『War Thunder』:ARHシーカー(FOX-3)空対空ミサイル


次期大型アップデートの主要コンテンツの一つが、ARH(Active Radar Homing:アクティブ・レーダー・ホーミング)ミサイル、つまり別名「FOX-3」と呼ばれる中距離空対空ミサイルの導入です!

2024年3月に行ったDevサーバーのプレテストでは、ARH(Active Radar Homing:アクティブ・レーダー・ホーミング)中距離ミサイルを空中戦で試す機会がありました。そして、皆さまからのフィードバックと統計データを収集し、次期大型アップデートでこの新兵装を実装する準備が整いました!

ARH(Active Radar Homing:アクティブ・レーダー・ホーミング)シーカーを有する中距離空対空ミサイルは、別名「FOX-3」としても知られています。これは、NATO(North Atlantic Treaty Organization:北大西洋条約機構)のパイロットが、ミサイルの発射を示すためのフォネティックコードを用いた略語です。このようなコードは「FOX-3」のみならず、SARH(Semi-Active Radar Homing:セミアクティブ・レーダー・ホーミング)シーカーを有するミサイルを表す「FOX-1」や、IR(InfraRed:赤外線)シーカーを有するミサイルを表す「FOX-2」が使用されています。FOX-3がゲームに実装されることは、現代の空中戦における重要な分岐点を意味し、現在ゲームに導入されているミサイルに対して、革命的な変化をもたらします。これまで、SARH(semi-active radar homing:セミアクティブ・レーダー・ホーミング)シーカーを有する中距離空対空ミサイルは、命中するまで目標を照射し続ける必要がありました。そのため、ミサイルを発射した航空機は、ミサイルが命中するまで目標をロックし続ける必要があり、脆弱な状態に身を置く必要がありました。


1980年代初頭、高度な空軍力を有する国家は、この欠点を理解した上で、次世代の中距離空対空ミサイルの開発に取り組みました。これらのミサイルは、飛翔中に目標を追跡し続ける必要がないようにアクティブレーダーシーカーを自ら搭載していることが特徴でした。

優れた空気力学と、高度を利用したエネルギー的に最適な軌道で、位置エネルギーを運動エネルギーへとさらに変換し、ARH(Active Radar Homing:アクティブ・レーダー・ホーミング)ミサイルは長い射程距離を実現しています。SARH(semi-active radar homing:セミアクティブ・レーダー・ホーミング)ミサイルとは異なり、自律的に動作するため、パイロットまたは母機のレーダーによる継続的な目標の照射を必要としません。しかし、長距離から発射する場合は、TWS(Track-While-Scan:捜索中追尾)モードで無線による調整を行い、目標を追尾するのが最適です。この種のミサイルに共通する特徴は、複合的な制御方式です。ARH(Active Radar Homing:アクティブ・レーダー・ホーミング)ミサイルは、15kmから20kmの距離から「戦闘機タイプの目標」を捕捉することが可能です。これにより、近距離では「ファイア・アンド・フォーゲット(撃ち放し能力)」モードでミサイルを活用することができます。

長距離を飛翔している場合、ミサイルは目標の捕捉距離に到達する前は慣性航法装置によって誘導され、この間は母機から補正指示を受け取ることができます。慣性航法装置は、移動目標に対してミサイルを発射するために必要な目標の座標および速度を明確にします。自律型のメカニクスを有するため、「ファイア・アンド・フォーゲット(撃ち放し能力)」モードを含め、ミサイルは軌道の最終段階でも複数の目標に対する同時発射が可能です。ただし、最も効果的な使用方法は、目標に対してできるだけ長時間TWS(Track-While-Scan:捜索中追尾)モードを維持することです。

ARH(Active Radar Homing:アクティブ・レーダー・ホーミング)ミサイルによる攻撃を成功させるには、いくつかの要因に大きく左右されます。この種のミサイルは、囮の熱源が目標を誤認させるような障害にはなりませんが、かといって万能の兵器でもありません。ほとんどの最新鋭機体に搭載されているRWR(Radar Warning Receiver:レーダー警報受信機)は、レーダーシーカーがアクティブモードになったミサイルの軌道の最終段階(目標から15km~20kmの距離)でパイロットに警告を発します。中距離ミサイルに対する主な防御手段は、ミサイル回避運動であり、十分な距離があれば、180度に旋回してミサイルから逃れることを試みましょう。ミサイルの有効な発射距離を短縮するには、バレルロール、またはシザーズおよびクランク機動を行いましょう。近距離においては、「3-9」の操作のみが効果的です。これを行うには、対抗手段を投射しながら、3時または9時の方向に急旋回しましょう。


最初に実装されるARH(Active Radar Homing:アクティブ・レーダー・ホーミング)シーカーを有する中距離ミサイルは、フランスのMICA、中国のPL-12、アメリカのAIM-120、ソ連のR-77、日本のAAM-4、イスラエルのダービー、南アフリカのR-ダーターです。

これらのモデルは、優れた機動性と高い推力を有するのが特徴です。FOX-3はそのコンパクトなサイズにより、軽戦闘機でも多く搭載することができます。これらのミサイルを搭載できる航空機は、ゲーム内の全国家において、トップランクの戦闘機となり、ゲーム内の最も優秀な航空機に新しい戦術が与えられることになります。

これらの新しいミサイルは次期大型アップデートで登場予定のため、皆様と一緒に試すことを楽しみにしています!


 

The War Thunder Team