エコノミーアップデート:ロードマップ進行状況VII


6月に発表した『War Thunder』ロードマップについて、皆さまに進行状況をお知らせします。何よりもまず、私たちがロードマップに沿って作業を進めている間、忍耐強くご理解いただいている皆さまに感謝の意を表したいと思います。最近、他のロードマップの変更を実施した後、進行状況が変わったことに対する皆さまの期待と熱意に気付きました。今回は、これらの変更について、皆さまにご説明する準備が整ったことをお知らせします。

最初にロードマップを発表した際、私たちは兵器同士をグループ化し、技術ツリーを圧縮することで、研究と進行を改善すること、これと並行して、グループ化された兵器(グループ内の最初の兵器を除く)に必要なリサーチポイントを50%減少することを目指しました。私たちは、広範囲にわたってこの変更に取り組み、以前お約束した通りに実装できることを嬉しく思っています。

私たちがロードマップのサイクル全体を通して行ってきたように、これらの変更を検討する際の内部の仕組みや決定事項、そしてそれらが『War Thunder』をプレイする時間にどのような影響を与えるかについて説明したいと思います。


研究ツリー変更


皆さまには、包み隠さずにご説明したいと思います。『War Thunder』の研究ツリーは、長年にわたって大幅な再構築がされていませんでした。そこで、ツリー内の合理的な位置に兵器を配置し、限られた数の類似兵器をグループ化すると共に、必要に応じてリサーチポイントの調整を行います。そのため、計画されている研究ツリー内での兵器のグループ化は、私たちがゲーム開始以来、行ってきた中で、進行に対する最大の変更の一つと捉えることができ、ほぼすべてのプレイヤーの皆さまに影響を与えます。

これらの変更を行うにあたり、私たちはすべての兵器の位置とランクを慎重に検討すれば、可能な限り効率化できることにも気づきました。その結果、兵器をグループ化することで、ツリーを進めるために研究しなければならない兵器の数を減らすだけでなく、過去数年間にゲームに追加された大量の兵器を加味しながら、ツリーをより合理的かつ適切な構造にすることができます。

これらの変更によって招かれる結果は、多くのゲーム内国家にとって重大です。そのため、私たちは皆さまに、この変更に備えるための時間を提供すると同時に、長い間要望されてきたこれらの変更が、迅速にゲームに反映されるようにしたいと考えています。このトピックに関する皆さまからの貴重なフィードバックやご提案は、私たちにとって非常に重要であり、可能な限り収集をして検討したいと考えています。非常に大規模な変更となるため、今回は皆さまにお伝えするのみで、9月に予定されている次期大型アップデートに実施するのが最善の方法であると判断しました。この決断を進めることで、Liveサーバーへ反映する前にDevサーバーでリアルタイムにこれらの変更をテストし、前述した通り皆さまからのフィードバックやご提案を受け取ることが可能となります。


また、兵器のグループ分けと並行して取り組んできた、いくつかの追加の変更についてもお話したいと思います。以前は、ランクIIやランクIIIのうち、私たちの目から見てより低い一部の兵器については、その前の兵器を研究および購入する必要性を撤廃しました。これにより、プレイヤーは最初に選択した兵器が好みでなかった場合、より自分に合った兵器(およびそれに続く分岐)へと簡単に切り替えることができるようになります。しかし、『War Thunder』に新しく追加された小規模な国家において、ランクIやランクIIの兵器の数は、このルールを効果的に機能させるのに十分ではなかったため、新しい研究ツリーにはギャップがありませんでした。また、ランク間のギャップが、実際には新規プレイヤーにとって意味のある形で役立つわけではないことにも気づくことができました。

したがって、すべての国家の地上車両(陸軍)と空軍の研究ツリーにおいて、ランクIおよびランクIIの兵器間の研究の繋がりを削除することにしました。これにより、ランクIは各研究ツリーの「プレビュー」ランクのように感じられ、プレイヤーはその国家の兵器をどのようにプレイできるかを少し味わうことが可能になります。その結果、新規プレイヤーは研究ツリー内で兵器がどのようにリンクされているか、次のランクをアンロックするための条件は何かを学ぶことができます。ランクIIに到達すると、希望する兵器のこれらすべてを研究できるようになります。

なお、国家ごとにさまざま特性を持った兵器を異なる数を所有しているため、それぞれの国家は同じではないことにご留意ください。そのため、類似している兵器や同じ兵器であっても、国家が違えばランクが僅かに異なる場合があります。これは、同じランクでも国家や兵器の種類によって、BR(バトルレーティング)が大きく異なるのと同様です。

それでは、これらの変更の例を見てみましょう。イスラエルを例に挙げると、陸軍ツリーのランクIVに位置するマガフのラインは、6両で編成されていましたが、今後は3両編成になります(他の3両はグループ化されます)。今後実施される変更に伴い、すべてのラインにおいて兵器が縦方向に3両を超えることはなくなります。







類似している兵器のグループ化(別称:フォルダー)に属する兵器を研究するために必要なリサーチポイント(RP)の量が半減することも、忘れずにお伝えしたいと思います。この喜ばしい変更により、皆さまの兵器のラインナップを、より迅速に開発して拡張できるようになるでしょう。

次の例を挙げてみましょう。チーフテン Mk 3からチャレンジャー 2Eといった、イギリスの研究ツリーにおけるランクVIからの新しい研究ルートにおいては、従来の2,690,000の研究ポイントではなく、1,600,000の研究ポイントのみが必要となります!その差は歴然で、ほぼ半額となります!もう一つの例として、ランクIIからランクIIIのアメリカの研究ツリーにおけるシャーマンを挙げると、必要な研究ポイントが162,000から100,700に減少します。



一部プレミアム・イベント兵器ランク上昇


プレミアム兵器を購入する際、またはイベント期間中にタスクを達成してイベント兵器を獲得する際、プレイヤーはその兵器が持つ性能や特徴、国家の研究ツリー内での位置やランクをすでに把握していると思いますが、時間の経過に沿って兵器の有効性は変化し、それに伴いバトルレーティングも変動します。すなわち、これらの兵器がそのランク内の他の兵器のバトルレーティングと相関関係がなくなることがあります。

私たちは、プレミアムおよびイベント兵器のランクを変更しないという原則に従ってきた過去があることをお伝えしておきたいと思います。これは固定されたランクを考慮した上で、これらの兵器を購入または獲得したプレイヤーが、ランクの変動によって利益あるいは不利益をこうむる可能性があるためです。しかし、研究ツリーの兵器に適用される変更の規模の大きさを考慮し、ツリーにより適合するよう、一部のプレミアムおよびイベント兵器に変更を加えることにしました。なお、これらの変更はプレミアムまたはイベント兵器のランクを上昇させるのみとなります。そのため、その兵器を所有する皆さまは、さらに多くの兵器の研究を促進できるようになるということを明確にしておきたいと思います!プレミアムおよびイベント兵器のランクを下げることはありません。


さらに、プレミアム兵器の価格改定についてもお知らせします。ストアで購入可能なプレミアム兵器や、次期大型アップデートでランクが上がるゴールデンイーグルで購入可能なプレミアム兵器については、研究ツリーにおける新しいランクに合わせ、価格が更新されます。これらのプレミアム兵器は、9月の次期大型アップデートの実施まで、現在の価格で購入することが可能です。

また、最大ランクに該当するBR(バトルレーティング)を持つプレミアム兵器は、その兵器の研究ツリー内の最大ランクに移動する予定です。ただし、最大のBR(バトルレーティング)と最高の戦闘能力を併せ持つプレミアム兵器をゲームに実装させる予定は、今後もありません。このような種類の兵器は、すべてのプレイヤーが興味を持った場合に研究できるよう、通常の研究ツリーのみに残ります。


皆さまのフィードバックをお待ちしています!


今回は以上となります!最後に、上記の変更点について、皆さまがご理解およびご納得いただけるまでに時間を要することは承知しており、私たちに辛抱強くついて来てくださる皆さまに今一度感謝の意を表したいと思います。また、公式フォーラムやSNS、Steam、Redditなどのプラットフォームに寄せられるすべてのコメントに、私たちは目を通していることも改めてお伝えしたいと思います。この長いプロセスを通しての皆さまのご支援に心から感謝しております。これらの変更に関するご意見ご要望をお待ちしておりますので、お気軽にお寄せください。



The War Thunder Team