HMSロンドンは、イギリスのカウンティ級重巡洋艦の第二グループとして、
ワシントン海軍軍縮条約で課せられた制約に基いて設計かつ建造されました。
HMSロンドンは、まもなく実施される大型アップデート1.97「ヴァイキングフューリー(Viking Fury)」で『War Thunder』に登場します。
全艦長の皆さまは、初の8インチ(203mm)砲を備えたイギリスの巡洋艦が利用可能となります!
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簡潔に言うと、HMSロンドンは、防御装甲と引き換えに8インチ(203mm)主砲と優れた対空性能を備えた、 戦間期にイギリスで初めて設計かつ開発された重巡洋艦です。
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HMSロンドン 重巡洋艦 イギリス ランクV
長所 強力な8インチ(203mm)砲を有する点対空火力が優れている点 | | 短所 防御装甲が軽装甲である点 |
タイプAの巡洋艦としても知られているカウンティ級重巡洋艦は、
1920年代の戦間期にイギリスで初めて設計かつ開発された重巡洋艦です。
設計は、ワシントン海軍軍縮条約で課された制約によって大きな影響を及ぼしました。
そのため、イギリスの造船技師たちは条約を遵守しつつ、イギリス海軍の通商航路を
確保する能力を有する艦の要件を満たすために、開発中に妥協点を見出す必要がありました。
その結果、良好な航続距離と十分な火力を備えつつ、条約で課せられた制約の範囲内に収まる軽装甲を有した艦の設計を実現しました。
最初の艦は、1920年代半ばに発注され、1924年に建造が始まりました。
HMSロンドン(ペナント・ナンバー:C69)は1926年2月に起工され、ロンドン級のサブクラスで知られる、
カウンティ級重巡洋艦の第二グループのネームシップとして1929年1月に就役しました。
1930年代、HMSロンドンは、ヴェネツィアへの親善訪問や、スペイン内戦時におけるバルセロナからの
民間人避難の支援に従事しました。その後の1939年に、HMSロンドンは修理のために乾ドックへと送られました。
1941年、HMSロンドンは戦艦ビスマルクの捜索に従事した後に、再び修理のために乾ドックへと送られました。
HMSロンドンは、翌年に大西洋の複数の船団護衛に編成され、東洋艦隊へ加わる前の1943年に南アフリカの海域に派遣されました。
戦後も任務に従事していたHMSロンドンは、1949年にアメジスト号事件に巻き込まれ、重大な損傷を被りました。
HMSロンドンは、修理を行うのは非経済的であると判断されるほど深刻な損傷を負ったため、スクラップとして売却されました。
『War Thunder』では、まもなく実施される大型アップデート1.97「ヴァイキングフューリー(Viking Fury)」に伴い、
HMSロンドンは、新しいランクVの重巡洋艦として、イギリスの艦長の皆さまの港に登場します。
HMSホーキンスの後継艦として大いに期待が寄せられているHMSロンドンは、
イギリスの艦長の皆さまに8インチ(203mm)砲を誇る大口径の主砲を提供します。
それにより、イギリス海軍のファンの皆さまは、他国家のトップランクの艦と同じ土俵で戦うことができます!
HMSロンドンの最も注目すべき特徴は、言うまでもなく4基の連装砲塔に分かれた8門のBL 8インチ(203mm)Mark VIII砲となります。
HMSロンドンは、ゲーム内における初の大口径砲を搭載したイギリス海軍の艦であるため、イギリスの艦長の皆さまは、
これまでのアップデートで登場した他国家のトップランクの艦艇と効果的に対抗することができます。
優れた主武装に加えて、HMSロンドンは、強敵も思わず攻撃を躊躇してしまうほどの強力で幅広い副武装や対空武装を有しています。
艦長の皆さまは、4インチ(102mm)連装両用砲4基、2ポンド(40mm)八連装ポンポン砲2基、ボフォース40mm単装砲4基、
エリコン20mm連装機関砲8基、20mm機関砲4基を利用することができます。それでも不十分な場合、
HMSロンドンは21インチ(533mm)四連装魚雷発射管を両舷に設置しています。
しかし、イギリスの造船技師たちがHMSロンドンの火力に対して妥協しなかったのに対して、防御装甲に対しては同じことを言えません。
実際、HMSロンドンの装甲は、本来の最大排水量に収めるために軽量でなければなりませんでした。
その結果、艦には軽装甲が施され、重巡洋艦の基準を異常に下回る低い防御力を有しています。
しかし、1942年にHMSロンドンのベースとなる25mm装甲ベルトに89mmの追加装甲板によって一層強化され、
敵の攻撃に対する耐久力が多少改善しました。それでもなお、ゲーム内の同ランクの艦艇と比較すると装甲が脆弱なため、
艦長の皆さまは、激しい砲撃戦から距離を置くのが賢明です。
機動性の観点から言うと、80,000馬力出力可能な蒸気タービン4基から生成される推進力によって、
到達可能な最高速度は32.2ノット(59.7km/h)です。その結果、防御装甲が乏しいHMSロンドンは、
攻撃の先頭に立つことはありませんが、それが必ずしも欠点とは言えません。
HMSロンドンは、まもなく登場する大型アップデート1.97「ヴァイキングフューリー(Viking Fury)」と共に、
イギリス海軍ツリーで新たに研究可能なランクVの重巡洋艦として登場し、全ての艦長の皆さまが利用可能になります。
それまでは、『War Thunder』の次期大型アップデートに関する情報も、最新の記事で忘れずに確認しましょう。
それでは艦長諸君、穏やかな波を!
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