【テスト】ミサイル発射の新たな視覚的警報システム


高ランクの航空戦では、現在赤外線ホーミング誘導方式空対空ミサイルが主な武器となっています。
このミサイルを発射するとミサイル自体からは何も放出されないため、実際に発射されたことを見抜く唯一の手段は視覚的探知、
つまりパイロットの目による観察となります。

これまでは、ミサイルの発射のシミュレーションとして発射を警告文で知らせる機能を実装していました。
しかし、この機能はプレイヤーの皆さまにとっても、そして私たちにとっても十分に満足のいくものではありませんでした。
攻撃を回避するというプレイヤーの行動の現実性と重要性を高めるために、航空シミュレーターバトルと同様、航空リアリスティックバトルでもこのシステムを無効にするよう数多くの要望が寄せられました。
また、これにより機動性の低い初期の空対空ミサイルへの有効性が高まり、警告文が表示された後の回避を容易にしていました。

また、現在のシステムにはいくつかの矛盾があります。例えば、ある航空機が空対空誘導ミサイルの発射に関する警告を受信したにも関わらず、
空対空ミサイルシステム(レーダーの稼働を検知不可なレーダー警報システムを搭載していないもの)から発射の警告を受信しなかった場合などです。


誘導ミサイルの探知


このような理由から、私たちはゲーム内のミサイル警告のメカニクスを改善し、ゲームプレイの面白さを維持しつつより現実的なものにすることにしました。発射されたミサイルの探知に関する画面上の警告文は無効となります。

  • 航空アーケードバトル及び航空リアリスティックバトル(マーカー表示ありのゲームモード)では、パイロットの探知範囲内にある全ての敵   の誘導ミサイルに特別な「◇」マーカーが追加されます。マーカーの表示範囲は搭乗員のスキル、つまり「視界」スキルに左右されます。
      このスキルは、新しいパラメーター「Range of missile detection(ミサイル探知範囲)」にも関連します。
      マーカーは、ミサイルのエンジンが始動した時に表示され、停止後しばらくすると非表示になります。
  • シミュレーターバトルのゲームモードでは、警告探知システムの変更はありません。
      警告システムはこれまで同様、機上に適切な弾道ミサイル防衛用の電子システムを装備しているかどうかで左右されます。
  • マーカーのないゲームモードでは、ミサイルのマーカーに加えて発射されたミサイルの警告文も表示されなくなります。
      ミサイルの探知は目視で行われますが、実際に適切な警告システムを搭載している航空機やヘリコプターであれば自動探知が可能となります。

  • これらのゲームモードでは、ただミサイルの警告文を待つのではなく、敵を観察してミサイルの発射を探知する必要があります。
    攻撃側のプレイヤーには、戦闘中にミサイルの射程圏内まで気づかれないよう接近し、敵に奇襲を仕掛けるチャンスが与えられます。
    今回の新たなメカニクスは、ミサイルを用いた視覚的な射程範囲にとらわれない戦闘と、ミサイルのあらゆる可能性を実現させてくれることでしょう。

     

    そして、新たなメカニクスを試した皆さまからフィードバックをいただくために、新しいイベント「Missile Detection Testing(ミサイルの探知試験)」を開催します。このイベントではバトルを通して、新しい視覚的ミサイル探知システムを体験することができます。



    この特別イベントは6月6日(土)2:00(JST)から6月8日(月)16:00(JST)まで開催され、バトルレーティング9.0から10.3の航空機を対象としたリアリスティックバトルのゲームモードで行われます。イベントは「イベント&トーナメント」タブで確認できます。