T-80Uは伝説的なソ連のT-80主力戦車の改良版車両であり、より強力なエンジンや、強化された機動力、改良された防御を備えています。
T-80Uは、『War Thunder』のアップデート1.87の車両の1つとして登場し、この大型アップデートにより陸軍の新ランクであるランクVIIで、
ソ連の戦車兵の皆さまの搭乗を待ちわびています!
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簡潔に言うと、T-80主力戦車の改良版車両であり、非常に効果的な統合爆発反応装甲(ERA)と重量増加による欠点を軽減するための
改良版エンジンを搭載した車両です。
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従来のT-80主力戦車の改良作業は、レニングラードにあるT-80の生産を担っていた設計局とのT-80の更なる性能向上を念頭に置いた
共同プロジェクトとして、1970年代中頃に早くも始まりました。
1980年初頭に、初めての試作車両の開発作業が進められており、広範囲に及ぶ試験と設計改良の後、新型戦車の生産の準備が整い、
その戦車の設計は、T-80Uの生産名称の名でソ連軍に承認されました。
T-80Uには、砲塔と前部装甲においての改良が新しい生産過程の上で施され、コンタークト-5として知られる第二世代ERAによる
防御システムも装備されました。前の世代の動的保護とは逆に、コンタークト-5は、成形炸薬弾(HEAT)や徹甲弾に対する
戦車の防御力を上昇させました。この改良はまた、戦車の武装にも影響を与えました。T-80Uには、より先進的な9M119誘導式ミサイルを
使用した新型の1A45発射管制装置と反射ICBMが装備されています。そしてその後、車両の重量の増加という欠点を緩和し、
車両自身の能力を増加させた、新しく、より強力なGTD-1250 ガスタービンエンジンがこの戦車に搭載されました。
T-80Uは、レニングラードにある工場で1987年に生産されましたが、1989年にその生産拠点はオムスクに移されました。T-80の改良作業は
ハリコフで行われましたが、そこでは、「T-80UD」と名付けられたディーゼルエンジンを搭載した独自の戦車が生産されました。
T-80UDは後に、ウクライナでT-80の派生車両として進化を遂げました。
T-80Uは、1980年代後期に「ソ連崩壊」が起こるまでソ連軍で運用され、現在もソ連崩壊後に生まれた国々で運用され続けています。
また、T-80Uは、主に韓国やキプロスなどの国々でも運用されていました。全体的に、約700両のT-80Uが1985年から生産されましたが、
実際に戦闘に使用されることはありませんでした。
『War Thunder』では、T-80Uは、アップデート1.87でソ連の陸軍ツリーに追加される新ランクのランクVIIで戦車兵の皆さまを待ちかまえる
車両の1つとして登場します。一部の戦車兵の皆さまにはお馴染みのT-80Bとは違い、T-80Uは、前任の戦車のものから大幅に改良された
装甲を備え、その火力にも小規模な改良が施されています。
初期のT-80と比べて、T-80Uには、新型の砲塔と、砲塔と車体に使用されている、改良された区画式タイプである複合装甲が装備されています。
それとは別に、T-80Uには「コンタークト-5」と呼ばれるソ連製の第二世代統合型ERA装甲も装備されています。前の世代のERAとは違い、
コンタークト-5は化学弾に対して効果があるだけではなく、運動弾にもその効果を発揮します。
結果として、T-80Uは、とても破壊しにくい車両となり、ゲーム内に存在するより先進的な弾薬でさえも、この車両の破壊は困難を極めます。
またコンタークト-5 により、T-80Uの装甲は、運動弾からは最大620mm、化学弾からは最大1000mmの貫通力を吸収することが可能です。
しかし、コンタークト-5 は反応装甲の1種類であるということに注意してください。つまり、1度のみ使用可能であり、一度起動すれば、
新たに防御することができなくなってしまうということです。また、コンタークト-1よりも非常に小さい範囲しか覆っていなく、
車両を守る能力も低いのです。
火力に関しては、T-80Uにはすでにお馴染みの2A46M 125mm 滑腔砲が使用され続けており、いくつかの現代のソ連の主力戦車でもこの砲が
使用されています。結果として、T-80Uは、事実上前任のT-80Bと同じ種類の弾薬を使用することができます。しかし、例外としてT-80Uは、
新型の徹甲弾であり、より遅い滑空速度とは裏腹に高い貫通力を誇る9M119「リフレックス」をその戦力として使用することが可能です。
T-80Uに施された追加の装甲による重量の増加に対応するために、ソ連の技術者達は、1,250馬力の出力を出すことができ、わずかに
従来のものより強力なガスタービンエンジンを搭載することを決めました。強力な先進的なエンジンは戦車の重量の増加により
起こる欠点を補うだけではなく、戦車の機動力も底上げします。
T-80Uは、アップデート1.87の新兵器の1つとして『War Thunder』に登場し、ソ連陸軍ツリーの初めてのランクVIIの車両の1つとして登場します。それまでは、アップデート1.87に関するさらなる情報も、最新の記事で忘れずに確認しましょう。それでは、戦車兵諸君、よい狩りを!
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