
皆さん、こんにちは!今年最後の歴史的な月間デカールセットを国家ごとに1枚ずつをお届けします。今回は少し珍しいデザインも含まれており、特に「潜水」戦車大隊Cの苛立ったサメのマークが気に入っています。「売り出し中(FOR SALE)」も面白いと思い採用しました。これは上陸用舟艇に描かれていたもので、基本的にはゲーム内で操作可能な兵器に塗装されたマーキングを収録したいと考えていますが、このデザインはさまざまな用途で楽しめると思い採用しています。こちらをフォーラムで投稿していただきありがとうございます!提案は定期的に確認していますので、引き続きデカールを投稿してください!
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2025年12月8日(月)20:00(JST)から 2026年1月12日(月)18:00(JST)まで、下記のデカールを獲得可能です。
各タスクは、ランクIII以上の兵器を使用することで達成できます。
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新デカール

アメリカ 碑文「売り出し中(FOR SALE)」
アメリカの艦艇を使用して、20,000ダメージスコアを獲得する |
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ドイツ 「潜水」戦車大隊Cの記章
ドイツの戦車を使用して、1~5位でゲームを5回終える |

第4航空団 第1師団「湖の怪物(Storsjöodjuret)」の記章
スウェーデンの航空機を使用して、地上または海上目標を30回撃破する |
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中国 第3装甲大隊「キングコング(King Kong)」の記章
中国の戦車を使用して、60%以上の戦闘貢献率でバトルを20回プレイする |
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ソ連 第65 GIAP アレクサンダー・キラベリゼのパーソナルマーク
ソ連の航空機を使用して、1~3位でゲームを3回終える |
碑文「売り出し中(FOR SALE)」
アメリカ海軍「売り出し中(FOR SALE)」の碑文。伝えられるところによれば、1945年初頭、LSM-51に乗船していたジョン・カーンとジョー・シェリルという二人の水兵は、艦の将校ウォーレン・トゥリースに嫌われて船外に放り出され、船体の塗装剥がしと塗り直しを命じられました。船体の外側にいた二人は、課せられた罰を逆手に取る悪戯を企て、これは船体に巨大な「売り出し中(FOR SALE)」の看板を描くというものでした。彼らが作品を完成させて数日後、艦長は任務群司令官から呼び出され「いくらで売るつもりだ?」と問われました。混乱が収まった後、ジェームズ・ポッツ艦長は小艇で漕ぎ出し看板を目にしました。彼は激怒し、実行者を必ず罰すると誓いましたが、幸いにも船内の誰もジョーとジョンが犯人だと明かしませんでした。50年後にジョーが語った話では、彼は赤色の亜鉛クロメート下塗りで看板を描いたと主張していますが、写真では看板の色が光沢のある白色の船体番号と一致しており、この詳細は記憶違いだったことを示唆しています。この碑文は船の左舷側に大きく描かれていました。
「潜水」戦車大隊Cの記章
ドイツ国防軍 第18装甲師団 第28装甲連隊C潜水戦車大隊の記章。B大隊(同様に海洋生物の記章を採用)と同様に、この大隊は「潜水戦車(Tauchpanzer)」で編成されていました。これらは海底走行が可能な改良型のIII号戦車およびIV号戦車であり、実現しなかったイギリス本土上陸作戦「アシカ作戦」のために改良されました。C大隊の記章は、やや苛立った様子のサメで、多くのドイツ装甲隊のマークに比べ、苦痛を帯びたような表情により威圧感が緩和されていました。デザインには若干の差異があり、単純な線画のサメもあれば彩色されたものもありました。配置もさまざまで、大半のサメは中隊で使用されたIII号・IV号戦車の車体側面、通常は砲塔前部下方に、前方へ向かって描かれていました。
第4航空団 第1師団「湖の怪物(Storsjöodjuret)」の記章
スウェーデン空軍 第4航空団 第1師団「湖の怪物(Storsjöodjuret)」の記章。1944年、第1航空団は従来のペンギンの記章を「湖の怪物(Storsjöodjuret)」を描いた新たな記章に変更しました。より広く知られるネス湖の怪獣に類似したこの伝承上の生物は、イェムトランドのストルシェーン湖に棲むとされています。最初の記録は1635年まで遡り、ルーン文字の達人がこの生物を湖底に封印したという物語に記されていますが、その起源説はその後幾度も改変されています。ネッシーと同様、湖を訪れる者たちは今もこの生物を目撃したと主張していますが、その証拠は当然ながら不確かなものです。湖の怪物(Storsjöodjuret)のマークは赤い爆弾にきつく形で、同師団のB-17A軽爆撃機に最も多く塗装されており、機首下、エンジン手前のコックピット前面の両側に塗装されていました。
第3装甲大隊「キングコング(King Kong)」の記章
中華民国陸軍 装甲旅団 第3連隊の記章。この連隊の記章は、キングコングを様式化して表現したものです。この映画は、アメリカ国内で公開された後、中国に輸出され、文化的に非常に人気を博しました。キングコングは、力強く、不屈の精神を持つ象徴であり、装甲部隊のモチーフとして非常に相応しいものでした。この記章は、パッチとして最も一般的に使用されていましたが、同連隊のいくつかの装甲車両、特にスチュワート戦車やM8 スコット戦車に塗装されていました。この記章は通常、スチュワート戦車では車体上部、スコット戦車では車体下部の前面装甲に配置されていました。
第65 GIAP アレクサンダー・キラベリゼのパーソナルマーク
ソ連空軍、第65 GIAP(第65親衛戦闘機航空連隊)アレクサンダー・ニコラエヴィッチ・キラベリゼのパーソナルマーク。アレクサンダーは1941年に空軍に入隊し、1944年までに第65連隊の親衛隊少佐にまで昇進しましたが、1944年10月10日、空中衝突事故で亡くなりました。彼は少なくとも11機の敵機を撃墜し、そのうち10機はFw 190でした。本マークの由来は不明です。キラベリゼはジョージア出身であるため、彼の描いた怪物は、蛇と竜の中間としてよく描かれる、民間伝承上の生き物「グヴェレシャピ(გველეშაპი)」を表現したものかもしれません。元の物語において、この生物は討伐すべき邪悪な獣というよりも、むしろ自然の力を表すような存在であり、その起源を考えれば適切な選択と言え、相応しいマークであるといえるでしょう。また、聖ゲオルギオスの物語に登場する竜と視覚的に類似点があるため、その描写である可能性もあります。しかし、この生物は伝統的により邪悪であるため、個人のマークとしてはあまり適していないかもしれません。本マークはアレクサンダーのYak-9のコックピットの後ろに、目立つように描かれていました。
復刻デカール

日本 第3偵察隊の記章
日本の軽戦車を使用して、敵プレイヤーを40回撃破する |
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イタリア 第102大隊の記章
イタリアの航空機を使用して、敵プレイヤーを50回撃破する |

イスラエル 第161飛行隊の記章
イスラエルのヘリコプターを使用して、地上または海上目標を20回撃破する |
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フランス 第33航空団 第2偵察飛行隊「ココット」偵察飛行隊の記章
フランスの航空機を使用して、60%以上の戦闘貢献率でバトルを20回プレイする |
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イギリス 第27機甲旅団の記章
イギリスの地上車両を使用して、15,000スコアを獲得する |
第3偵察隊の記章
陸上自衛隊 第3偵察隊の記章。同隊は1951年に創設され、それから数度にわたり再編・移転を繰り返しました。部隊の主な任務は、第3師団全体を支援するための情報収集・伝達を行うことでした。2023年まで活動した後、第3戦車大隊と共に解散し、新設された第3偵察戦闘大隊に統合されました。2000年代初頭から解散まで、この記章は部隊の車両の一部で使用されていました。黒豹は険しい地形を素早く潜行する能力から採用され、三本の爪痕は第3部隊を表しています。この記章は同偵察隊の87式偵察警戒車の砲塔側面に配置されていました。
第102大隊の記章
イタリア王立空軍 第102飛行隊 第10独立戦闘航空団「バレアレス」の記章。同飛行隊はスペイン内戦中、第10「バレアレス」戦闘航空団の下で活動しました。パルマ・デ・マヨルカを拠点とし、バレアレス諸島の防衛を主任務としていました。同飛行隊の記章は、漫画風のブルドッグで、実際の漫画に登場するブルドッグキャラクターを彷彿とさせるものの、この記章はそれらが登場する前から存在していたため、おそらく完全にオリジナルの記章でした。飛行隊のCR.32複葉機の両側、機体後部付近に塗装され、左側からはブルドッグが前方を見据え、右側からは後方を見据えるように塗装されていました。
第161飛行隊の記章(1987)
イスラエル航空宇宙軍 第161「サザンコブラ(Southern Cobra)」飛行隊の記章。1975年、イスラエルは試験用にAH-1Gヘリコプターを数機供与されましたが、最新兵装を欠いていたため、対装甲能力向上のためAH-1S仕様にアップグレードされるべくアメリカへ返送されました。同飛行隊は1980年に第160飛行隊と共に編成され、両隊ともアメリカから返還された15機のMD 500と3機の改良型AH-1Sで装備されました。後にレバノン戦争で数台の戦車撃破の実績を持つAH-1Fを受領し、最終的に1987年にAH-1Eを導入しました。イスラエル軍で運用されていた最後のコブラは、主に予算制約とより強力なAH-64の登場により、2013年に退役しました。コブラのマークは全兵器に適用されていませんでしたが、後期型のAH-1Eヘリコプターでは尾部中央に配置されることが最も一般的でした。
第33航空団 第2偵察飛行隊「ココット」偵察飛行隊の記章
フランス空軍 第33航空団 第2偵察飛行隊「サヴォワ」の記章。この飛行隊は100年以上前の1913年に創設され、その後数度にわたり改編・改名されてきましたが、その記章は100年を通してほぼ変わらない形で受け継がれていました。描かれているのは「ココット」であり、この場合は折り紙の鶏を指します。初期のデザインではくちばしが描かれ、目を前方に向けるバージョンと後方に向けるバージョンが交互に採用され、危険を警戒しているかのような印象を与えていました。このより現代的なバージョンは、同飛行隊のミラージュIIIおよびミラージュF1戦闘機の尾部中央に配置されていました。ただし、特殊塗装ではミラージュIIIの吸気口前部、1960年代には同飛行隊のRF-84F サンダーフラッシュのコックピット前部など、異なる配置例も存在しています。
第27機甲旅団の記章
イギリス陸軍 第27機甲旅団の記章。本旅団は1940年11月26日に結成され、ノルマンディー上陸作戦の重要な役割を担いました。旅団所属のスタッフォードシャー・ヨーマンリー連隊および第13/18 軽騎兵連隊のシャーマン戦車が海岸に上陸し、カーンの戦いおよびグッドウッド作戦に参加しました。この作戦後まもなくして旅団は解散し、その連隊は陸軍内の他の部隊に移管されました。旅団の記章は盾の上に描かれたタツノオトシゴで、一見すると珍しい選択と思うかもしれません。しかしこれは、多くの隊員が騎兵部隊出身であったこととのつながりを示すと共に、戦車が海から上陸したことから、タツノオトシゴのモチーフは実に適切なものでした。この記章は、下部装甲板の側面や後部装甲板の縁に配置されることが多くありましたが、車両や車種によって若干の差異がありました。
毎月のマークは、以下の手順にて確認することができます:カスタマイズ画面下部→タブ「月間デカール(Monthly Decals)」。1か月後、これらのデカールはそれぞれ該当するカテゴリーに移動されます。
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これらのデカールのタスクの進行状況は、プレイヤープロフィール→デカール→月間デカール(Monthly Decals)で確認することができます。ここで「進捗状況の確認(Track progress)」をクリックすると、格納庫から進行状況を確認することができます。
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それぞれの記章には詳細な説明がついてきます。この説明には、マークの歴史、デザイン、使用した兵器、該当する場合は史実では兵器のどこに配置されていたかなどが書かれています(一部の記章はバッジからとられたものであるため、すべてが該当するわけではありません)。これにより、史実に基づいた配置をお好みで容易に再現することができます。
これにて2025年のデカールセットは最後となります!あっという間の1年でしたね?今年はこれらデカールを楽しく集められていたならば幸いです。また来年も引き続き追加していきます。それまでは、興味深いデカールを集めながら、これ以降に皆さまとまた会う機会が無ければ、よいお年をお迎えください。
The War Thunder Team