『War Thunder』:TV&赤外線シーカー搭載誘導モード
2026-05-29 10:00
開発者ブログ
今回は、TVおよび赤外線誘導弾頭を備えた一部の兵器向けに導入する新たな再目標指定メカニクスについて紹介します!
20世紀後半、技術の進歩によってTVおよび赤外線誘導弾頭を備えた「ファイア・アンド・フォーゲット(撃ち放し能力)」方式の兵器が開発されました。これにより、搭載機(母機)が防空圏内に留まる時間が短縮され、同時に複数の目標への攻撃も可能となりました。これは画期的な進歩でしたが、対空兵器の性能向上と航空機のコスト高騰により、ミサイルをさらに遠距離から地上目標に発射する必要性が高まっていきました。この課題に対応し、運用の柔軟性を高めるため、搭載機との間にデータリンクチャンネルを備え、弾頭のシーカーからの映像を伝送し、飛翔中の再目標指定を可能とする爆弾やミサイルが開発されました。この機能は、大型アップデート「ヘビーキャバルリー(Heavy Cavalry)」で実装されます!
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、TVおよび赤外線シーカーを搭載した「マン・イン・ザ・ループ(man-in-the-loop)」機能のある兵器は、ゲーム内へ既に存在しています。しかし、バランス上の理由から飛翔中の映像伝送や修正指示の受信機能は実装されていませんでした。今回、内部テストを実施した結果、これらの兵器の性能が限定的であること、ゲーム内の全ての国家で利用可能であること、防空能力の存在、そしてランダムバトルの実情を踏まえ、バランスに悪影響を与えることなく、この興味深いメカニクスを追加できると判断しました。
それでは、ゲーム内におけるTVおよび赤外線シーカーの「マン・イン・ザ・ループ(man-in-the-loop)」モードの仕組みを詳しく見ていきましょう。まず申し上げておくと、これはラダーを直接操作する完全な手動制御ではありません。修正は飛行中の目標選択に限られ、操作者はシーカーの視野内で新たな目標を指定できるのみで、その後はオートパイロットにより自動的にコースを修正して目標に向かいます。また、多くの誘導兵器の機動性が比較的低いという点も念頭に置く必要があります。要するに、ミサイルや爆弾でループを描くようなことはできませんが、敵の集結地点に投下して接近中に狙いたい目標を指定する、といった運用は十分に可能です。
また、信号の伝送には誘導弾と発射母機の間に明瞭な射線が必要であることにも注意が必要です。地形によっては、信号が遮られると途絶し、発射母機は映像を受信できなくなり、通信が回復するまでミサイルは指示を受け取れなくなります。ただし、誘導はミサイルのシーカーによって引き続き行われるため、発射母機との通信が途絶しても、既にロックオン済みの目標への攻撃が妨げられることはありません。つまり、目標へのロックオンに成功した後であれば、搭載機は地形の陰へ安全に退避することが可能です。
こうした誘導兵器の修正能力に対する大きな制限となるのが、データリンクチャンネルの数です。入手可能な情報によると、ゲーム内に登場する「マン・イン・ザ・ループ(man-in-the-loop)」機能を備えたシステムは、一度に1発の兵器しか誘導できないとされています。そのため、再目標指定が可能なのは最も新しく発射されたミサイルまたは爆弾のみです。これらの兵器の多くが比較的低速であることと相まって、この制限により、誘導中のミサイルや爆弾を高度な防空システムで迎撃することは比較的容易になります。
GBU-53(SDB II)誘導爆弾
なお、このメカニクスが追加される際、対応兵器は、新型となる最新鋭スタンドオフ兵器の小直径爆弾II(SDB II)こと「GBU-53/B ストームブレイカー」をはじめ、既存のAGM-84H、PGM-500/2000、Kh-59M、スパイクER、LMUR、SPICE-250など、航空機から発射されるミサイルや爆弾に限定されます。バランス上の観点から、現時点で地上車両に本機能を導入する予定はありません。
このメカニクスが実際に動作する様子は、大型アップデート「ヘビーキャバルリー(Heavy Cavalry)」のリリースでご覧いただけます!今回は以上です。次回の開発ブログで会いましょう!
※なお、本メカニクスの詳細は、ゲームへの実装前に変更される可能性があることを予めご了承ください。
The War Thunder Team



