皆さまの質問と提案に対する回答(エコノミーアップデート)

兵器ランクに基づいた経済モデルへ移行した結果


私たちは、以前のシステムとの違いやこれによって得られるメリットなど、兵器ランクに基づいた経済の原理についての説明が不足していることに気づきました。まず、兵器ランクに基づいた経済では、同じランクの兵器でも、兵器の種類が違えば価格や報酬の乗数が異なり、これらは目標パラメーターではなく、計算パラメーターであることに注意していただく必要があります。これらの計算パラメーターには、依然としてその計算にある統計値が使用されています。新旧両方の経済における目標パラメーターは、単位時間あたりの収入(ここから報酬の乗数が算出されます)と単位時間あたりの損益(ここから修理費が算出されます)で構成されており、どちらの目標も単位時間に依存しているので、修理費や報酬の乗数を計算するためには、時間と行動に関連する統計的指標、すなわち兵器の寿命の平均時間と単位時間あたりの基本報酬が用いられることが明確になります。兵器ランクに基づいた経済の目的とは、同ランクの兵器の目標パラメーターの値を同じ値になるようにすることであり、これは修理費用と報酬倍率を変更することで可能となりますが、この逆をすることは不可能です。

兵器の効率目標値に基づいていた以前の経済では、兵器の統計は効率比、つまり兵器の基本報酬の合計値とその兵器によるキル数の比率に基づいて決定されていました。これにより、多くの兵器の修理費が極端に高くなることがありました。例えば、2022年1月、リアリスティックバトル(RB)におけるB-29とTu-4の最大修理費は、それぞれ約48,000SLと39,000SLでしたが、今回の変更後にはそれぞれ11,500SLと13,000SLに減少します。同時期のアーケードバトル(AB)におけるT95の最大修理費は24,700SLから9,200 SLに減少します。 G.56、サジッタリオ 2、マウス、WZ305、ティーガー II (H)などの中ランクにおける他の有効な兵器も同様となります。

経済の変更についての表では、すべてのゲームモードにおいて、ランクIII~Vのほぼすべての兵器の修理費が減少する傾向がはっきりと確認できます(国ごと及びランクごとで兵器の平均修理費が低下したセルは、緑で表示されています)。

地上車両

 

 

航空機

 

 

プレミアム兵器の報酬の乗数の変更


経済アップデートにおいてプレミアム兵器の修理費と報酬の乗数は、研究可能な兵器と同じ原理で変更されます。つまり、すべてのパラメーターは、単位時間あたりのプリセット費用と収入に達するように調整されます。報酬の乗数は、その両方が必要な水準に達するために時間あたりの収入を増加することもあれば、兵器の収入が必要以上に高い場合は減少することもあります。

例えば、次回のアップデートからクフィル カナード、F-4EJ ADTW、またクフィル C.2、F-4EJ(参考の兵器)のリアリスティックバトル(RB)における報酬倍率が減少することになります。前回の経済のアップデート(統計のアップデート)以降、該当機体のゲームプレイ状況が良い方向に変化し、単位時間あたりの基本報酬が増加しました。従って、次回のエコノミーアップデートにおけるデータ(統計)のアップデートでは、その報酬倍率の変更により、収入が必要な水準に調整されるようになることでしょう。これは双方向に作用するため、例えば、J-7D、F-104S TAF、MiG-23ML、MiG-21 Lazurなどの機体では、リアリスティックバトル(RB)モードでの倍率は増加することになります。

これと同時に、プレミアム兵器は常に研究可能な兵器よりも高い固定収入が与えられ、また修理費も減少されることで、平均的で良好なバランスが設定されます。高ランク帯のプレミアム兵器は、トップランクの研究可能な兵器とは異なり、報酬と収入の両方が増加されます。

個別の質問に対する回答:


Q:アーケードバトル(AB)のヘリコプターの修理費が増加したのはなぜでしょうか?
A:現時点では、「永久対立」モードのPvEミッションはヘリコプターが使用される主なアーケードモードですが、AIの抵抗が弱く、兵器寿命が長いというのが特徴です。そのため、シルバーライオンの収入はかなり安定して供給され、リスポーンにかかる費用も頻繁に消費されることがありません。単位時間あたりのコストを一定水準に保つため、適切な修理価格が設定されています。

Q:リアリスティックバトル(RB)で、同一の機体(トーネード IDS マリーネフリーガーとトーネード IDS(1995))の修理費が異なるのはなぜでしょうか?
A:その理由は、実際にはこれらの航空機は同じではないからです。ドイツのトーネードには誘導兵器がなく、主に基地を破壊する攻撃機として空戦で使用されます。それに対してイタリアのトーネードは、誘導兵器を保有しており、平均寿命が著しく短い地上戦で広く使用されています。これらの各兵器の単位時間当たりの必要な平均出費を確保するために、これに対応する修理費が算出されています。

Q:PTL02は適切なランクに移されるのに、M46「ティーガー」やPT-76-57はなぜ移動されないのでしょうか?
A:研究可能な兵器はパラメーターが変更された場合、必要に応じてランク間をより自由に移動することができます。プレミアム(イベント兵器を含む)兵器の場合、その兵器のランクとそれ以前の兵器及びランクすべての研究が必要であり、所定の価格(ゴールデンイーグルやGaijinコイン、または費やした時間) で取得することになります。原則として、既に既定の価格で購入されたプレミアム兵器については、研究が必要な兵器の数を増加または減少する予定はありません。

以前に発表した変更点への追加


Begleitpanzer 57:Radkampfwagen 90の後の位置に移動しました。
プーマ:Begleitpanzer 57の後の位置に移動しました。
SIDAM 25:ランクVIに移動しました。
地上兵器の研究コスト、購入コスト及び関連パラメーターにかかるコストは、こちらの表を参照してください。