MiG-21F-13：白銀の燕

2019-08-29 23:50 解説

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MiG-21は、1950年代のソ連の超音速ジェット戦闘機であり、迎撃機です。
20世紀後半のソ連の軍用機の中で、非常に象徴的な軍用機の1つと言っても過言ではありません。
パイロットの皆さまは、アップデート1.91の一部としてまもなく登場する伝説のMiG-21F-13を操縦し、
『War Thunder』の自由な空へと飛び立つことができます！

簡潔に言うと、1950年代に活躍したソ連の超音速ジェット戦闘機であり、信頼性の高い飛行性能と、
ある程度制限はされていますが、破壊的な威力を誇る武装を装備しています。

MiG-21F-13　ジェット戦闘機　ソ連　ランクVI

長所

最高速度が非常に速い点
アフターバーナーを備えている点
空対空ミサイルを備えている点

短所

機関砲の弾薬数が少ない点
飛行中に失速しやすい点

歴史（ここをクリックで展開されます。）

MiG-21の開発は、ミコヤン設計局が、新しい後退翼ジェット航空機における設計研究の開発に取り組んでいた1950年代初期に遡ります。
このプロジェクトの進展により、「Ye-4」と呼ばれるデルタ翼を持つ個別の試作機が生み出されました。
テスト飛行では、有望な結果を残しつつも、改善の必要があったため、Ye-4の改良が再開されました。
さらなる設計の微調整と修正により、最終的にYe-5の試作機が完成し、1956年1月にこの機体の初飛行が行われました。

Ye-5は、テスト期間中に与えられた新しい名称「MiG-21」の下、正式に生産が開始されました。
しかし、MiG-21はごく少数の機体のみしか製造されなかったため、初回生産数はほんの僅かしかありませんでした。
その一方で、この航空機の改良型Ye-6の開発は進み、1958年5月には、テスト飛行が行われました。
その2か月後の7月、MiG-21Fと正式に名付けられたYe-6は、最初のMiG-21の代替機となる基準の生産モデルとして、
大量生産が開始されました。MiG-21Fの武装は、30mm機関砲2門で構成されており、次の段階で「空対空」誘導ミサイルを
装備する予定でした。しかし、そのためには機関砲を1門取り外す必要がありました。

それ以降、ソ連の需要と他国への輸出のため、膨大な数のMiG-21と、多くのMiG-21の派生型が製造されることとなりました。
現在では、約60ヶ国が、様々な機能や改造が施されたMiG-21を所有または、運用しています。

1959年に生産が開始されて以来、ライセンス生産モデルを含めると、
優に11000を超えるMiG-21の派生型が生産されました（その内2400以上のモデルがJ-7の名称の下、中国で製造されました）。
この伝説の航空機「フィッシュベッド」は朝鮮戦争以来、最も大量生産された戦闘機となり、
この開発ブログだけでは書ききれない程多くの武力紛争に参加しました。
ほんの一例として、参戦した過半数以上のアメリカの航空機が最新であったにも関わらず、
MiG-21が互角に戦闘することができたベトナム戦争が挙げられます。

『War Thunder』で、MiG-21F-13はソ連の新しいトップクラスのジェット戦闘機として、航空ツリーランクVIに登場し、
熟練したパイロットの皆さまを心待ちにしています。MiG-21F-13は、MiG-21の最初の基準となる生産モデルであり、
数多く生産されました。この航空機には、『War Thunder』のパイロットの皆さまにはお馴染みの、K-13空対空ミサイルの搭載をはじめ、
小規模な改良が施されています。また、ゲーム内ではマッハ2の速度制限を破ることができる最初の航空機となります。

MiG-21F-13には、R-11F-300ターボジェットエンジンが1基搭載されています。
これにより、MiG-21F-13は地上近くで最大時速1300km（マッハ1.06）まで加速可能で、
高度13000mでは最大時速2200kmに到達することができます。
さらに、MiG-21F-13の上昇率は凄まじく、ゲーム内でも屈指の上昇速度、秒速120mを誇ります。

上記で述べた通り、MiG-21F-13は、非常に速い速度で飛行し、瞬く間に高度を上げることが可能ですが、
操縦する時には万全な注意を払わなければなりません。デルタ翼設計の航空機であることから、
超音速飛行においての安定性が高い反面、操縦性にはマイナスの影響を与え、急な角度での機動の制御が困難であり、
大きな失速に繋がります。そのため、MiG-21F-13にはブーム＆ズームの攻撃スタイルが最適であり、
あらゆる細かい操縦を伴う戦闘は避けるのが最善でしょう。

興味深い事実：MiG-21はその外観から、就役した場所にちなんだ、様々な愛称が付けられました。
例として、ソ連ではよく「バラライカ」と呼ばれ、ポーランドでは日本語にあたる「鉛筆」と呼ばれていました。

初期の派生型と比較すると、MiG-21F-13の武装は変更されましたが、破壊的な威力は損なわれませんでした。
MiG-21F-13には60発の砲弾を備えた30mm機関砲1基しか搭載されていませんが、
パイロットの皆さまはMiG-21F-13にK-13空対空ミサイルを装備することも可能です。
これにより、空中目標に対する有効性が大幅に強化されます。

攻撃用の主要武装を補完することは、敵の地上部隊との交戦に役立つであろう多数の追加武装の選択にも繋がります。
そのため、パイロットの皆さまは、各16発のロケット弾が装備可能な57mmロケット発射機や、
250kgと500kgの従来の無誘導爆弾、または無誘導空対地S-24ロケット2発へアクセスすることができます。

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