重複兵器:追加理由


どうも皆さん! 今回は重複兵器に関する私たちの見解をお伝えしたいと思います。この記事はかなり長くなりますが、多くのプレイヤーにとって重要なテーマとなっているため、簡潔にまとめるよりも、詳しく説明したほうがよいと考えました。

重複兵器とは、研究ツリーに追加される兵器のうち、特定の国家の編成を強化したり、大きな空白を埋めたりするためのものを指します。例えば、日本ツリーへのインドネシア兵器の追加や、イタリアツリーへのハンガリー兵器の追加が該当します。

これらを追加する主な理由は2つあります。1つ目は、現実世界で興味深い兵器を保有している国でも、独立した研究ツリーを構成するには数が足りない場合があることです。2つ目には、こちらが主な理由となりますが、特定の国家におけるラインナップを改善するためです。これにより、いわば「一石二鳥」を狙っており、本来であればゲームに登場することがなかったかもしれない国家を加えられると同時に、既存のツリーの強化にも繋がります。こうした追加における私たちの目的は、できる限りポジティブな効果をもたらすことにあります。私たちは、各国家を充実した多彩なラインナップと魅力的な兵器でプレイできる楽しいものにしたいと考えています。

以下では、「クローン」と呼ばれるプレミアム兵器および研究可能兵器について、私たちの判断プロセスと追加に至る理由を説明します。

重複プレミアム兵器



まず、ホットな話題であるプレミアム兵器について取り上げたいと思います。最近、高ランクのプレミアム兵器の多くは、すでにゲーム内に存在する通常兵器の派生型、近似の同種類、あるいは外観のみ変更されたバージョンとなっています。これは、現在の高ランク帯における方針として、完全にユニークな兵器や歴史的に重要な兵器をプレミアム専用にしてしまうことを可能な限り避けようとしているためです。だからといって、今後の高ランクにおいてユニークなイベント兵器・プレミアム兵器・部隊兵器(Squadron Vehicles)が一切登場しないというわけではなく、すでにいくつかは存在し、今後さらに増加する予定です。ただし、できる限り多くの兵器を通常の研究ツリーにおける研究可能兵器として確保することを目指しています。

一般的に、効果的で興味深いプレミアム兵器を求めるプレイヤーが一定数いる一方で、重要な兵器やユニークな兵器が研究ツリーの外に置かれることを望まない声もあることも理解しています。逆に、プレミアム兵器がすでにゲーム内にある派生型である場合、興味を持てないと感じ、もっとユニークなものを求めるプレイヤーもいます。このため、プレミアム兵器を追加する判断は非常に難しいものとなりますが、プレミアム兵器の追加を決定する際には、適切な落としどころを見つけるよう努めています。

現在の高ランク帯における方針としては、プレミアム兵器を研究ツリーの進行に役立つものとしつつ、ユニークな性能、兵装システム、あるいは歴史的に重要な兵器への唯一のアクセス手段にはしないようにしています。

重複研究ツリー兵器



次は研究ツリーについてお話しします。私たちはゲームプレイ上の空白を埋めるため、輸出型の兵器やその他の小規模国家の兵器をしばしば利用します。その狙いは、ラインナップにバリエーションを加え、ゲームプレイそのものを充実させると同時に、過小評価されがちな小規模国家の兵器にも光を当てることにあります。こうした方針には利点がある一方で、主要国家それぞれが持つ独自の個性が薄まってしまうという欠点もあります。

このバランスを取るのは非常に難しいことです。ラインナップ強化やゲームプレイの多様性も重要ですが、各国家のアイデンティティやツリーならではの独自性が感じられることも同様に重要なのです。

しかし、現実として、イスラエルや日本のような一部の国家には、追加できる固有兵器がもうそれほど多く残っていないという事情があります。もちろん、これらの国家にもゲームに追加可能なユニークな兵器が存在することは承知しており、その多くは私たちの計画にも含まれています。私たちは今後何年、何十年と各国家への兵器追加を続けていきたいと考えていますが、仮に残っているユニーク兵器をすべて今追加してしまえば、将来的に最悪のケースでは、永遠に追加できるものが何も残らなくなってしまいます。

完全にユニークだったり、複雑だったり、情報が曖昧だったりする兵器は、開発に非常に時間がかかります。時には1年以上を要することもあれば、あまりにマイナーすぎて、入手可能な資料だけでは制作自体が不可能というケースもあります。例えば、コマツ製105mm低反動自走砲(Komatsu 105 GSR)を取り上げてみましょう。これは非常に魅力的な日本の試作車両で、ぜひゲームに加えたい一台ですが、あまりに知名度が低く、関連資料も乏しいため、おそらく制作は難しいでしょう。


私たちのもう一つの目標は、毎回の大型アップデートで各国家に何かしらの追加を行うことです。すでにある兵器に似たものを追加することで、より独自性のある兵器の開発が完了するまでの間も、ゲームプレイ上の空白を埋め、ラインナップを強化することができます。例えばドイツのM44 155mm自走榴弾砲は、新たに大型アップデート「ヘビーキャバルリー(Heavy Cavalry)」で実装したフンメルの開発・実装作業を進める間、ツリー内のゲームプレイ上の空白を埋める役割を果たしてくれました。

明確にお伝えしておきたいのは、ある国家に重複兵器を追加するからといって、その兵器が追加可能な固有兵器の代わりになるわけではない、ということです。むしろ、より独自性のある兵器の開発が進行中である間、「今この瞬間」のゲームプレイにおけるラインナップの強化と多様性を支えるための追加なのです。例えば、レオパルト 1A5BEの追加は、AMX-30C2(将来的に実装予定)の追加を取り消すものではなく、現時点における進捗状況の空白を埋めることで、プレイヤーがその国家をより快適にプレイできるようにするものです。新たな戦車をアンロックしたもののツリーのラインナップに選択肢がないため、編成にバトルレーティング(BR)がいくつも低い兵器を入れざるを得なかったり、1スポーンしかできない状況に追い込まれたりと、そんな経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。私たちはまさにこうした状況を最小限に抑えようとしています。

皆さまからのご意見ご要望


オープンに申し上げると、各大型アップデートの開発作業中および実施後にも、私たちは皆さまからのフィードバックを丁寧に分析し、主にコミュニティからのご意見ご要望に基づいて計画を調整しています。私たちの計画を変更する余地を与えてくださる建設的な指摘や批評には心から感謝しています。最近の例としては、Devサーバーでのフィードバックが挙げられます。当初、新しいF-16プレミアム機体はベルギー仕様として計画していましたが、皆さまからのフィードバックを受け、限られた期間の中でどう改善できるかを再検討しました。その結果として登場したのが、オランダ仕様のF-16AMです。これはまだツリーにない派生型で、異なるレーダーとライトニングII照準ポッドを搭載しています。

先述のとおり、私たちの判断には常に理由がありますが、これまでその理由を皆さまには十分にお伝えすることができておらず謙虚に反省します。今後は、新しい形式の開発ブログにおいて、特定の兵器を追加する理由を明確に説明していきます。この新形式では、なぜその兵器を追加するに至ったのか、その判断プロセスを記すことを目指します。どの兵器の追加にも必ず理由があるからです。これまであまり実施できていなかった取り組みですので、私たちの開発プロセスをより深く知っていただく一助になれば幸いです。

あらゆるプラットフォームでのコメントをお寄せいただき、ありがとうございます。先ほども申し上げた通り、皆さまからの建設的な指摘や批評には本当に貴重で、それらはゲームをより良いものにするための大きな原動力となります。今後も、ゲームに何を望むのか、その理由は何か、そして将来的にどのような追加要素を見たいのかなど、ぜひお聞かせください。私たちは常にメモを取り、耳を傾けています。



The War Thunder Team