『War Thunder』:BOT問題と対策


今回は、コミュニティでますます広まっている、バトルで不自然な行動を取るBOTに関する問題を取り上げたいと思います。また、疑問を抱かざるを得ない奇妙な統計を持つプレイヤーアカウントの問題も存在し、このようなBOTの性質とそれらに対抗するための計画について、コミュニティに情報を提供し続けることが重要だと考えています。

まず第一に、この問題を継続的に報告してくださったプレイヤーの皆さまに心からの感謝を申し上げます。皆さまの積極的な協力により、このコミュニティを強固かつ活性力のあるものにしてくれています。最近、ゲーム内で活動するBOTの数が急増していることは、私たち全員にとっての懸念事項であり、その問題に取り組むために日々尽力しています。

過去数か月間に渡り、私たちはこれらのBOTの動作方法を把握し、作成者の動機を知るために包括的な調査を行ってきました。そして、何よりも重要なことは、どうすれば最も効果的にBOTと戦うことができるかを理解することです。これは容易な取り組みではありませんでした。なぜなら、多くの場合、実際のプレイヤーもこれらのBOTと似たような動きや戦い方を行うためです。もちろん完全に同じというわけではありませんが、注意深く誤差の範囲を取り除き、誤って検出しないことを確実にする必要がありました。

BOTは、主にアカウントの人為的な強化に用いられ、そのあと利益を目的として売買されます。この行為には、盗まれたクレジットカード情報を不正に使用することもあります。また、BOTソフトウェアがプレイヤーアカウントを強化したい人々に販売される場合もあります。これらの行為はすべて、私たちの定めたゲームの利用規約に違反し、プレイヤーとゲーム全体の両方に悪影響を及ぼします。

現時点では、即時可能な対応として、私たちは遭遇するBOTを検出し、アカウントを凍結しています。例えば、先週末にはプレイヤーによる数百もの報告を調査し、BOTまたは他の禁止されたチートソフトウェアを使用していることが確定した215アカウントを凍結しました。したがって、BOTまたは強化アカウントを他者から購入することは、遅かれ早かれアカウントの凍結に繋がり、お金とゲーム内の進捗の両方を失うことになるという事実を改めて強調したいと思います。また、BOTを発見した場合は、ゲーム内の報告システムを通じて報告していただくようお願いします。皆さまのサポートによって、これらのBOTをより迅速に排除できるようになります。

以前、一部の報告が通報通りに該当アカウントの凍結につながらなかった事例があったことを認識しており、深く反省しております。皆さまの声は私たちにとって重要であり、すべての報告がゲームの公正性と完全性を保つために価値があります。この問題への対処法として、現在はより迅速かつ応答時間を確保するために、バグレポートの処理システムの全面的な見直しを行っているところです。さらに、BOT問題への理解と対処を効率化するため、BOT専用のレポートのカテゴリを導入する予定です。

しかし、個々のBOTに関連したアカウントを凍結するのは、単に一時的な解決策であることを私たちは十分に理解しています。そこで、『War Thunder』の適切なゲームプレイ体験を維持するため、長期的な解決策を見出すことに専念しています。私たちはさまざまな選択肢を検討しており、必要に応じてBOTの使用を抑制するために、疑わしいと判断したアカウントに対しては、戦闘前または戦闘中に「CAPTCHA」認証システムのような抜本的な対策を講じる準備もしています。

次期大型アップデートとロードマップのエコノミーアップデートを実施後、今後のスケジュールをより明確にわかるようにいたします。この問題の解決に向けた私たちの決意は確固たるものであり、一刻も早い対策の実施に向けて努力しているため、どうかご安心ください。

皆さまの辛抱強いご理解と変わらぬご支援に感謝いたします。また、近日中に最新情報をお伝えできることを楽しみにしております。