T-64・T-80・Т-72・ZTZ96・ZTZ99シリーズ&VT4・VT4A1主力戦車の発射速度修正
2025-12-26 10:00
開発者ブログ
どうも皆さん!今回は、T-64/T-80ファミリーの主力戦車に搭載されている自動装填装置の資料について、私たちが行った調査の結果を共有いたします。

このシリーズの初期型車両の再装填時間は7.1秒で、後期型車両(T-80UおよびT-80UD以降)の再装填時間は6.5秒となっていました。これらの推定は、最短再装填時間を7.1秒とする技術仕様書の記述に基づいており、後期型車両については、ギリシャが行ったT-80Uの試験においてより速い発射速度が実証されたことを根拠としていました。
しかし、コミュニティではこれらの戦車の再装填サイクル図について繰り返し議論が行われ、砲弾(APFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾)、HE弾(榴弾)、HEAT(対戦車榴弾))の完全な装填サイクルは6.0秒で、ミサイルの場合では7.1秒であるという指摘がされてきました(※すべての種類の弾がちょうど6秒で装填されると記載されているT-80UDは例外)。
再装填サイクル図は、オブイェークト 432(115mm D-68砲を搭載したT-64)の技術仕様書からコピーされたものであるため、これらの値は誤りであると私たちは考えていました。しかしながら、徹底的な調査を行った結果、T-64A、T-64B、T-80B、T-80UDの技術仕様書に記載されている再装填サイクル図が正しいという結論に至りました。
ただし、T-80シリーズの戦車が使用し、より長い最新のAPFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾)は、その長さゆえに隣接する自動装填装置のトレイに収まりません。これにより、カルーセルの位置を1つではなく2つ回転させる必要が生じ、発射速度が低下します。結果として、再装填サイクルの中で自動装填装置は追加で回転を行う必要があるため、T-80BVMが3BM60の装填にかかる時間は少なくとも約6.4秒掛かります。
T-72ファミリーの自動装填装置
T-72シリーズの資料には、コンベアを3スロット分回転させて射撃した場合の再装填速度図が記載されています。なお、訓練マニュアルでは、後続の砲弾を装填ラインに置いた場合の装填サイクルはちょうど7秒になると記載されており、このマニュアルに従って再装填時間は短縮されます。
VT4・VT4A1・ZTZ99Aの自動装填装置
中国製の後期型戦車の一部には、改良された自動装填装置が搭載されており、一部の操作がわずかに高速化されています。これにより、毎分9発の発射速度が実現されており、この速度は私たちの歴史監修チームや公開されている運用マニュアルからも確認されています。
そのため、この調査結果に基づき、下記戦車の発射速度を調整しました:
以下より全リストをご確認ください。



