F-86K セイバードッグ：グランドツーリスト

2019-05-11 07:50 解説

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アフターバーナーとAIM-9Bサイドワインダー付き新設計F-86DのNATO輸出版です。
全天候型レーダーの機首が特徴的な「セイバードッグ」が新トップジェット戦闘機として次期大型アップデート1.89で離陸します。

簡潔に言うと、F-86セイバーを基に開発され、空対空ミサイルとアフターバーナーを搭載した最高ランクの新しいジェット迎撃機です！

1949年3月、ノースアメリカン社は民間事業としてすでに存在していたF-86セイバーを基に、新しいジェット迎撃機の開発を開始しました。
新しく開発された機体は、1人のパイロットだけで操縦でき、標的を確実に撃破するために従来の銃ではなく、複雑な発射管制装置が
組み込まれた無誘導式ロケット弾を使用しました。同年の4月には、新機体のプロジェクトは軍の高官たちから正式な承認を受け、
同時に生産用の機体の開発も開始されました。

1949年10月に生産契約が締結されましたが、YF-95と名付けられた初めの試作機は、1949年12月に初飛行を行いました。1950年初期、
ソ連の核実験とその後の朝鮮戦争の勃発によりYF-95の開発が早められました。それにもかかわらず、開発中に複数の問題が浮上し、
この機体の開発が遅れたため、最初の機体が完成したのは1951年3月となりました。遅れている開発の中で、機体の名称はF-86Dへと変更され、
非公式のニックネームでもある「セイバードッグ」という愛称も与えられました。

1953年1月、ノースアメリカン社はイタリア軍に複数の機関砲を搭載した2人乗り用のF-86Dの開発を打診されました。
しかし、開発にかかるコストと再設計に必要な作業量が莫大であると判明したため、当初の設計で新しい機体の生産を行うことに合意がなされ、
代わりに砲武装と簡略化された発射管制装置を搭載することとなりました。また、この新しい輸出用のセイバードッグには
F-86Kという名称が与えられました。

当初、F-86Kはアメリカ国内だけで生産されていましたが、その後ライセンスを獲得したイタリアのフィアット社でも生産が開始されました。
F-86の運用は1955年に開始され、イタリア空軍とは別に、 F-86Kはフランスや、西ドイツ、オランダ、ノルウェー、ホンジュラス、
ベネズエラを含む多数の国々でも使用されました。2,800機以上が製造されたセイバードッグから約340機のF-86Kが生産されました。
生産されたF-86Kの多くが1960年代後期までに前線から退きましたが、一部の機体は1970年代まで使用されました。

F-86Kセイバードッグジェット戦闘機フランスランクVI

長所

空対空ミサイル AIM-9Bサイドワインダーが装備されている点

アフターバーナーを搭載している点

20mm機関砲を装備している点

短所

亜音速機である点

『War Thunder』ではアップデート1.89で登場する新兵器の1つとしてF-86Kが登場し、フランスの航空ツリーの最高ランクの機体として
すべてのパイロット皆さまに利用可能となります！超音速に達することはできませんが、遷音速での飛行が可能なF-86Kは、
アフターバーナー付きのジェットエンジンによる素晴らしい性能を有しています。また、この機体に備わっているレーダー機能と火力が、
この機体を使用する全てのパイロットの皆さまを間違いなく満足させてくれることでしょう。

F-86Kは、アフターバーナーが起動した際に約34キロ・ニュートンの推進力を発生させることができるゼネラル・エレクトリック社製
J47-GE-33タービンエンジンを出力としています。飛行速度の観点から言うと、この出力によりF-86Kは海面位において
最大速度692マイル（時速1115km）に到達することが可能です。この最高速度は『War Thunder』での新記録を
塗り替えるものではありませんが、他の国家の亜音速や遷音速の敵機との戦闘において間違いなく素晴らしい活躍をし、
超音速機が油断状態にある時にはその速度にすら追いつくことが可能なのです。

興味深い事実：セイバードッグは当初F-95と名付けられていましたが、すでに存在していたセイバーの派生機で、完全に新しい機体でない
という印象を与えるために、F-86Dという名称に変更されました。現実では、F-86Dは開発のベースとなったF-86と25％程しか
類似してませんが、開発プロジェクトに確実にさらなる支援を受けるべく、名称の変更が行われました。

上記でも示唆したように、F-86Kの火力はずば抜けたものではりませんが、全部で528発の弾薬を装填可能な4門の20mm M24A1から
構成される主要武装により、F-86Kは対峙する敵機を瞬く間に撃墜することが可能です。また、戦闘においてより多くの刺激を求める
パイロットの皆さまには、F-86Kはより多くの刺激的な経験を与えてくれるでしょう。

さらに、F-86Kには2発のAIM-9Bサイドワインダーを搭載することも可能です。F-86Kのパイロットを志願する皆さまは、
より速い敵や油断している標的と、搭載している砲の射程範囲外で戦いたい時にこの強力なミサイル弾を使用することができます。
しかし、パイロットの皆さまは、最高の結果を出すために、搭載されているサイドワインダーミサイル弾が制限を伴う
初期型であるということを頭に入れ、ミサイル弾を撃つ最高の瞬間を見極める必要があります。

F-86Kは『War Thunder』への着陸準備に入っており、まもなく登場するアップデート1.89でリリースされるコンテンツの1つとして、
フランス軍パイロットの皆さまのもとに到着します。アップデートで他にどんなコンテンツが登場するか知りたいですか？
まもなくゲームに実装される、次回の大型アップデートに関する最新情報や開発ブログをお見逃しなく。
パイロットの皆さま、その時まで空での一掃をお楽しみください！

The War Thunder Team

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