
どうも、皆さん!今月も歴史的なデカールを皆さまにお届けできることを嬉しく思います。10月のデカールを気に入っていただき、また多くのデカールをアンロックすることに挑戦していただければと思います!通常通り、皆さまのコレクションを完成させるべく、新たなデカール5種類と、過去イベントから復刻したデカール5種類を用意しました。皆さまからの要望が多かった待望のイギリスの伝統的な目のマークを追加できることを嬉しく思います。また「スーパースリック」や、フランスの第7機甲大隊のあまり知られていない記章など、興味深い過去のデカールも含まれています。これらを気に入っていただけたら幸いです。また、これからもデカールのご要望をお寄せください!
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11月7日(金)20:00(JST)から12月8日(月)18:00(JST)まで、下記のデカールを獲得可能です。
各タスクは、ランクIII以上の兵器を使用することで達成できます。
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新デカール

イギリス 「チャイニーズアイ(Chinese Eye)」マーク
イギリスの地上車両を使用して、敵プレイヤーを50回撃破する |
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スウェーデン 碑文「ザ・キング(The King)」
スウェーデンの戦車を使用して、1~3位でゲームを3回終える |

日本 山名秀鳳中尉の パーソナルマーク
日本の航空機を使用して、60%以上の戦闘貢献率で バトルを20回プレイする |
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イタリア 第154航空機群の記章
イタリアの航空機を使用して15,000スコアを獲得する |
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ソ連 「エターナル・フレイム (Eternal Flame)」のパーソナルマーク
ソ連の地上車両を使用して、 60%以上の戦闘貢献率でバトルを20回プレイする |
「チャイニーズアイ(Chinese Eye)」のマーク
イギリス陸軍王立戦車連隊「チャイニーズアイ(Chinese Eye)」のマーク。戦車に目を描く伝統は、戦車そのものの歴史とほぼ同等に古く、第一次世界大戦にまで遡ります。当時6,000ポンド(当時の戦車1両分の費用)を寄付し、イギリス陸軍に戦車を寄贈した著名な中国の実業家、余東旋は、新戦車に目を描くよう要請しました。この要求は当時において、奇妙に思われたかもしれません。これは、目が無い船は、安全に航海することはできないとの信仰に基づく、艦艇に目を描くという中国の古い伝統に由来します。戦車2341号が配備されると、当時王立戦車連隊に所属していたD大隊の乗員は彼の願いを尊重し、戦車の両側に目を描きました。この慣習は後に第4王立戦車連隊によって正式に採用されました。このより現代的なデザインの目は、王立戦車連隊のチャレンジャー2戦車の砲塔側面前部近くに塗装されることが多くありました。
碑文「ザ・キング(The King)」
スウェーデン陸軍南スコーネ連隊(P 7)「ザ・キング(The King)」の碑文。多くの現代スウェーデン車両に見られる典型的な例として、訓練や演習中に黄色いニックネームが太字で塗装されていることが頻繁に確認されます。これらの名称はしばしば北欧神話に由来するか、あるいは壮大で力強い言葉・名称・フレーズを表現していました。この特定の碑文は、同連隊のStrv 122B戦車1両の砲塔両側、前面上部に配置されていました。
山名秀鳳中尉のパーソナルマーク
大日本帝国陸軍航空隊 航空輸送部 第2飛行隊 山名秀鳳中尉のパーソナルマーク。山名中尉の空軍での役割は、航空機輸送であり、これはしばしば見過ごされがちな任務でした。彼は修理場や工場から前線部隊へさまざまな軍用機を輸送し、実際の戦闘には一切参加しませんでした。彼を表すマークは飛びかかる白虎で、飛ばした複数の航空機に塗装していました。このマークは、「虎は千里行って千里還る」という、虎はどのような遠い距離を移動しても、必ず巣穴に安全に戻ってくるということわざに由来します。山名中尉の虎はそれぞれ微妙に異なっていますが、この絵柄は、1944年半ばに彼が輸送した四式戦闘機「疾風」の尾翼中央に塗装されていました。
第154航空機群の記章
イタリア空軍 第154独立陸上航空機群(154th Autonomous Land-Based Fighter Group)の記章。イタリア空軍のマークは他国よりもユーモアを多用するものが多く、この第154航空機群の記章がその好例です。このマークは、同航空機群が頻繁に空中戦を繰り広げていた敵イギリスを揶揄したものです。このマークは、イギリス陸軍のラウンデルを矢で貫かれた鶏が描かれており、さらにイギリスを象徴するウェリントン・ブーツを履かせています。その他の類似した記章と同様に、細部が異なる多くの派生版が存在し、この特定の例は第396飛行隊のパイロット、グアルベルト・ベンツィ(Gualberto Benzi)が自身のC. 202に塗装したものです。この記章はコックピット後方下部に配置されていましたが、同飛行隊のC. 202およびG.50戦闘機ではコックピット前面や側面に配置されることが一般的でした。
「エターナル・フレイム(Eternal Flame)」のパーソナルマーク
ソ連陸軍「エターナル・フレイム(Eternal Flame)」のパーソナルマーク。エターナル・フレイムのシンボルは、第二次世界大戦中に命を落としたソ連兵士を称えるために、1957年に初めて作成されました。永久的に燃え続ける炎が描かれており、兵士たちの不滅の記憶と勇気を象徴しています。現在も追悼施設で同様の記念碑を見ることができます。戦車のマークとしての使用は極めて稀で、現存例はごくわずかだと思われます。この特定のデザインは、1980年代のアフガニスタンにおけるT-62M乗員のパーソナルマークでした。これは装甲ブロックの右側面、照準器の上部右に配置されていました。
復刻デカール

アメリカ 碑文「スーパースリック(Super Slick)」
アメリカのヘリコプターを使用して、敵プレイヤーを20回撃破する
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フランス 第7機甲大隊の記章
フランスの軽戦車を使用して、敵プレイヤーを40回撃破する |

ドイツ 第3Sボート艇団の記章 「メカジキ(Schwertfisch)」
ドイツの「小型艇:沿岸警備(Coastal Fleets)」を 使用して、15,000ダメージスコアを獲得する |
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中国 第131航空旅団 「大紅鷹」の記章
中国の航空機を使用して、1~5位でゲームを3回終える |
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ノルウェー 機甲大隊の記章
地上車両を使用して、25,000スコアを獲得する |
碑文「スーパースリック(Super Slick)」
アメリカ陸軍 碑文「スーパースリック(Super Slick)」。ベトナム戦争において、この碑文が最もよく見られた兵器は、間違いなくUH-1ヘリコプターでしょう。このヘリコプターはベトナム戦争においてさまざまな任務に従事しました。有名なガンシップ型以外にも、はるかに多く使用された輸送型のUH-1は、兵士や装備の輸送、さらには負傷兵の救出などにあたりました。これらの輸送型モデルは、収容能力を最大化するために武装がすべて撤去されています。武装が施された改造型と区別するために、より流線形の外観となっていた輸送型には「スリックス(Slicks)」という非公式の愛称が与えられました。そして、これらの輸送ヘリコプターの中で、第336強襲ヘリコプター中隊に所属していた1機は「スーパースリック(Super Slick)」と名付けられました。本機は現在、マリオン郡ベトナム戦争戦没者メモリアルに展示されています。
第7機甲大隊の記章
フランス陸軍 第7機甲大隊第3中隊第2分隊(7e Bataillon de Chars de Combat, 3ème cie, 2ème section)の記章。FCM.36が配備されたこの大隊は、第二次世界大戦初期に活躍しました。このユーモラスなマークは、個人をモチーフにしたものであり大隊の正式な記章ではありません。あまり知られておらず、詳細な背景も不明です。太った体でナイフを振り回しているようなアヒルが描かれています。また、このマークが描かれた戦車には「ミッキー(Mickey)」という碑文も記されており、おそらく漫画から何かしらの着想を得たものだと考えられます。このマークはFCM.36製造番号30057の砲塔右側面の下部ビューポートの左側に描かれていました。
第3Sボート艇団の記章「メカジキ(Schwertfisch)」
ドイツ海軍 第3Sボート艇団(Schnellbootflottille)の記章。初期のSボートの多くは、船体の側面に目立つ形でさまざまな記章が描かれていました。描かれるマークの種類には共通点があり、第3Sボート艇団の場合はすべて海の生物が使用されていました。統一された美的要素としてだけでなく、機能的な要素も備えていました。Sボートはマストが撤去されているため、旗を使って識別することができませんが、大きく描かれた記章はお互いを素早く識別する上で役立ちました。メカジキはS-30に描かれた記章であり、船橋脇の船体に、メカジキの頭が船首を向くように配置されていました。
第131航空旅団「大紅鷹」の記章
中国人民解放軍空軍 第131航空旅団「大紅鷹」の記章。第131航空旅団は、J-10戦闘機を運用する主要な部隊として有名で、「第1J-10旅団」としても知られており、空軍の中でも優秀なパイロットを数多く擁するエリート部隊です。同旅団のパイロットの中には、パイロット同士の模擬戦で戦い、勝者に送られる「金頭盔」を獲得した者も所属しています。鷹のデザインは漢字の「一三一」を象っており、赤い羽が縦にそれを描いています。新型の戦闘機には視認性が低いバージョンのマークが使用されますが、このカラフルな古いバージョンはJ-10戦闘機の尾翼とコックピット中央下部に配置されていることが多くありました。
機甲大隊の記章
ノルウェー陸軍機甲大隊(Panserbataljonen)の記章。純粋な機甲部隊というよりも、機械化歩兵部隊に近いこの大隊は、1987年1月29日にマルセルヴで結成され、幅広い装備を配備していました。この大隊のバッジは、機甲大隊結成にあたり解散・吸収された第1歩兵大隊から受け継いだものです。ここに描かれているバリエーションとは異なり、この記章の正式な名称は「黒いミンク(Den sorte mink)」であり、大隊の紋章に黒色で描かれています。このバリエーションは、ベースとなった記章と同じであるものの、白色で描かれています。これは、装甲車両に描かれた場合に識別しやすくするためだと考えられます。この記章は大隊のいくつかの車両に定期的に描かれており、CV90の車体側面にミンクの頭が前方を向いて描かれているのが最もよく見られました。
毎月のマークは、以下の手順にて確認することができます:カスタマイズ画面下部→タブ「月間デカール(Monthly Decals)」。1か月後、これらのデカールはそれぞれ該当するカテゴリーに移動されます。
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これらのデカールのタスクの進行状況は、プレイヤープロフィール→デカール→月間デカール(Monthly Decals)で確認することができます。ここで「進捗状況の確認(Track progress)」をクリックすると、格納庫から進行状況を確認することができます。
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それぞれの記章には詳細な説明がついてきます。この説明には、マークの歴史、デザイン、使用した兵器、該当する場合は史実では兵器のどこに配置されていたかなどが書かれています(一部の記章はバッジからとられたものであるため、すべてが該当するわけではありません)。これにより、史実に基づいた配置をお好みで容易に再現することができます。
11月のデカールを気に入っていただけると幸いです!現在、次期大型アップデート「スピアヘッド(Spearhead)」に取り組んでおりますので、それまではこれらのデカールをコレクションに加えて楽しんでいただけると幸いです。それではまた来月会いましょう!
The War Thunder Team