ル・マラン:悪意のある駆逐艦
2023-05-08 18:00
解説
敵駆逐艦の追跡と狩りを行うために建造されたフランスのル・ファンタスク級大型駆逐艦ル・マランです。
ル・マラン 駆逐艦 フランス ランクIII
特徴:
『War Thunder』の次期大型アップデートで追加予定であるフランスの「外洋海軍:大型艦(Blue-Water)」に登場艦を引き続き紹介していきます。今回この種の駆逐艦としては、歴史上最も有名な一隻であるル・ファンタスク級大型駆逐艦のうち、強力な主武装に優れた航行性能、素晴らしい対空兵装を備え、「Le Malin(フランス語:悪意の意)」の名を持つル・マランについてご説明しましょう!
ル・ファンタスク級駆逐艦は、もともと他の駆逐艦で構成された部隊の一部として運用され、より軽巡洋艦に近い戦い方が想定された、駆逐艦ハンターとして設計されました。そのため、ル・マランの主武装には、魚雷と共に非常に強力な砲を挙げることができます。艦に沿って直線上に背負い式のレイアウトで配置されている1929年式50口径13.8cm砲(Mle 1929 138.6mm)には、10mmの装甲厚を有する半開放式の防盾が備えられています。その設計上、砲架は敵の攻撃、特に破片や榴散弾に対する防御が不十分であるほか、比較的低い旋回速度を有します。しかし、良好な弾道と効果的なSAP弾(半徹甲弾)により、この駆逐艦は他の大型クラスの艦艇にとっても大変危険な存在となります。
『War Thunder』では、1943年にボストンで近代化改修された後の最終仕様のル・マランが登場します。元々は乏しかった対空兵装ですが、ル・ファンタスク級大型駆逐艦5隻それぞれで強化が試みられ、40mm ボフォース連装機関砲2基と40mm ボフォース四連装機関砲1基、20mm エリコン機関砲10基を搭載し、最終的には非常に効果的に強化されました。また、同じくボストンで行われた近代化改修の際、魚雷兵装を縮小せざるを得ず、3基あった後部魚雷発射管のうち1基を撤去することを余儀なくされました。しかし、100kg爆雷用の対潜迫撃砲が2基追加されたことで、水雷兵器としては合計4基を搭載しています。
大型で速力に優れ、「悪意」との異名を持つル・マランは、次期大型アップデートとともに『War Thunder』に登場します。フランス海軍のCBT(クローズドベータテスト)への早期アクセスパックを購入したプレイヤーの皆さまは、世界で最も特徴的な艦の一つをいち早く体験することが可能です!
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The War Thunder Team