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日本の陸軍ツリー初の、ランク4の駆逐戦車「ホリ」を紹介できることを、『War Thunder』チームは光栄に思っています。
この記事では、日本の駆逐戦車「ホリ」の開発についてご紹介します。
独立行政法人国立公文書館から発見され、新しく認可を受けた記録文書を掲載する許可を得て、
第二次世界大戦で使用された日本の最後の駆逐戦車の歴史と製造について再考察していきます。
アメリカ大陸で大戦が進行すると共に、日本の戦車教義に基づいた歩兵支援は、
拡大していくアメリカ軍の脅威に対して十分でないということが次第に明白になりました。
アメリカのM6重戦車に対抗するために、日本はドイツの戦車教義を慎重に考察することを決断しました。
この新しい方針により、高性能な武器を装備した駆逐戦車に支援されることとなる、より強力な武装を備えた
一般的な中型戦車の開発と配備に焦点を当てることとなりました。
ホリの開発は1943年後半に開始され、「五式中戦車チリ」のシャーシが開発の基盤として使用されました。
日本の第4技術研究所は、チリの前面胴体には傾斜がなく、敵の対戦車からの攻撃に対しほとんど防御力がないということに気づきました。
ホリの設計の重要な鍵となる点は、前面装甲板を70度に曲げるということでした。
この構想を基に、木製の模型が作られ、1944年前半に陸軍省に提出されました。
その後ホリの建設が承認され、1944年8月、初めての試作型が製造されました。
重量はおよそ35トンで、ホリの車両には、中戦車チリと同様に、時速40kmの速度を出すことができる、
550馬力出力可能なカワサキ水冷式V12エンジンが使用されました。
装甲配置もまた、チリと同様の仕様が施されました。
装填機を装備した高速度の10.5cm戦車砲が実験的に取り付けられ、試験中に1,000mの距離から、150mmの貫通力を証明しました。
しかし、日本武器管理局はさらにこれ以上の能力を要求し、この戦車砲は後に修正されました。
ホリの試作型は、1945年に製造許可が下り、五式砲戦車として正式に運用が開始されました。
本格的に製造されたホリは、前面胴体板の厚さが120mmに拡大されました。
拡大された装甲の追加分の重量と釣り合いを取るため、1,100馬力出力可能なカワサキV12エンジンが搭載されました。
五式砲戦車ホリの正式な製造は1945年1月に開始しました。
3月までに、合計5両のホリが製造されましたが、アメリカの爆撃により車両の製造は中止されました。
最終的に、アメリカ占領軍による接収や査定を防ぐため、日本がアメリカ軍に降伏する少し前に、
この車両は破壊され、湖の奥底に沈められる車両もありました。
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参照C13120839500 防衛研究所、防衛省、軍政軍需品、
ホリの試作車の第4技術研究所の詳細
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参照C14011075200 防衛研究所、防衛省、軍政軍需動員、
1945年1月から4月の製造計画書
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ホリは日本の陸軍ツリー初の、10.5cm砲を装備した戦車です。
7.5cm砲を使用したことがあるプレイヤーにとって、この新しい駆逐戦車がさらに強力な大砲を搭載していることは嬉しいことでしょう。
徹甲榴弾で、1,000mの距離からでも200mmという優れた貫通力を発揮することができます。
正確に大砲を使用できるよう計算することで、この戦車が戦場で活躍できるでしょう。
ホリはその派生型と同様に、戦場で長所を活かすべく、銃の砲身を極度に下げることが可能なため、
日本の地上車両の経験を積んだプレイヤーにとっては心休まるものとなるでしょう。
砲身を10度下げることができるため、敵と戦闘する際に、ホリは坂道でも能力を発揮することができます!
低い車高の構造に対応するため、自身を防御しながら、砲身を下げ、敵に狙いを定めることができる、
高低ハッチというユニークな仕組みがホリに備わっています。
旧型の日本の駆逐戦車にすでに親しみのあるプレイヤーの皆様は、ホリを是非とも手に入れたいことでしょう。
この車両は、日本の陸軍技術ツリーにとって間違いなく喜ばしい追加となることでしょう。
しかし、これだけでは終わりません。近日行われる『War Thunder』アップデート1.71で、試作型のホリが
ランク4のプレミアム車両として追加されるだけではなく、製造型のホリも通常の車両として日本の技術ツリーに追加されます。
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The War Thunder Team