T54E1は揺動式砲塔と改善された火力を有した改良版M48パットンの試作型設計です。
アメリカ人技術者への高度な要求の一例は、アップデート1.81「ワルキューレ(The Valkyries)」のリリースによりランクVへ加わります。
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簡潔に言うと、M48パットンの実験的な改良型で、揺動式砲塔と改良された105mm砲、自動装填装置を搭載しています。
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M48パットンの機甲部隊への支給が始まるとすぐに、アメリカの技術者たちはその設計に対する将来的な改良にすでに取り組み始めていました。
特に技術者たちはこの車両の火力に重点を置きました。これが、M48のシャーシを基盤とした新しい車両である、T54の製造につながりました。
当初は、2つの型の試作車両が計画されていましたが、より軽く、より安い3つ目の型が1952年に提案されました。T54の3つ全ての型は、
改良されたT5 105mm砲を装備していましたが、異なる砲塔と装弾方法が特徴となりました。T54E1は2つ目の試作車両で、
同年代のフランスの戦車に見られるものとよく似た揺動式砲塔、最大9弾まで装填可能なドラム式自動装填装置を搭載していました。
1957年までに、すべての3両の試作車両はフォートノックスとアバディーン性能試験場において包括的試験を受けました。しかし軍の興味が、
より前途有望なT95の計画に移行したことで、1957年にT54の計画を中止にするという決定が下されました。
合計しても十数両にも満たないT54が製造され、その内の2両がT54E1となりました。
『War Thunder』では、アメリカ戦車の司令官の皆様は、まもなく行われるアップデート1.81「ワルキューレ(The Valkyries)」の
リリースにより、新しいプレミアム戦車としてT54E1を利用できます。他の全ての車両とは異なり、T54E1はアメリカの地上車両ツリーの中で、
いくつかのなじみ深い特徴と風変りで新しい特徴を組み合わせた、本当にユニークな体験を提供します。
T54E1の最も印象的な特徴は、間違いなくこの車両の揺動式砲塔です。フランスの戦車兵の皆様はこの揺動砲塔に非常に馴染み深いものですが、
アメリカの戦車兵の皆様にとっては間違いなく本当に目新しいものとなることでしょう。何を隠そう、T54E1は『War Thunder』において、
このタイプの砲塔構造を特徴とする最初のアメリカの戦車となるためです。
一部のフランスの同等の戦車とは異なり、T54E1は多くの強靭な前部の砲塔装甲を所有しています。127mmまでの厚さと60度の角度まで傾斜を
成すこのT54E1は、適切な位置にあれば、相次ぐ命中に簡単に耐えることが出来ます。
間違いなくより重要なのは、戦車兵の皆様がすべての頑丈な装甲板の下で見つけることが出来るものです。T54E1の場合、これは搭乗員が
行っていた装填に代わる、9弾の自動装填装置により補強されている105mm砲と言えるでしょう。この大砲自体は、
最初は明らかではではないかもしれませんが、アメリカの熟練した戦車兵の皆様にとってはどこか馴染みのあるものになることでしょう。
これは、T29やT95に見られる一体成形型の砲弾を撃つために改良されたT5砲の派生型です。
この改良は自動装填装置を比較的単純なものに保つためにと発射速度を上昇させるために施されました。
高い発射速度の他に、この改良された大砲は戦車兵の皆様により柔軟な弾薬の種類の選択肢を与えてくれます。従来の縮射口径射撃での徹甲弾から化学弾頭まで、T54E1はいかなる与えられた状況下においても、常に手元にある適した弾薬を装填する事ができます。主砲に加えてT54E1は、
同軸上に搭載された7.62mm単一機関銃や車長用天蓋に搭載された12.7mm対空機関銃から成る
一般的なアメリカの機関砲の組み合わせが搭載されています。
T54E1はM48のシャーシを基盤としていますが、より重い砲塔や、大砲、自動装填装置により、基本型に比べて、重量が大幅に8トンも
増加することとなりました。当初の810馬力出力可能なガソリン・エンジンは、いまだにT54E1に使用されているため、この車両の
将来の司令官の皆様は、増加した重量により機動性に悪影響が及ぶ事を予期しなければなりません。
T54E1は、アップデート1.81「ワルキューレ(The Valkyries)」のリリースにより、ゲーム内のゴールデンイーグルで購入することが出来る、
ランクVプレミアム車両として利用可能となります。
それまでは、次回の大型アップデートについての情報をお見逃しなく!
司令官の皆様、よい狩りを!
その他の開発ブログ:
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