
Download Wallpaper: 1280x1024 | 1920x1080 | 2560x1440
カントZ.1007bis アルシオーネ(「カワセミ」の意)は第二次世界大戦中に使用されたイタリアの中型爆撃機です。
好評を得ているイタリアの3基のエンジンを搭載したこの航空機は、有名なサヴォイア・マルケッティ SM.79にわずかに似ていましたが、
アルシオーネの方が飛行特性で優れていました。
カントZ.1007bis アルシオーネは第二次世界大戦の中盤までしか使用されなかったイタリアの中型爆撃機です。
より有名でライバルでもあるサヴォイア・マルケッティ SM.79(愛称は「スパルヴィエーロ(ハイタカの意)」)と同様に、
Z.1007アルシオーネ(カワセミの意)には3基のエンジンが搭載されていました。
航空機の設計は1935年に開始されましたが、エンジニアが新しい試作品を作り出すまで2年しかかかりませんでした。
Z.1007の小規模な先行量産ロットが始まった後、
より強力な新しいエンジンを搭載することも含め、航空機の設計には重要な改造が加えられました。
新しい改造された爆撃機はZ.1007bisと名づけられ、
1939年に生産ラインでは最も幅広く量産されたものとなりました。
1941年、Z.1007bisは双尾翼の設計で生産開始され、これは後のZ.1007bisシリーズで有名になりました。
最終的な戦闘モデルが就役したのは1943年で、 Z.1007terには改良された防御用の砲塔とより強力なエンジンが搭載されました。
戦争の中盤までに、合計で561機のZ.1007アルシオーネが生産されました。
カントZ.1007 アルシオーネが初めて配備されたのは、第174偵察飛行隊が戦略情報を収集し、
イギリス海岸からの離脱作戦を実行した1939年の秋でした。
航空機が配備だけでなく実際に戦闘で使用されたのは1940年11月2日、10機のZ.1007隊がヨアニア県のギリシャの街に空襲をしかけたときで、
この作戦では、ギリシャの搭乗員の逆上した抵抗があったことから、非常に多くの爆撃機の損失につながりました。
1941年から1942年、Z.1007はSM.79と共に、マルタの包囲作戦にて使用されましたが、両機とも不運な結末となってしまいました。
なぜならマルタ島は、戦前の設計の旧式のイタリア航空機では太刀打ちできない
最新のイギリスのスピットファイアMk.Vによって守られていたからです。
1943年9月3日のイタリアが部分的に降伏した後、残存していたZ.1007はムッソリーニ政権の手に渡り、
激しく損傷していたのにもかかわらず1944年まで使用されましたが、すぐに廃棄処分となってしまいました。
後期のZ.1007の何機かはクロアチア空軍や、訓練用航空機としてドイツで使用されましたが、これらも1945年には使用されなくなりました。
イタリアのカントZ.1007 アルシオーネは第二次世界大戦中は重要な役割は果たしませんでした。
成功したサヴォイア・マルケッティ SM.79と比較すると、生産機体の数が少なかったからです。
「カワセミ」は「ハゲタカ」の影から決して逃げようとしませんでしたが、
飛行特性を比較してみると、幾面かではZ.1007の性能はSM.79と同等、もしくはそれ以上なのです。
つまり『War Thunder』の空を飛行できる正当な価値があるのです。
ゲーム内では、この爆撃機の戦闘残存可能性(3基のエンジンは2基よりずっといいです)と、
上部の回転砲塔に搭載された大口径スコッチ・イソッタ・フラスキーニM1933と、航空機のヘソとなる胴体の下に搭載された
有名な12.7 mmブレダSAFAT銃を含む4挺の機関銃からなる堅固な防御武器は、プレイヤーに喜ばれることになるでしょう。
この爆撃機の側面には、横からの攻撃を守る2挺のライフル口径の機関銃が備わっています。
Z.1007bisアルシオーネは様々なサイズの爆弾を1,200kgまで運ぶことができるので、
多くの機能を求めるプレイヤーでもこの航空機を気に入ることになるでしょう。
飛行特性に関していえば、Z.1007bis爆撃機はスピードと操縦性のその両方で、
有名なサヴォイア・マルケッティSM.79より多少優れているので、人気の機体になること間違いなしです。
Z.1007は様々な派生型でゲームに追加される予定で、それらは初期のZ.1007と双尾翼の設計である後期の生産シリーズのZ.1007bisとなります。
どちらの航空機も、『War Thunder』のアップデート1.69 「レージャ・アエロナウティカ(Regia Aeronautica:イタリア王立空軍)」で、
イタリアの空軍開発ツリーの最初のランクに属することになります。
開発チームが用意している新しい追加項目についてのニュースに注目してください。
Check out other Development blogs:
