La-11:最後の同種類の機体
2016-12-22 01:28
解説
La-11は長距離護衛戦闘機で、ソ連空軍においてピストンエンジンを採用した最後の戦闘機です
La-9の発展型として生み出されたLa-11はピストンエンジンを採用した重要な最後の戦闘機となりました。
どのような戦闘機であったのか、ご紹介しましょう!
La-11は、ソ連において新しい最上位のピストンエンジンの戦闘機となります。
またこの機体は、アップデート「武士道」にてオンラインストアの特別なバンドルの一部として入手可能となります。
La-11はLa-9を改良したもので、ゲーム内で最も優秀な戦闘機の1つとなることでしょう。
La-11は、急降下の際や時速400 km以上でも操作性に優れ、冷却装置やジャイロ式照準器を装備した特殊なコックピットが作られています。
この素晴らしい戦闘機について、開発ブログでご確認ください!
La-11は長距離護衛戦闘機で、ソ連空軍においてピストンエンジンを採用した最後の戦闘機です。
戦後、戦闘機は急ピッチで変化を始めました。
旧式のピストンエンジンは強力な最新のジェットエンジンに変更されましたが、戦闘機が優先され、爆撃機の開発はあまり進んでいませんでした。
この理由により、比較的遅いピストンエンジンの爆撃機を護衛する能力を持つ最新のピストンエンジンの戦闘機を所持することは
合理的なことでした。
ラボーチキン設計局はこのような航空機の設計に適していました。
この設計局は、まだ新しいジェットエンジン機に移行しておりませんでした。
1946年、設計局はLa-9の発展改良型を完成させ、軍隊に導入されました。
また、同年にはLa-9をベースとした長距離護衛戦闘機の開発を決めました。
改造されたLa-9MはLa-11として設計されました。
このLa-11は、わずか6ヶ月で開発され1947年5月に初飛行しています。
しかしながら、航空機の外観は修正や改良のあとも少々変更されています。
油圧冷却器の空気取入口は胴体の下から機首エンジン搭載部の下に移動され(そのため円形から楕円形となりました)、
強力な口径23 mmのNS-23S航空機関砲の4門のうち1門は、機体の重量増加の埋め合わせとして取り除かれました。
ちなみに、La-9より新しい機体の重量が増加したのは追加した燃料タンクだけのせいではありません
La-11のパイロットの座席は著しく快適なものとなり、
パイロットは1度に何時間も座席に座り続けなくてはならなかった為パイロットにとっては好ましいことでした。
また、この機体の11番目の生産ロットに過給器の自動切換え機が搭載されました。
機体内の様々な無線機器や電子機器も改良され、翼と垂直安定板に進化した除氷装置も追加されました。
飛行性の向上のため、ゲーム内でのこの機体のモデルは情報や技術説明に従い可能な限り軽量に作られております。
すなわち、燃料タンクは3基のみ(2基は中心部分、1基は胴体部分)となり、除氷装置と無電装置は取り除かれました。
ソ連の国境のパトロールのための配置のほかに、La-11は中国でも1950年の夏に中国人民解放軍機として戦闘で使用されました。
約1年後の1951年夏、朝鮮戦争の開始後に中国のLa-11戦闘機は、アメリカの爆撃機の急襲を撃退するため、鞍山市に移動させられました。
この戦闘機の生産は1947年から1951年まで続き、1182機のLa-11が製造されました。
そのうちの223機が中国共産党に渡されました。
ソ連では、La-11は1952年まで使用されていましたが、中国では1959年にいたるまで稼動していました。
ゲームでは、La-11は格納庫でソ連のパイロットにとって貴重なものとなることでしょう。
豊富な戦闘経験を持った戦後のピストンエンジンの航空機はソ連の航空史で真に歴史に残る機体とも考えられます。
多くのプレイヤーの皆さまはすでにLa-9の優秀な飛行性と強力な備砲をよくご存知のことでしょう。
La-11はその立派な後継者です。
低空でもこの機体のスピードは素晴らしく、数千メートルの高度でもそのスピードは劣ることはありません。
この機体は適切な操縦性を持ち、抜群の上昇率を誇ります。
頼りになる全金属の機体には、パイロットを守るために装甲板を2枚忍ばせており、
1丁に75弾の弾薬が搭載されている強力な23mm NS-23S機関砲が3門装備されていました。
La-11はソビエト連邦のピストンエンジンの戦闘機における素晴らしい開発の象徴です!
La-11は長期戦のために設計された訳ではありませんが、十分なエネルギーを保持することができ、
垂直方向の操縦性でほとんどの敵を簡単に追い越すことが可能となります。
機体の耐久性のある構造や従順な操作性は、急降下やいわゆる一撃離脱戦法からの攻撃を成功させることが可能となり、
強力な正面の武器でLa-11は敵の戦闘機だけでなく、遠くの大きなターゲットをも破壊することができます。
現在でも、アメリカのF8F-1ベアキャットやロールス・ロイス グリフォンを搭載したイギリスのスピットファイアのような好敵手に
立ち向かう場合、La-9戦闘機であっても低中度での速度はこれらの機体を上回り、戦闘での勝者となることもあります。
新しいLa-11にも同じ成功が待ち構えています!
優秀な戦闘機は大幅な近代化によりますます素晴らしいものとなり、
La-11はスピードが遥かに速いジェットエンジンの戦闘機と同じフィールドでも価値のあることを証明しました。
ピストンエンジンの航空機の時代は終わりを告げましたが、この航空機は中国と朝鮮半島の上空で最後の優雅な戦闘を行い、
ピストンエンジンを採用した最後のソ連の戦闘機として歴史のページに残されています。
The War Thunder Team
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La-9の発展型として生み出されたLa-11はピストンエンジンを採用した重要な最後の戦闘機となりました。
どのような戦闘機であったのか、ご紹介しましょう!
La-11は、ソ連において新しい最上位のピストンエンジンの戦闘機となります。
またこの機体は、アップデート「武士道」にてオンラインストアの特別なバンドルの一部として入手可能となります。
La-11はLa-9を改良したもので、ゲーム内で最も優秀な戦闘機の1つとなることでしょう。
La-11は、急降下の際や時速400 km以上でも操作性に優れ、冷却装置やジャイロ式照準器を装備した特殊なコックピットが作られています。
この素晴らしい戦闘機について、開発ブログでご確認ください!
La-11は長距離護衛戦闘機で、ソ連空軍においてピストンエンジンを採用した最後の戦闘機です。
戦後、戦闘機は急ピッチで変化を始めました。
旧式のピストンエンジンは強力な最新のジェットエンジンに変更されましたが、戦闘機が優先され、爆撃機の開発はあまり進んでいませんでした。
この理由により、比較的遅いピストンエンジンの爆撃機を護衛する能力を持つ最新のピストンエンジンの戦闘機を所持することは
合理的なことでした。
ラボーチキン設計局はこのような航空機の設計に適していました。
この設計局は、まだ新しいジェットエンジン機に移行しておりませんでした。
1946年、設計局はLa-9の発展改良型を完成させ、軍隊に導入されました。
また、同年にはLa-9をベースとした長距離護衛戦闘機の開発を決めました。
改造されたLa-9MはLa-11として設計されました。
このLa-11は、わずか6ヶ月で開発され1947年5月に初飛行しています。
しかしながら、航空機の外観は修正や改良のあとも少々変更されています。
油圧冷却器の空気取入口は胴体の下から機首エンジン搭載部の下に移動され(そのため円形から楕円形となりました)、
強力な口径23 mmのNS-23S航空機関砲の4門のうち1門は、機体の重量増加の埋め合わせとして取り除かれました。
ちなみに、La-9より新しい機体の重量が増加したのは追加した燃料タンクだけのせいではありません
La-11のパイロットの座席は著しく快適なものとなり、
パイロットは1度に何時間も座席に座り続けなくてはならなかった為パイロットにとっては好ましいことでした。
また、この機体の11番目の生産ロットに過給器の自動切換え機が搭載されました。
機体内の様々な無線機器や電子機器も改良され、翼と垂直安定板に進化した除氷装置も追加されました。
飛行性の向上のため、ゲーム内でのこの機体のモデルは情報や技術説明に従い可能な限り軽量に作られております。
すなわち、燃料タンクは3基のみ(2基は中心部分、1基は胴体部分)となり、除氷装置と無電装置は取り除かれました。
ソ連の国境のパトロールのための配置のほかに、La-11は中国でも1950年の夏に中国人民解放軍機として戦闘で使用されました。
約1年後の1951年夏、朝鮮戦争の開始後に中国のLa-11戦闘機は、アメリカの爆撃機の急襲を撃退するため、鞍山市に移動させられました。
この戦闘機の生産は1947年から1951年まで続き、1182機のLa-11が製造されました。
そのうちの223機が中国共産党に渡されました。
ソ連では、La-11は1952年まで使用されていましたが、中国では1959年にいたるまで稼動していました。
ゲームでは、La-11は格納庫でソ連のパイロットにとって貴重なものとなることでしょう。
豊富な戦闘経験を持った戦後のピストンエンジンの航空機はソ連の航空史で真に歴史に残る機体とも考えられます。
多くのプレイヤーの皆さまはすでにLa-9の優秀な飛行性と強力な備砲をよくご存知のことでしょう。
La-11はその立派な後継者です。
低空でもこの機体のスピードは素晴らしく、数千メートルの高度でもそのスピードは劣ることはありません。
この機体は適切な操縦性を持ち、抜群の上昇率を誇ります。
頼りになる全金属の機体には、パイロットを守るために装甲板を2枚忍ばせており、
1丁に75弾の弾薬が搭載されている強力な23mm NS-23S機関砲が3門装備されていました。
La-11はソビエト連邦のピストンエンジンの戦闘機における素晴らしい開発の象徴です!
La-11は長期戦のために設計された訳ではありませんが、十分なエネルギーを保持することができ、
垂直方向の操縦性でほとんどの敵を簡単に追い越すことが可能となります。
機体の耐久性のある構造や従順な操作性は、急降下やいわゆる一撃離脱戦法からの攻撃を成功させることが可能となり、
強力な正面の武器でLa-11は敵の戦闘機だけでなく、遠くの大きなターゲットをも破壊することができます。
現在でも、アメリカのF8F-1ベアキャットやロールス・ロイス グリフォンを搭載したイギリスのスピットファイアのような好敵手に
立ち向かう場合、La-9戦闘機であっても低中度での速度はこれらの機体を上回り、戦闘での勝者となることもあります。
新しいLa-11にも同じ成功が待ち構えています!
優秀な戦闘機は大幅な近代化によりますます素晴らしいものとなり、
La-11はスピードが遥かに速いジェットエンジンの戦闘機と同じフィールドでも価値のあることを証明しました。
ピストンエンジンの航空機の時代は終わりを告げましたが、この航空機は中国と朝鮮半島の上空で最後の優雅な戦闘を行い、
ピストンエンジンを採用した最後のソ連の戦闘機として歴史のページに残されています。
The War Thunder Team
注意! -戦車とデカールは、アップデート 1.65「Way of the Samurai」実装時に入手可能となります。
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