました。
この赤外線誘導弾頭の「弱点」は、『War Thunder』に実装される特徴の1つでもあります。



いくつかのミサイルの標的追尾装置は発射前に、ミサイルの軸に沿って厳密に焦点が定められ、パイロットが照準に標的を捉え続けた場合にのみ
発射することができます。その他の航空機では、インジケーターが標的を追尾するため、装置を搭載している航空機は、
特定領域内であれば操縦することができます。これにより、ミサイルを発射しながら軌道を操作することが可能になったため、
座標内に存在する標的に攻撃するときの開始条件が良くなりました。
『War Thunder』開発チームは、異なった捕捉範囲を様々なミサイルに設定することで、それぞれの意味合いをゲーム内に再構築しました。

照準や、捕捉、ターゲットを狙い続けることに関連した意味合いに関して、誘導式ミサイルには、その電子機器や発射ジャイロセンサーを
「ウォームアップさせる」ための準備時間が必要であることを覚えておかなければなりません。
誘導式弾頭は一定時間内は、標的探索モードのままであり、そしてその後切れてしまいます。
そのため誘導式空対空ミサイルの使用手順はこのようになります:攻撃態勢に移行する、誘導式ミサイルを起動させる、起動するまで待つ。
そして、捕捉時間内に敵を捕捉し、誘導式ミサイルの機能が切れる前にミサイルを発射する、そしてこの手順を繰り返すという形になります。
メニュー内で、照準を合わせるためのキーとミサイルを発射するキーを設定することができます。
ほぼ理想的な条件内(標的がジェット戦闘機であり、WEPにより安易に「点火」した状態かつ、標的の移動軌跡の直線上を飛行し、
機体後部を捉える捕捉)の照準範囲は、約4,000メートルであり、確実性のある捕捉範囲は、約2500メートルです。


空対空ミサイルには航空機または、地面接近時に爆発する近接信管が搭載されています。ミサイルが標的に近づいた時に爆発し、
多方面に多数の破片を飛ばし標的を攻撃します。標的に到達しなかったミサイルは一定の時間が過ぎると自爆します。

これでどうやって標的を捕捉し、攻撃するかが分かりましたが、どうやって攻撃を回避すればよいのでしょうか?
初めに、飛行し続けることにより攻撃を回避することができます。初期のミサイルは、飛行中に、素早く動く標的を追尾しながら
重力加速度から自身を維持することができなかったため、飛行し続ける標的を捕捉し続けることができませんでしたが、
新型のミサイルは、より高い飛行性能を有しています。パイロットの視覚感知を再現するために、
『War Thunder』の全ての航空機とヘリコプターには、空対空ミサイルが近づいてきているときに、
そのようなシステムが設定されていなかったモデルでさえ、警告が表示されるようになっています。
ミサイルの警告がどれだけ早く表示されるかは、搭乗員のスキル次第です。消極的防衛操舵、すなわち対ミサイル操縦は、
空対空ミサイルが戦場に登場した後に、パイロットの訓練の必須事項となっており、『War Thunder』のパイロットの皆さまも、
これらのスキルを獲得することによりその恩恵を受けることができます。
初期のミサイルには、制限された重力加速度値があるため、平均的なジェット戦闘機で早めに反応できれば、
これらのミサイルを回避できるでしょう。ミサイルに関しての警告が表示された場合、回避態勢にすぐに移るようにしましょう!
ミサイルは急な旋回をすることができず、すぐにパイロットの皆さまが操縦する機体を見失ってしまうことでしょう。


他に利用できる回避策は、ミサイル誘導システムを欺くことです。アップデート1.85「超音速(Supersonic)」では、特定のヘリコプターには、
ミサイルに誤認させる熱を発生させるフレアが装備されています。これらのミサイルの「注意」を引き付ける「熱トラップ」により
他の方角にミサイルを逸らすことができます。またヘリコプターには、電子光学妨害を発生させるジャマーや、遮蔽排気装置が搭載されています。
これらの対抗策はミサイルが赤外線スペクトル内で標的を捕捉する時間を増加させることができます。
最終的手段としては、特定のミサイルモデルに対しエンジンを停止させることにより、ミサイルが標的を失うことがあります。

できるだけ現実に寄せたフレアと、赤外線妨害技術の両方とも『War Thunder』にすでに実装されています。
フレアは、エンジンから発せられている熱に類似した熱を発生させます。これらの疑似ターゲットの1つでも、
ミサイルの誘導式弾頭の捕捉範囲内に入れば、ミサイルは2つの標的の間に存在する空間に弾道を変更することでしょう。
赤外線妨害技術は、特定の領域内で標的が認識できる多数の規則性の無い赤外線信号を発生させ、
これらの領域内にいる標的へ誘導式弾頭が到達するのをより困難なものにします。赤外線妨害技術は、この妨害技術に対抗するための
機能を追加されていない誘導装置を持ったミサイルに対してにのみ、その効果を最大限に発揮します。


空対空ミサイルは、空中戦の歴史において重要な節目の1つです。
この新しく、面白い武器が『War Thunder』の空と、協同戦で適切に機能するよう全力を尽くしました。
『War Thunder』開発チームが気に入っているのと同じくらい、皆さまがこの空対空ミサイルを気に入られることを心から望んでいます。



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