『War Thunder』:ロードマップ(2024年前半)

どうも、皆さん!皆さま寄せられたフィードバックを確認し終え、次期ロードマップを発表する準備が整いました。はじめに、今回のリストには、2024年前半にゲーム内へ追加する予定の変更点、および新機能の一部のみしか含まれていないことを明記しておきます。このリストは、新しいタイプの武器や兵器の追加、一部のメカニクスムやゲームモード、さらにグラフィックの改善には影響しません。これらの内容については、タイミングが整ってから別途紹介する予定です。

 

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このロードマップでは、2024年の春から夏にかけて、『War Thunder』に追加する予定の変更点や改善点を紹介します。すべての機能が実装され次第、2024年後半の次期ロードマップの作成に向けて、新しいリストを作成するために、コミュニティの皆さまからのフィードバックを改めて募る予定です。

なお、ゲームの開発には多大な時間を要し、ロードマップには数多くの複雑な機能が含まれています。そのため、一部の機能は発表した予定日には間に合わない可能性があることを予めご了承ください。また、その逆が起こる可能性もあります。つまり、一部の機能が予定日よりも前に開発可能になった場合は、準備ができ次第、実装します。

ゲームメカニクスとゲームプレイ

 


私たちは、ゲームメカニクスの面において、新たな変更および追加点の膨大なリストに取り組んでいます。

早速、見ていきましょう。2024年第1回大型アップデートでは、レーザーシーカーを搭載した誘導ミサイルや爆弾、TVシーカーまたは赤外線映像誘導式の弾頭を備えたミサイルなど、技術的に複雑なタイプの航空兵装を操作するための新しいチュートリアルミッションを追加する予定です。これに加え、計画通りに既存の制約内で開発できれば、最初の大型アップデートで航空機の燃料スライダーを実装し、追加武装の選択メニュー欄内で研究可能なミサイルとデフォルトの空中発射型ミサイルが重複している問題を解決する予定です。

第1回目の大型アップデートでは、地上車両のプレイヤーの皆さまのために、地上戦マップ上におけるオブジェクト破壊の同期を改善します。フェンスや茂み、その他のオブジェクトは、初めにプレイヤー側で破壊され、次にその他すべてのプレイヤーに対してサーバー側で破壊されるようになります。

また、地上車両のスポーンゾーンの場合と同様、戦車リアリスティックバトル(Realistic Battle:RB)における航空機のスポーンポイント付近にて、敵の航空機を探知できるようにする予定です。さらに、戦車戦のキャプチャーポイントでの補給メカニクスも見直します。現時点では、弾薬、ミサイル、ロケット弾を完全に使い切った後にしか補給できない兵器が、消費済みの不足分だけを補給できるようになります。また、すべての弾薬、ミサイル、ロケット弾の補給時間を変更し、バトルの全体的なダイナミクスを改良します。これに加え、キャプチャーポイントで出入りの移動の際、補給のアクションが即座にリセットされないようになります。


2024年第2回大型アップデートでは、地上車両の乗員ダメージに関する追加効果をゲームに導入します。これには、砲手や車長に対する被弾の衝撃、戦闘区画で発生する新タイプの火災などの効果が含まれます。また、戦闘で負傷した地上車両の乗員を治療することが可能になるかもしれません。この「かもしれない」というのは、私たちはこれらの新機能の開発に取り組んでいる最中で、これを組み込む前に私たちの設計を紹介する一連の開発ブログを公開します。そして、そこで皆さまにこのアイデアを気に入ったかを投票していただく予定であるためです。

航空機のプレイヤーの皆さまのためには、フレアとチャフが個別に使い分けられるようにする予定です。航空アーケードバトル(Arcade Battle:AB)のゲームモードでは、対空砲で守られたリスポーンゾーンを有した新たなミッション「航空制圧(Air Conquest)」を今よりも多く現れます。この大型アップデートでは、同時にゲームモードごとに兵器のバトルレーティング(BR)を区分する用意もあります。例えば、一部の地上攻撃機は戦車戦と航空戦で異なるバトルレーティング(BR)が与えられます。それから、搭乗員のキャラクター モデルを時代に対応した軍装備品へ更新する作業、より現代的な兵器の搭乗員用に新たなモデルを追加する作業も完了する見込みです。

2024年夏の大型アップデートでは、不要なインベントリアイテム(指令、賭け、ブースター、バックアップ)について、他のランダムなアイテムへリサイクルできるようになります。また、ヘリコプターのダメージモデルの詳細化も行う予定です。これに加え、戦闘中に弾薬の信管を制御する機能も追加します。これにより、破片・HE弾(榴弾)の設定や電波信管のON/OFFの切り替えなどを変更することが可能になります。


また、退避ゾーンで航空機を温存した場合のメカニクスも計画しています。戦車アーケードバトル(Arcade Battle:AB)の航空イベントでは、ランダムな報酬(ミッションポイント、シルバーライオン、航空イベントまたは砲撃支援ポイント)を獲得可能になります。これは、世界大戦モードにも実装予定で、航空機を温存した場合、次のリスポーンを安くする代わりに報酬として、即座にシルバーライオンが付与されます。

皆さまには、APHE弾(徹甲榴弾)の金属片の拡散パターンを変更し、装甲貫通後も弾頭の軌道を保持する計画を事前にお伝えします。これは、皆さまがこの変更を気に入り、投票していただいた場合、夏にゲーム内へ適用します。これに加え、主武装の弾薬数が限られている地上車両(一部の自走砲、対空車両など)は、塹壕や補給ゾーンを構築する機能を追加することが有用かどうかの投票も行う予定です。その際には、皆さまのご意見をぜひお聞かせください。現在計画されている機能の多くは、ご賛同いただた投票後にのみゲームに登場します。この計画に関する今後の続報にもご期待ください。

経済

 


計画中の経済変更については、前回2023年のロードマップから延期された重要な改善点について、特に強調したいと思います。それは、新たな国家の研究ボーナス付与で、2024年第2回目の大型アップデートで実装を予定しています。皆さまのご理解とご協力に感謝します。

インターフェース


ゲームのインターフェースに関しては、皆さまから多くのご要望やご意見を頂きました。そこで、現在準備しているいくつかの改善点をご紹介します。 2024年第1回大型アップデートでは、バトルでの「キルフィード」を改善します。ニックネーム、部隊、他のプレイヤーを撃破するために使用した武器の種類などを表示したり、非表示にしたりすることが可能となります。第2回目の大型アップデートでは、懸架武装を素早く選択可能な視覚的なセレクター操作、弾薬(ミサイルや爆弾)が目標に命中するまでの残り時間を示すタイマー、研究ツリーから搭乗員スロットに兵器をドラッグ&ドロップできる機能、搭乗員スロットの順番を変更できる機能なども追加します。

2024年夏のアップデートでは、現代的な地上車両用に新たな照準用レティクルを計画しており、さらにシステム制御用のインジケーターも改善します。また、通報したプレイヤーに対し、処罰が下った際に通知が届くようになります。

ソーシャル機能

 


『War Thunder』では常にチーム戦が主体で、コミュニケーションのないチームワークは非常に困難です。新しいソーシャル機能によって、よりコミュニケーションを取りやすく、皆さまのプロフィールが以前よりも、もっと魅力的になるでしょう。まずは、Steamのフレンドリストをゲーム内クライアントへ統合し、さらにウィッシュリストを実装します。ウィッシュリストでは、自分の欲しいものをリストへ追加できるだけでなく、この機能を通じながらフレンドにギフトとして、贈ることも可能になります。これらの機能は、2024年第1回目の大型アップデートまでには準備ができる見込みです。

第2回目の大型アップデートでは、チームのメカニクスを改善し、興味に基づいた分隊の検索を追加する予定です。夏には、プレイヤーカード画面にカスタマイズ可能なオプションを導入するだけでなく、統計画面のツールチップにミニカードを追加します。また、他のプレイヤーを撃破すると、自身のプロフィールから兵器破壊の様子をリプレイカメラで自慢できるようになります。


 

The War Thunder Team