『War Thunder』:新型航空母艦(AI)
2020-11-04 09:00
解説
『War Thunder』の次期大型アップデート「ニューパワー(New Power)」の実施に伴い、
航空機の海上基地として貢献する現代的な新型のAI航空母艦をゲーム内へ追加します。
『War Thunder』のパイロットの皆さまに更なる朗報です。
次期大型アップデート「ニューパワー(New Power)」の湾岸や洋上が舞台となるミッションにて、
海軍の航空基地として役割を果たす複数の新型AI航空母艦がゲーム内に登場します。
これらの航空母艦について、私たちはゲーム内の艦艇と遜色のない本格的かつ高精細なモデルを制作しました。
オーディシャス級航空母艦「HMS アーク・ロイヤル」 |
イギリス海軍にて運用され、初めてアングルド・デッキが備えられた航空母艦の一隻であるこの艦は、
当初「イリジスティブル(Irresistible)」の名称で起工されました。
しかし、発艦したソードフィッシュ雷撃機がドイツ海軍の不沈戦艦ビスマルクに致命的損傷を与えたことで有名な
第二次世界大戦の航空母艦HMS アーク・ロイヤルに敬意を表し、改名されました。新しいHMS アーク・ロイヤルは
戦闘には参加しませんでしたが、NATO(North Atlantic Treaty Organization:北大西洋条約機構)での総合演習をはじめ、
様々な演習や試験に積極的に参加しました。1960年代の終わりに施された近代化改修により、飛行甲板の角度がさらに拡大され、
SB2A バッカニアやF-4K(ファントム FG.1)などのより近代的な艦載機を運用可能になりました。
こうして、HMS アーク・ロイヤルはアメリカ以外でファントムを運用できる唯一の航空母艦となったのです。
約40機のジェット機と甲板用のヘリコプターを艦上に有したHMS アーク・ロイヤルは、1979年に運用が終了し、
カタパルトと「アレスター」着艦方式を備えた最後のイギリス航空母艦となりました。
キエフ級航空母艦「バクー」 |
1143.4号計画で設計された重航空巡洋艦バクーは、1986年の建造後、すぐにソ連海軍へと加わりました。
運用期間中、バクーは黒海、地中海、バレンツ海で戦闘任務を遂行し、演習に参加しました。
バクーの艦載機には、垂直離着陸機Yak-38Mと対潜哨戒ヘリコプターが含まれていました。1990年、
この航空巡洋艦は「アドミラル・ゴルシコフ(Admiral of the Soviet Union Fleet Gorshkov)」へと改名され、
超音速垂直離着陸機Yak 141のテスト飛行に使用された後、2000年にインドへ売却されました。
インド海軍の要望に合わせた数々の改修を経て、2013年にバクーはインドへと渡り
「ヴィクラマーディティヤ(Vikramaditya)」に改名されました。
フォレスタル級航空母艦「USS フォレスタル」 |
アメリカの航空母艦フォレスタルは、アメリカ海軍が第二次世界大戦で得た教訓を基にジェット機の運用を重視し、
1954年に建造されました。フォレスタルの活動実績は多岐に渡り、アメリカ近海における訓練任務や地中海での
「Show the flag(示威行動)」のほか、ベトナム戦争にも参加しました。
アメリカのC-130 ハーキュリーズを用いて行われた数々のテスト飛行において、この巨大なターボプロップ輸送機は
フォレスタルの甲板への発着艦に繰り返し成功しました。これにより、この航空母艦は海軍史上最も重い航空機の
甲板への発着艦の記録を打ち立てました。また、この航空母艦は、何度かの火災事故を起こして多数の乗員が
犠牲になってしまったという不名誉もあります。ベトナム戦争中に発生した最も悲惨な事故では130名以上の乗員が亡くなり、
21機もの航空機が修理不可能なまでに破壊されました。1993年、この航空母艦の運用は終了し、スクラップとして1セントで売却されました。
The War Thunder Team
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