新機能:一次弾薬格納架と自動装填装置


 

『War Thunder』のアップデート1.77「Advancing Storm」では、戦闘中に戦車に砲弾を再装填する新しい機能が登場します。




より多くの自動装填装置や機械化された弾薬格納架を搭載した戦車や自走砲が『War Thunder』に登場します。以前は、それぞれの発射間には
ほぼ小休止がない状態で、弾倉からすべての砲弾を発射し、その後、もう一度攻撃をするために弾倉が満杯になるまで長時間待たなければならない
というルールに基づいて、砲弾の再装填が行われていました。この理論は、実際の自動装填装置や機械化された弾薬格納架のメカニクスを
反映していなかったため、ゲーム内のこの機能を改良することにしました。


ゲーム内に登場する戦車からの攻撃が最大発射速度に到達するのは、一次弾薬格納架を使用した時のみとなります。
一次弾薬格納架の砲弾を使い切ってしまい補充されていなければ、他の弾薬格納架を使用した時の再装填時間は長くなります。


『War Thunder』のアップデート1.77「Advancing Storm」では、兵器カードに記載されている最大発射速度は、一次弾薬格納架が搭載されて
いる車両であれば、一次弾薬格納架を使用した時の速度となります。一次弾薬格納架が空になったら、他の弾薬格納架から新しい砲弾が
砲身に即座に再装填されます。その後、機械化された弾薬格納架や自動装填装置が再装填を開始します。一次弾薬格納架が機械化されているか否かで、一次弾薬格納架への再装填の過程が異なります:


  • ・車両が装填装置や機械化された弾薬格納架を搭載しているなど、一次弾薬格納架が機械化されている場合は、機械化された一次弾薬格納架を
    使用しないと再装填することができません。従って、一次弾薬格納架が空になると、他の弾薬格納架からの新しい砲弾は、
    まず一次弾薬格納架に補充され、その次に砲身に再装填されてから砲弾を発射することができます。
    つまり、再装填を行うには2つのサイクルがあるのです。攻撃を行っていない場合は、小休止の後、
    他の弾薬格納架の砲弾から一次弾薬格納架の補充が行われます。例えば、一次弾薬格納架が空になった後に
    T-64Bが砲弾を満杯にするには、7秒ではなく42秒かかります(一次弾薬格納架を満たすための37秒+砲弾を再装填するための7秒)。

  • ・一次弾薬格納架が機械化されていない車両の場合、一次弾薬格納架が空になると他の弾薬格納架から新しい砲弾が直接砲身に再装填される
    ため、再装填時間が長くなります。攻撃を行っていない場合は、小休止の後、他の弾薬格納架の砲弾から一次弾薬格納架の補充が行われます。
    この小休止の時間は、一次弾薬格納架が機械化されていてもいなくても、同じ長さとなります。
    例えば機械化されていない一次弾薬格納架を搭載しているエイブラムスM1が、一次弾薬格納架から砲弾1発を再装填する時間は5秒で、
    一次弾薬格納架の全25発が発射された場合、再装填には10秒かかることとなります。

  • ・一次弾薬格納架に補充を行っている間に攻撃が行われた場合、一次弾薬格納架が機械化されているか否かに問わず、砲弾の補充は中断され、
    再装填にはこの弾薬格納架に既に入っている砲弾のみが使用されます。攻撃が終わったら、同じ長さの小休止の後に補充が再開します。


他の弾薬格納架からの一次弾薬格納架の補充は、画面上に特別なアイコンが表示されます(右図参照)。「X線モード」キー(デフォルトでは「o」キー)を押すことで、戦闘中での再装填の過程や、再装填した砲弾数を
確認することができます。弾薬格納架配分はすべての車両で異なり、
ロケーションや装填装置や搭乗員の配置によっても異なります。


いずれの一次弾薬格納架も、一次弾薬格納架を再補充することが最優先事項となるため、この弾薬格納架が空になる、または空になりそうになったら、プレイヤーがキャプチャーゾーンにいる時はこの格納架が最初に補充され、その後に他の弾薬格納架が補充されます。砲弾を使用せず、
攻撃を行っていない限り、残っている砲弾は一次弾薬格納架に常に
補充されるようになります。





一次弾薬格納架の機能が適用される最初の車両は下記となります:


レオパルト 1、レオパルト A1A1、M46/M46 ティーガー、M47/mKPz.47、M48A1、MBT-70/KPz-70、M60/M60A1 (AOS)/M60A1 RISE (P)、T95E1、STB、Type 74、センチュリオン Mk.10、ヴィッカースMBT、Т-54(全系列)、Т-55А、Т-62、IS-3、オブイェークト 906、FV4004、コンカラー、オブイェークト268、オブイェークト120、SU-122-54、AMX-30(全系列)、チーフテン(全系列)


これらの変更により、自動装填装置や機械化された一次弾薬格納架のメカニズムがより論理的になり、自分や敵の車両の再装填の機能を基に、
戦車司令官の皆さまは新しい戦略を立てることができます。


一部の車両(主にランク5と6)には、搭乗員エリアで砲弾を1つの弾薬格納架からもう1つの弾薬格納架に移すには実用的ではない、便利で特別なスペースはありません。このような車両には、この新機能を実装するスペースは設けられないこととなります。




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