Su-25&A-10Aにおける航空機ダメージモデル洗練


プレイヤーの皆さまからトップランクの攻撃機であるSu-25とA-10Aのダメージモデルに問題が生じている可能性があるとフィードバックが寄せられていました。この記事ではその問題の紹介とそれをどのように解決していくのかについて解説していきます。

どうも皆さん!Su-25とA-10Aシリーズの攻撃機にいくつかの問題があると報告を受けました。プレイヤーの皆さまは、これらの航空機のダメージモデルに問題があり、特に対空ミサイルの攻撃要素によるダメージについて指摘がありました。私たちはこれらの攻撃機の被弾した場合のダメージを調査し、問題を発見したため、修正作業を行いました。これらの修正の中で、至近距離における誘導ミサイルおよび砲弾の炸裂が生む運動エネルギーの影響は、他の航空機のダメージモデルへの改良にも含まれています。Su-25とA-10でこの問題の検証を行ったため、その結果を発表したいと思います。

A-10Aは、機体の後方部分が引き千切られ、どちらのエンジンも破壊されることが頻発しました。これとは逆に、機体の前方に与えられたダメージは航空機に重大なダメージを与えることはありませんでした。
現在は、近距離からの誘導ミサイルの爆発または後方部分に命中した際の角度によって、両方のエンジンの損傷/破壊が一度に起こることはなく、ほとんどの場合、どちらか一方のエンジンだけに生ずることが多くなっています。前方部分へのヒットは、制御棒にダメージを与え、他の内部モジュールにダメージが与えられる可能性が高まりました。既に機体に甚大なダメージが与えられていた場合、内部モジュールにダメージが与えられる可能性は高まります(画面の下部にあるダメージインジケーターの黒い部分)。この機体のダメージモデルの改良はすべての航空機が対象であり、すべてのダメージは正しく反映されるようになりました。


Su-25のエンジンは、ダメージ計算に誤りがあったため、近距離の爆発や運動エネルギーの影響による多大なダメージに耐えることが可能でした。この原因を特定し、修正しました。この変更により、機体の後方に砲弾やミサイルの命中角度や威力によってエンジンの一つが故障する可能性が上昇し、エンジンまたは重要なモジュールに直接命中した場合は、航空機に甚大なダメージを与えるようになりました。A-10Aと同様に、機体の前方部分に命中した場合、操縦系統や内部モジュールを無力化する可能性が高くなりました。

また、Su-25やА-10Аの生存性に関しては、どちらの航空機も小型SAM(Surface to Air Missile:地対空ミサイル)または他の小口径の誘導ミサイルに被弾した場合でも、生き残る可能性は高いです。もちろんこれにはさまざまな要因が重なるため、ほとんどの場合は修理のために飛行場へ帰還することを強いられます。十分な爆発物重量を備えた大口径の誘導ミサイルやいくつもの子爆発体からの直接攻撃を受けてしまった場合は、その航空機の敗北が決定的になります。これはSu-25やА-10Аでも例外ではなく、正にこれらの兵器を破壊するためにこのようなミサイルが開発されています。

自身を持って飛行し、操縦する航空機を信頼するのも良いですが、最強の航空機でさえも生存能力には限界があることを覚えておいてください!では良い狩りを!



The War Thunder Team