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一式中戦車 チヘ - 革新的な進化

一式中戦車 チヘは日本で最も多く生産された戦車である九七式中戦車 チハの改良型の1種です。
その当時の戦車としては極めて高度なものでしたが、第二次世界大戦に参戦する機会はありませんでした。
この戦車を試す最初の1人になる準備はできていますか?



一式中戦車 チヘは日本で最も多く生産された戦車である九七式中戦車 チハの改良型の1種です。
1941年にチハ改(新砲塔を装備したチハの改良型)を基にしてチヘの開発が開始されました。
しかし、日本軍では海軍の金属に対する需要が非常に大きく、資材が不足していたため、
チヘをすぐに大量生産に持ち込むことはできませんでした。
そのため、チヘが生産ラインから出始めたのは1943年のことでした。






チヘの構造にみられる日本の戦車設計における最も重要な革新の1つは、砲塔と車体の広範囲に溶接が使用されたことです。
また、チヘは全車両の内部に無線機が搭載されていました。
その当時、この無線機は日本の戦車の一部にしか搭載されていない贅沢品でした。
無線機が搭載されているということは、戦闘中に信号旗を使用する必要がないということです。
さらに、搭乗員が5人に増えたことで、指揮官が並行して砲手の役目を果たす必要がようやくなくなり、
指示だけに集中することができるようになりました。
戦車の搭乗員数の増加によって、チヘの砲塔はチハ改と比べてやや大型化せざるを得ず、それに伴い重量も少し増加することとなりました。
しかし、戦車に搭載された240馬力の新しいエンジンは重量の増加を楽々と補っただけでなく、車両の走破性能を改良するに至りました。
また、一式四十七粍戦車砲はチハ改と同じものでしたが、重要な微調整を行ったことで非常に使いやすくなりました。






1943年から1944年にかけて、全170両の一式中戦車 チヘが製造されました。
チヘは終戦まで日本の防衛任務にあたっており、軍事行動に参加したことは一度もありませんでした。






ゲーム内での日本のチヘは機動力を備えた中戦車の候補に加わることとなる優秀な車両です。
チヘの前面装甲は50mmとそれほど厚くはありませんが、背面と側面の装甲はさらに弱いものです。
弱点を攻撃してくる敵を見逃さないよう、側面に注意を払いましょう。
5人に増えた搭乗員のうち、2人は車体の中におり、チヘが深刻な攻撃をうけた場合でも、より長い時間戦闘を続けることができます。
小口径で速射タイプの一式戦車砲は比較的高い貫通力が特徴で、War Thunderでもお馴染みのイギリスの「2ポンド砲」と
ほとんど変わりありませんが、 少なくとも1つの重要な違いがあります。
イギリスの戦車砲が徹甲弾を使用するのに対し、日本の戦車砲は成形炸薬弾であるタ弾を使用します。
炸薬の量は多くありませんが、戦闘中のキャビンで小さな爆発が起きるだけでも
イギリスの徹甲弾が貫通したときよりずっと大きなダメージを与えることができます。
タ弾以外にも、日本の一式戦車砲は対歩兵用の焼夷弾を備えています。
しかし、あまり使用する機会はないでしょう。






この新しい戦車の持つ、もう1つの有用な特徴はその機動性です。
比較的機敏なチハでさえ、機動性の面では、新しいエンジンを搭載したチヘには劣ります。
その速度のおかげで、不規則な側面迂回を行い、ゆっくりと近づいてくる巨大な重戦車の砲撃をすばやく避けることができます。

一式中戦車 チヘは日本戦車の開発ツリーに初期または中期のランクの車両として追加されます。
今後のお知らせにご注目ください。この鋼製の新車両の指揮を執る準備を整えましょう。

The War Thunder Team!

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