Pzkpfw VI "Tiger" Ausf. H1
2016-08-09 16:00
解説
戦車の設計は、アドルフ・ヒトラーがヘンシェルとポルシェの両社に新しい45トンの重戦車を開発するように命令した後の1941年の5月に始まりました。ヘンシェルがより伝統的な設計で勝利を収め、同社が車体を供給し、クルップが砲塔生産の責任者となりました。新しい戦車は、VK36.01(H)プロトタイプの生産に使われた多くの部品や設計思想を利用しました。戦車は、主砲に強力な8.8cm KwK L/56を採用し、500m以上離れたところからでも当時生産されたどの連合軍の戦車を破壊することができました。PzKpfw. VI Ausf. H1(改良が加えられ、1943年3月にAusf. Eへ変更)として、公式に設計された新型戦車は、遅延や製造上の問題に苦しみましたが、1942年5月に生産に入ることができました。最終的に、1347台のティーガー戦車が生産されました。1942年9月にレニングラード近郊で初陣を飾り、第二次世界大戦の終了までヨーロッパ全土にわたる前線の戦闘に参加しました。
北フランスにおけるⅥ号戦車"Tiger" |
プレイヤーがティーガーを操縦するのに使用可能なもう一つの効果的な戦略は「ハルダウン」です。「ハルダウン」とは、戦車の装甲を障害物(地形の高台など)の影に隠し、車体の防御を上げるため、砲弾の俯角や正面砲塔の装甲を利用し、敵にはわずかな被弾面積部分しかさらさない方法になります。8度の砲弾の俯角と150mm近い正面砲塔の装甲があるので、ティーガーはその役割に適任でありました。しかし、『War Thunder』で戦車の砲身は破壊されることもありますので、敵がこの重要な装備を破壊することを防ぐためにも、障害物の影から砲塔をさらす時間は最小限にとどめることを勧めします。
ドイツ兵がティーガーの装甲に命中しながらも 貫通しなかった砲弾痕を調べている様子 |
総合評価として、ティーガーは信頼のおける強力な重戦車であり、戦闘の結果に大きな影響を与えることができるでしょう。このドイツ重戦車の系統をより極めていくと、ティーガーの兄貴分である3タイプのティーガーⅡへとたどり着く。
著者:Adam “BONKERS” Lisiewicz