開発兵器リスト

世界大戦モード報酬兵器:M60 AMBT&IL-2(M-82)

 

世界大戦モードのサードシーズン「ロード・トゥ・ザ・ウェスト(Road to the West:西への道)」は7月1日(水)開戦予定です。

 


M60 AMBT(イベント兵器)

 

 


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2011年、トルコのStandartBio(スタンダートバイオ)社は、旧式となったM60戦車の大規模な近代化計画を提案しました。
この計画は「AMBT(Affordable Main Battle Tank:お手頃主力戦車)」と呼ばれ、M60戦車の戦闘効率を現代の主力戦車とほぼ同等の水準まで引き上げるのが目的でした。
この近代化による主な変更点には、新しい1200馬力出力可能なディーゼルエンジン、弾道計算機を搭載した近代的な射撃統制システム、砲手のデジタル照準器を用いた照準線の独立安定化、新しいM256 120mm滑腔砲などがあります。また、車体の側面に追加装甲と、砲塔にスラット・アーマーを取り付けることで戦車の防御力が僅かに向上しています。さらに、電気駆動式の砲塔装置、偵察用の光学系装置、車長用の砲塔には25mm機関砲が搭載されました。「AMBT」近代化計画はM60を所有している海外の運用国、アフリカや東南アジアのいくつかの国家に向けて全面的に設計されました。

 

 

 

『War Thunder』では、世界大戦モードの新シーズンにおける主な報酬としてこのM60 AMBTが登場します。M60 AMBTは近代化されたM60のランクに加わり、この戦車の最も高度な派生型となります。いくつかのパラメーターにより、この戦車はトップランクの主力戦車に近づいています。M1A1エイブラムスと同じ砲を備え、新しく強力なディーゼルエンジンによって非常に優れた機敏性と速度を有し、電気駆動式の砲塔と安定装置は近距離と中距離での移動中の砲撃を可能にします。この戦車の防御力はベースとなるM60と比較して改善されていますが、ランクVIIのほとんどの主力戦車には劣ります。また、動的防御も有していないため、特に車体に対するATGM(対戦車用誘導ミサイル)や化学エネルギー弾による攻撃には注意が必要です。

 

 

 

 

M60 AMBTは、おそらくこれまでゲームに登場した中で最高の報酬となる戦車です。実際に防御を除くすべての点で、この「財布に優しい主力戦車」はアメリカの「エイブラムス」最初の生産型シリーズに匹敵する戦車です。近代的な射撃統制システムと組み合わさった強力な砲、そして優れた機動性は、旧式となっても有能なM60の最大の武器となっています。世界大戦モードに参加して、努力して獲得するだけの価値があるこの報酬を手に入れましょう!

 


IL-2(M-82)(プレミアム航空機)

 

 


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1941年7月上旬、ドイツ軍によるロシア中央部への急速な進撃により、IL-2 AM-38「シュトゥルモヴィーク」攻撃機の航空エンジンの供給が減少する恐れがありました。
設計者のセルゲイ・イリューシンは、起こり得る問題を予測し、「シュトゥルモヴィーク」のエンジンをより一般的なM-82エンジンに適合させるようソ連軍航空当局に提案しました。Ilyushin(イリューシン)設計局の航空機技術者たちは、ごく短期間の内に新しいエンジンを試験するための攻撃機を開発しました。この試作機は、第二次世界大戦で最初のIL-2が出撃後に必要性が明らかになった、銃手のために配置を考慮した待望の防御銃座も搭載されていました。生産型とは異なり、M-82エンジンを搭載したIL-2にはエンジンルームを防御する機能が備わっておらず、カプセル状の装甲を短くしてパイロットとエンジンの間に装甲板を配置しているだけでした。新しいエンジンには、改良されたプロペラを搭載する必要もありました。銃手は、防弾ガラスが備わった12.7mm UBT機関銃を搭載したブリスター式の銃座で、コックピット後部に配置されました。新型の攻撃機の試験では、この設計により通常のIL-2より速度では劣りましたが、致命的な問題がないことは実証されました。1942年の春にはM-82 IRエンジンを搭載し、ほぼ全ての攻撃機が運用される低高度に適した試作機が登場しました。飛行特性は改善されましたが、この頃には国産のAM-38エンジンの生産が主流であり、M-82エンジンを搭載したIL-2を改造する必要性はなくなっていました。

 

 

 

IL-2(M-82)は世界大戦の新しいシーズンの報酬としてソ連空軍の研究ツリーにおけるランクIIのプレミアム攻撃機として登場します。
IL-2(1941)には速度でやや劣る点、エンジンの防御を有していない点では異なりますが、バトルにおいては必要不可欠な防御銃座を備えています。搭載された攻撃用の武装は初期型の「シュトゥルモヴィーク」と似ており、ShVAK 20mm機関砲2門とShKAS 7.62mm機関銃2門、非常に多様な種類のロケットと爆弾の組み合わせを有しており、最大で250kgを2発まで積載することができます。IL-2(M-82)は、その派生型の他の攻撃機と同様に、このクラスのランクでは最高の航空機の一つです。IL-2は、地上目標に効果的にダメージを与えるだけでなく、機関砲や機関銃の集中砲火で敵の航空機を釘付けにすることも可能です。確かに、IL-2は本格的な空戦に必要な速度や機動性が欠けていますが、防御用の重機関銃を使って追撃からの脱出を図ることができ、また翼の面積が広いため樹上の低高度から目標に忍び寄ることもできます。さらに、IL-2(M-82)はソ連の攻撃機コレクションの中でも切望されていたモデルです。初めてIL-2が工場で改造した際に銃手の仕事場が設けられ、敵の猛攻が止まない状況下で開発されたこの航空機こそ真の「戦争の申し子」と言えるでしょう。

 

   

 

簡潔に言うとIlyushin(イリューシン)設計局の実験的な攻撃機は、最も頑固で巧みな戦闘機を手に入れたい第二次世界大戦の愛好家にとっては素晴らしい報酬です。ぜひ、獲得しましょう!

 


 

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