バトルイベント「ニュークリアエスカレーション(Nuclear Escalation)」:BVV_d氏の開発更新情報※7月3日 12:00更新
2026-07-01 10:00
開発者ブログ

【7月3日(金)12:00追記】
どうも、皆さん!開発状況に関する続報をお届けします。
先日実施した防空バランスの調整は、私たちが目指していた結果には至りませんでした。そのため、Kh-31のような高速対レーダーミサイル(Anti-Radiation Missile:ARM)に対する生存性を高めるべく、防空システムのAIアルゴリズムにはさらに複雑な改良が必要となっています。この状況を踏まえ、「赤」陣営の防空能力を引き下げる決定を下しました。具体的に言うとブークM3 SAMシステムは、セミアクティブ誘導方式を用いるS-300に置き換えます。「青」陣営の防空については当面変更はありませんが、前述の変更による影響があまりに大きいと判断した場合には再度調整を行う可能性があります。これらの変更は今後のアップデートで実装する予定ですので、パッチノートにご注目ください。
上記のアルゴリズム変更に加え(これにより極めて遠距離からのARM発射の有効性が低下する可能性があり)、「青」陣営向けにさらに高性能な対レーダーミサイルの追加にも取り組んでいます。具体的にはAARGM-ER(Advanced Anti-Radiation Guided Missile - Extended Range:先進対電波源誘導ミサイル - 射程延長)を追加する予定ですが、こちらは実装までにもう少し時間がかかる見込みで、次期大型アップデートでの導入となる可能性が高いです。
【7月1日(水)公開】
どうも皆さん!『ニュークリアエスカレーション(Nuclear Escalation)』およびその他のモードにおける今後の計画について、少しお話ししたいと思います。
ニュークリアエスカレーション(Nuclear Escalation)
まず、本モードに関心を寄せ、建設的なフィードバックを寄せてくださった皆さまに感謝申し上げます。皆さまのご意見は我々にとって非常に重要です。
私と同僚たちは、本モードの仕組みをより深く理解し、潜在的な問題点や改善点を洗い出すため、この数日間『ニュークリアエスカレーション(Nuclear Escalation)』をプレイし続けてきました。
バランス調整は複雑な問題であり、特にモードが(目標、兵器、武装の面で)非対称である場合はなおさらです。統計的にはバランスの取れた非対称ミッションが、様々な理由でプレイヤーの皆さまからはアンバランスと受け取られた事例もありました。
本モードにおける課題は、戦闘兵器や武器の性能差、そしてそれに伴う国家間のプレイヤー分布にあります。もっとも簡単な解決策は、完全な「寄せ集め」(両陣営で兵器と国家を完全にミラーリングした構成)にしてしまうことですが、バランス調整の問題を抱えながらも、非対称性を本モードの興味深い特徴として残そうと現時点では考えています。ただし、この選択肢を排除しているわけではありません(この点についての皆さまのご意見も伺いたいので、ぜひこちらの公式フォーラムスレッドにお寄せください)。
現在のBR(バトルレーティング)範囲のバランスにおける主な問題は、赤陣営と青陣営の防空システムの性能差およびその制圧に関するものです(赤陣営はソ連側、青陣営はアメリカ側と考えてください)。赤陣営の対レーダーミサイルによって青陣営の防空網は突破されやすく、加えて赤陣営の防空システムは『ニュークリアエスカレーション(Nuclear Escalation)』において、青陣営のものより効果的です。この問題への対処に注力しており、いくつかの変更はすでにゲームに反映済みで、他のものも近日実施予定です。具体的には以下の通りです:
1. ブークM3は、目標捕捉および目標指定システム(TADS)車両が破壊されている場合、発射できなくなりました。以前は、1つの陣地を破壊するには3基の発射装置すべてを破壊する必要がありました。
2. ブークの発射車両の再装填時間を20秒から30秒に増加しました。
3. 各SAMP/T SAM陣地に、TADS2両と発射車両4両が配備されるようになりました。
4. 各SAMP/T SAM陣地には、追加のIto90 SAMにより守られるようになりました。
これらの変更の影響を検証するため、現在のイベント開催期間を数日延長しました。
また、防空システムを全体的に大きく弱体化させるつもりはないことも申し上げておきます。過度な弱体化は、防空体制の制圧におけるチームワークの価値を損ない、リスポーンありの航空リアリスティックバトル(Realistic Battle:RB)との差別化を薄めてしまう恐れがあるためです。現状、防空システムは戦局を左右し得る強力な戦力であり、その破壊は自軍の戦いを有利に進めるための中核目標です。我々の目標は、両チームがこの目標達成のために対等な労力を要する状態を確保することです。
続いて、『ニュークリアエスカレーション(Nuclear Escalation)』に関するその他の点についてお話しします。
経済:現在のエコノミー設定は2026年4月1日の『ニュークリアサンダー(Nuclear Thunder)』開催結果に基づいて調整済みですが、さらなる調整が必要です。2026年7月上旬までにこれらの調整を行い、次回の開催を行う前に検証することを目指していますが、間に合わない場合は、次回の『ニュークリアエスカレーション(Nuclear Escalation)』開催時に反映する予定です。次回開催時期については後述します。
また、様々な種類の目標を破壊した際のミッションポイント(チケット)への影響を調整する予定です。主に、大型艦艇および長距離SAM(Surface-to-Air Missile:地対空ミサイル)を破壊した際のチケットへの影響を大きくする方向です。
さらに、『ニュークリアエスカレーション(Nuclear Escalation)』および戦車リアリスティックバトル(Realistic Battle:RB)のトップランク向けに新たな核爆弾搭載機を追加する予定です。これは、これらの航空機の性能特性および防衛システムを、戦場の脅威によりよく適合させるためです。これによりRWR(Radar Warning Receiver:レーダー警報受信機)が主要なSAMを探知できるようになり、現行の核爆弾搭載機が抱えている問題を解消します。追加されるのは、自由落下型の核爆弾を搭載した第4世代戦闘攻撃機の派生型になる見込みです。次回の『ニュークリアエスカレーション(Nuclear Escalation)』開催までに準備を整える予定です。
2026年7月6日(月)までの現行イベントが終了した後、およそ1週間半から2週間後に次回イベントを開催する予定です。次回イベントでは、航空機の複数のBR帯が同時にプレイできるようになる見込みです。具体的には、現行のトップランク帯(おそらく2つのBR帯に分割)と、4月1日に開催されたエスカレーションモードで、より低ランクの航空機および対応する防空システムを使用するものです(トップランク版は脅威が集中するため、一部のプレイヤーにとっては難易度が高い可能性があることを認識しているためです)。
さらに、将来的な計画には以下のようなものが含まれます(すべてが実装されることを保証するものではありません):
・『ニュークリアエスカレーション(Nuclear Escalation)』を他の既存ロケーションへ移動する。
・より古い時代(1960年代および1970年代)の航空機向けのモードを開発する。
・『ニュークリアエスカレーション(Nuclear Escalation)』専用の新ロケーションを制作する。
・飛行場の復旧および占拠メカニクス
・本モードにおけるヘリコプターの使用
・プレイヤー操作の艦艇および防空システム(長期的な計画として)
上記のうちどれを最も優先して見たいか、皆さまのご意見をこちらの公式フォーラムスレッドでお伺いできれば幸いです。開発の方向性に影響するかもしれません!
『ニュークリアエスカレーション(Nuclear Escalation)』の開発を始めた際、我々は新しいゲーム体験をお届けし、これまでゲームに存在しなかったか、あるいは既存のランダムバトルでは実装が難しかった航空戦の要素を実現したいと考えていました。本モードは現在も鋭意開発中で、我々のリソースの大部分を占めています。しかし、これがすべてではありません。
『ニュークリアエスカレーション(Nuclear Escalation)』以外にも、夏の間を通じて航空戦と混合戦の両方に向けた新モードの実装を予定しています。これには様々な史実に基づいたイベントに加え、新モードや新ミッションタイプも含まれます。詳細は各イベント発表時にお伝えします。これらのイベントは『ニュークリアエスカレーション(Nuclear Escalation)』ほど大規模ではありませんが、新鮮な、あるいは久しく忘れられていた体験をお届けできればと思います。
メインゲームにおける修正・改良・バランス調整について
TV誘導ミサイルの有効性が、特に低BR帯において想定より高かったため、混合戦におけるスポーンポイントコストの引き上げに取り組んでいます。コストはシーカーの種類(TV/赤外線)、および爆弾か空対空ミサイルかによって変動します。加えて、ミサイルカメラ越しに見た際に地上車両がガクガクと揺れる不具合の修正も近日適用予定です。
対レーダーミサイル(ARM):ARMのスポーンポイントコストも調整(小幅な引き上げ)を行います。より近代的なARMは、旧型のものよりわずかに高いコストになるように設定される予定です。
また、開発中のQOL(Quality Of Life:クオリティ・オブ・ライフ)向上機能についてもお伝えしておきたいと思います。この機能により、新しい照準ポイントの使用がより便利になり、これまで兵装割り当てに使われていたショートカットキーを解放できるようになります。
これらは今夏、そして2026年の計画のほんの一部に過ぎません。今後のアップデートにご期待ください。
今回は以上です。お読みいただきありがとうございました!
追伸:率直に申し上げますと、このトピックを常時チェックしてすべてのコメントを読む、ましてや個別に返信することは私にはできません。しかし、我々のコミュニティマネージャーチームが議論を注視し、貴重なご意見やフィードバックを収集してくれます。それらは後ほど分析され、場合によっては計画の調整にもつながるでしょう。ですので、改めてお願いいたします。建設的な内容で、本題から逸れないようにご協力ください。
The War Thunder Team