1930年にアメリカのマーチン社が開発した高速爆撃機、B-10Bは試験で時速333kmの速度を達成しました。
この速度は、当時の複葉戦闘機の多くを振り切ることができたということを示しています!
プロジェクトが成功したことで、マーチン社は軍用機への貢献を称えられ、名誉あるCollier Trophyを獲得しました。
また、このとき、政府から48機の注文を受け、その後も何度か大規模な注文を受けることとなります。
1930年代の半ばには、マーチン社のB-10BとB-12Aがアメリカの爆撃機部隊の中核を担うようになっていました。
けれども、技術的な優先度はすぐに、より高度な設計へと移り変わっていきました。
新しい戦闘機はより速く、新しい爆撃機はより強力になり、B-10Bはその塗料が輝きを失うよりも早く影を潜めてしまいました。
1937年以降、先進的なボーイング B-18 ボロがB-10Bの後を継ぐこととなりました。
B-10Bは、フィリピンにいたアメリカ空軍の一部の航空団で戦争の最後を見届けました。
しかし、B-10Bはそれでもまだどうにかいくつかの戦闘に参加していました。
オランダ領東インド、中国、タイでは、局地戦争と第二次世界大戦の空中戦の両方で輸出された航空機が使用されたのです。
War Thunderでは、B-10Bはアメリカの研究ツリーのプレミアム機体として、ランクⅠで登場します。
ドーム型の機首砲塔と背面砲塔の巨大なキャノピーにより、航空機の外観は特徴的なものになっています。
興味深い特徴の1つとしてあげられるのは、油温計と風圧計がエンジン室に直接設置されていることです。
これにより、パイロットはキャノピーのガラスを通して、左右の計器を読むことができます。
B-10Bはランクにしては、速度が秀でており、全てとはいきませんが、一部の戦闘機相手なら、うまく逃れることができます。
この航空機は、機首砲塔、後部キャノピー、胴体前面のハッチにそれぞれ1丁ずつ7.62mm機銃を装備しています。
マーチン B-10Bの爆弾搭載量は多岐にわたり、250、500、1,000、2,000ポンドから前もってセットすることができます。
最大搭載量は2,000ポンド(900kg強)です。
今回ご紹介したアメリカの爆撃機は、次回の大型アップデートでWar Thunderに登場します。
ストアにもどんどん商品が追加されますので、今後もお知らせにご注目ください!
The War Thunder Team
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