トゥルム IIIは、1960年代半ばにレオパルト1主力戦車を基に開発されたドイツの実験的な戦車です。『War Thunder』の次期大型アップデートの一部として、このユニークなトゥルム IIIがトップランクの地上戦にまもなく登場します!
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簡潔に言うと、レオパルト1のシャーシを基に三軸安定化砲塔を搭載し、優れた射撃精度を実現した実験的な設計の戦車です。
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トゥルム III 主力戦車 ドイツ ランクV プレミアム
特徴:
優れた機動性を有する点
発射速度の高い105mm砲を搭載する点
30mm機関砲の副砲を搭載する点
1960年代、西ドイツとアメリカは共同でMBT-70の計画に取り組んでいましたが、最終的に望ましい結果を得ることはできませんでした。しかし、ドイツの技術者は代替となる設計案と型破りな技術的解決策を試験するために、この開発と並行して他の計画にも着手していました。そのような計画には、後に搭載されることとなった三軸安定化砲塔の開発が含まれており、これは将来的に車両の射撃精度を大幅に向上させることを目的としていました。
「Erprobungsträger mit 3-achs-stabilisiertem Turm(ドイツ語で三軸安定化砲塔の実験車両の意)」と名付けられた計画では、組み立てに要する時間を短縮するために、Rheinmetall(ラインメタル)社により開発された新しい砲塔が、レオパルト1の改造シャーシに搭載されました。その後、1966年に製造された技術実証用の試作車両にはドイツ連邦軍による幅広いテストが行われ、試験計画の設計が技術的に実現可能且つ効果的であることが結論付けられました。しかし、これと同時に製造における複雑さと高額な費用が懸念された他、窮屈で不便な内部設計や限られた装甲防御、背の高い車高などのさらなる欠点が挙げられました。
これらが指摘された結果、設計のさらなる開発は中止され、計画は正式に終了を迎えました。その後、この設計の唯一の試作車両はコブレンツにあるドイツ連邦軍の技術博物館に送られ、現在も展示されています。
『War Thunder』では、次期大型アップデートの実施に伴い、このトゥルム IIIがプレミアム車両として登場し、陸軍ツリーのランクVにて戦車兵の皆さまを待ち受けます。レオパルト1戦車の非常に馴染み深いシャーシを基にしたこのドイツの装甲車両は、独自の安定化砲塔と主砲の自動装填装置を備えており、車両に優れた火力と正確な射撃を提供します!
トゥルム IIIは三軸安定化砲塔を搭載していることにより、この車両の意欲的な指揮官の皆さまは移動中でも正確に射撃することができます。また、ほとんどの熟練戦車兵の皆さまにお馴染みのL7A2 105mm砲と自動装填装置の組み合わせは、トゥルム IIIを非常に危険な戦場の捕食者にしています。さらに、低空飛行している航空機の撃墜や軽装甲目標の破壊に最適な30mm機関砲を主砲横の同軸上に取り付けています!

しかし、高度な装甲を備えていないトゥルム IIIは車体の防御力が不十分であるため、敵の砲火の影響を比較的受けやすく、機関砲は主力戦車に装備された大口径砲に次いで2番目に大きな脅威となります。さらに、この車両に搭載された大きな砲塔によってトゥルム IIIの車高は高くなっているため、指揮官の皆さまは敵からの発見および射撃の回避に困難を強いられます。
しかし、これらの重大な欠点を幾分か補っているのがこの車両の優れた機動性です。強力な856馬力出力可能なディーゼルエンジンを搭載したトゥルム IIIは、舗装された道路では最高速度65km/hに到達することができます。その結果、優れた主砲の制御性及び高速装填を、良好な機動性と組み合わせることができるため、敵の側面から大混乱をもたらすことに熱心な戦車兵の皆さまには最適な選択肢となります。最後に、トゥルム IIIはそのプレミアムステータスにより、戦車兵の皆さまがさらに高度なドイツの地上車両へ進行するのを加速させます。
トゥルム IIIの特別パックは、Gaijin.Netストアにて事前予約することができ、次期大型アップデートの実施後に将来の戦車兵の皆さまが利用可能となります。それまでは、『War Thunder』の次期大型アップデートに関する情報も、最新の記事で忘れずに確認しましょう。それでは戦車兵の皆さま、よい狩りを!