メカニック!(No.108)
2025-08-07 09:30
お知らせ
今回は、過去数週間にわたって取り組んだ、主要な不具合修正や改善点をまとめてご紹介します。個々の不具合修正について確認したい場合は、 公式サイトのチェンジログをご覧ください。
不具合を発見した場合、不具合報告のコミュニティプラットフォームから報告することができます。 |
命中分析における砲塔の位置
ヒットカメラでは、目標の状態と発射体の命中という2つの重要な要素が同じ時間スケールで表示されますが、実際には砲塔の旋回速度は発射体が障壁を貫通する速度に比べて1000倍ほど遅いです。また、ヒットカメラは被弾した車両とその射撃のアニメーションという2つの重要な要素によって構成されています。このカメラでは、被弾した車両は停止しているか低速で移動している一方、発射体は高速で飛行しており、私たちはこれらの要素を1つの時間単位で表示しようとしています。このため、砲塔を回転している車両に射撃した場合、ヒットカメラでは砲塔の旋回によって弾丸が反射されているような奇妙な状況を目にすることがありました。実際には、発射体は砲塔が旋回する前に砲塔の装甲と相互作用する時間があり、装甲の要素の1つに大きな傾斜角度で命中したため、貫通しませんでした。これが奇妙なアニメーションの原因の一つです。
このような事態を防ぐため、アニメーションのロジックを変更しました。ヒットアニメーションの間、目標は停止した状態で表示され、着弾の瞬間の砲塔および車体の実際の位置を維持するようにしました。これにより、発射体と目標の相互作用が正しく表示されるようになります。この解決策の欠点としては、複数のヒット(例えば機関砲によるヒット)を表現するために車両の砲塔が急に動くことが挙げられます。この場合、着弾と着弾の合間に砲塔がぎくしゃく動くことがあります。しかし、私たちはこの解決策の利点はこの欠点を上回ると考えています。
航空機ダメージモデルの修正
いくつかの報告と苦情を分析し、航空機および対空ミサイルによる命中時に航空機が破壊されるロジックを改良しました。
これまでは、十分に強力な弾頭を有するミサイルが主翼の部分ではない胴体の一部に直撃することで、機体の制御、レーダー、エンジンなどを喪失するような深刻なダメージを与えることが稀にありましたが、これが即座にキルとしてカウントされるには不十分な場合がありました。あなたの目標は戦闘能力を失ったものの、他のプレイヤーによってとどめを刺されたり、不時着したりすることもありました。そこで、十分に強力な弾頭を有するミサイルが胴体に直撃した場合に、航空機の機体構造の破壊(片方または両方の主翼のコンソールの脱落)を引き起こすロジックを追加しました。MANPADSから発射されるような威力が低いミサイルが直撃した場合でも、破壊に関して追加のチェックが行われますが、主翼のコンソールが脱落する可能性は100%ではありません。
この新しいロジックは、破壊に関する既存のルールを変更するものではなく、補足するものであるということに留意してください。
視覚武装セレクターの改良
私たちは引き続き視覚武装セレクターの改良を行っています。バトルのたびに視覚武装セレクターを有効化する必要がなくなりました。ピン留めすることであなたの選択内容をゲームが記憶し、その後のバトルではピン留めされた状態で有効化されるようにしました。
また、選択中の武装の表示も改良し、フレームによって強調されるようにしました。
消える装飾
兵器に施された装飾が消える、または位置が変更されるという稀な不具合を修正しました。この不具合は、バトル後やカモフラージュを変更した際に発生することがありました。この不具合に気づき、報告を行っていただいた多くの皆さまに感謝いたします!
他にもまだまだあります!
変更と改善の全リストは、下記のパッチノートをご覧ください。その中から興味深いものをいくつかご紹介します。ミラージュを操縦する際の三人称視点のカメラを遠ざけ、旋回を行いやすくしました。抱き枕の素材を改良しました。マルチ兵器:SAMシステムを使用している際、発射車両で水没した場合、制御がレーダー車両に切り替わらなかった不具合を修正しました。
いつも『War Thunder』の特別なサービスから不具合報告を行っていただき、ありがとうございます。
The War Thunder Team